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大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
七草粥
今日、1月7日は七草粥を食べる日です。

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と言っても、私自身はこういうことには疎くて、早起きしていつのまにか作っていたのはうちの奥さん。

七草粥には正月の食べすぎで疲れた胃腸を休める意味もあるんだとか。


七草とは、セリ、ナズナ、母子草(ははこぐさ)、ハコベ、小鬼田平子(こおにたびらこ)、カブ、ダイコンだそうです。

食用としてはカブとダイコンくらいしか頭にないです…(笑)。
初春 優雅にカルタを楽しもう!
お正月。
百人一首の季節です。

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私は小学生の時に実家で家族と何十回もやっていて、うちの奥さんも小学生の時に何回かやったことがあるという事だったので、久々にやってみようという事で年末に見つけて買っておきました。
読み手が居なくてもできるCD付き。 ツ○デレ百人一首じゃないです(笑)。


20年以上前、私の実家にあった百人一首も、読み手不要のカセットテープ付きでしたが、カセットテープだと毎回順番が変わらないので、上の句が一文字も読まれないうちに次の札を取ってしまうというウルトラCが時々(笑)。

しかし、なんとCDではランダム再生で順番をシャッフルできるようになっていました。(ちょっと感動)

しかも、ランダム再生しても筝曲のBGMがブツ切れにならないようにCDのトラック分けのタイミングが緻密に編集されていました。

プレーヤーのピックアップの移動で微妙にタイムラグができたりはしますが、ランダム再生でもBGMのテンポが大きくは狂いません。
また、分割点ではBGMの音量が小さめになっているので違和感もそれほど感じられませんでした。 地味ではありますが、これは秀逸なアイディアと編集技術ですね。
ちなみに、イントロの筝曲+序歌+100歌では、CDの最大トラック数では入りませんが、最後の3歌だけ1トラックにまとめて収録されていました。


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今回は札を並べていますが基本的には「散らし取り」のルールで、お手つきも不問で陣地間のやりとりもせず、最終的に取った枚数が多い人が勝ちとしました。

2人ともブランクは約20年以上。7歳のうちの子も参戦します。

CDを再生して対戦スタート!!

「あ~なんだっけ…」下の句が出てきません…。

上の句だけで「バシィッ!!」と取れた札は、私は藤原道信の「なほうらめしきあさほらけかな」と、蝉丸の「しるもしらぬもあふさかのせき」など数枚のみ。
昔は半数近くは上の句だけで分かったと思うんですが、まあ惨憺たる状態でした(笑)。

案の定、
「わがころもでは つゆにぬれつつ」と
「わがころもでに ゆきはふりつつ」などではお手つき多発。

うちの奥さんも記憶していたのは数えるほどで、3人とも下の句が読まれてから必死で探してました。

と言うわけで新春のガチの戦いは、
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奥さんが46枚、私が40枚、百人一首に初めて参加したうちの子(7歳)が14枚という結果でした。

子どもが14枚取ったのが驚き、というより大人のほうがすっかり忘れていて、ほとんど「下の句かるた大会」でした(笑)。 


続いて、いろはかるた。
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私と子どもで対戦したんですが、子どもが28枚、私が20枚で負けました。ありゃ~。
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おまけ。

小学生の頃、たまたま連れて行かれた「かるた教室」に取材が来て、

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(C)仙台放送

仙台市広報番組「さわやかレーダー仙台」
初春 優雅にカルタを楽しもう! 1987年1月放送
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うちの母がインタビューされていました。
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「若っ!」 23年も前ですもんね。


しかし、古いビデオテープの管理はなかなか大変ですね。以前の統一Ⅰ型のネタでも書きましたが、テープが劣化して画質が悪くなったりノイズが出たり、古い規格だと再生機器が無くなったりしてしまいます。
(統一Ⅰ型のレポートはまた続きを書きま~す)

私もお仕事で1インチやU-matic、BetamaxやHi8、ベータカムなどの旧規格をDVCAMやデジベ、D2にコピーしてきましたが、本数が多いと時間もかかりますしコスト的にも大変…。
特に古いアナログ規格からのコピーをしっかりやろうとすると、様々な状態のマスターテープを最高の状態でデジタイズすることにかなり神経を使うので、誰でも簡単に出来る作業ではなくなってしまいます。


個人的に録画した1987年のこの放送同録は、元がVHSなので質は良くないんですが、TBCで輝度やクロマレベル、HUEを調整してデジタイズ。(OAだとブランキング部分にCBが数ライン残っていて調整に使えるときもあります)
ついでにNLEで輝度信号をシフトして減算して擬似的にゴーストキャンセルして、その後にDTLを付加して音も整えてDVCAM(PDV)テープにコピーしたものです。 (テストを兼ねての個人的な保存用としての私的録画と私的複製の範囲内です)
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年代からしてP3+V1あたりで撮ってたんでしょうかね~?

ただ、これだけやってもマスターテープはまだ捨てていません。デジタル機材の進歩で修復可能なレベルが年々上がっていくので、アップコンもしかりですがアナログ規格のデジタイズは終わりが見えないのです…。
(うちの会社、独自のアップコンは某超解像より上を行ってます)(笑)



それから、世間ではあまり疑われていない気がしますが、DVD-R(有機色素ディスク)は長期保存用としてはおすすめできないと思います。(意見には個人差があります)
DVD-Rにコピー後、マスターテープを捨てている方も多いと思いますが、本当に残したい映像のマスターテープは手元に再生装置が無くなったとしても、DVD-Rにコピーした程度では捨てないほうが良いです。


加速試験の結果ではDVD-Rはずいぶん長持ちするような結果が出ていますが、実際の環境で適切に保管していたはずの年数が経過したDVD-Rの話を色々と見聞きすると、古いテープのままのほうが(カビさえ生やさなければ)よっぽど長持ちしそうな気がします。(意見には個人差があります)

国産有名メーカーでも品質の違いや不良ロット、ディスクの剥離、色素の劣化などなど色々と経験しましたが、やはり第三者機関がメーカー名を伏せずに調査結果を発表してくれないと…。もごもご…。


DVCAMはU規格やVHS、Hi8などの旧規格の受け皿としてよく使っているんですが、業務用のデジタルビデオ規格としてはテープが安い部類のDVCAMでも、テープのコスト(≒\1,200/hour)がけっこうかさむのと、保存場所や検索性が良くないというテープならではの問題もあるので、今後はテープレスとして無機色素ディスクでのBD-R化やイントラ内用のプロキシファイル化も考えて行こうと思っています。

英BBCでは10年ほど前から、映像や音声内容のテキスト情報をイントラ内で見られる軽量なプロキシ映像とセットでライブラリー化しているそうです。最近ではXDCAM HDやXDCAM 422などメインとプロキシ映像の2系統が録画される規格がありますが、ライブラリー化でも真似してみたいですね。
また、日本語の音声認識(テキスト化)の機能が付いてるノンリニア編集ソフトもありますから、(認識性能はイマイチでしたが)そういう機能も活用してみたいです。
バンバンバンが面白い
私のブログでは技術ネタは取り上げても番組のことは書いたことがありませんが(色々書きすぎるとまずいので…笑)、たまには番組絡みのネタも。

毎週金曜の昼過ぎ、毎日放送制作で全国28局ネットで放送されている生番組「バンバンバン」てご存知ですか?
坂東英二さんとMBSの山中アナ、毎回いろいろなゲストが季節の風景や旬の味を求めて全国各地から生中継する番組なんですが、これが面白いんです。
1時間の放送時間のうち、山道を歩いたり車で移動したり、ほとんどVTR素材の差込みの無い生中継で、まるで一緒に出かけたかのようにリアルタイムに現場の雰囲気を楽しめます。

VTR取材の番組だと、きっちり編集したうえに限界まで情報を詰め込んだものばかりですが、バンバンバンのゆったり感と緩さは、他の番組には無い面白さがあります。景色などをゆったり見せてくれるのも良いところで、番組内の中継枠とは一味違います。
放送が平日の日中なので、私は毎回予約録画してます。

このバンバンバン、季節や旬のものをリアルタイムに取り上げてくれるのもさることながら、ほぼ全て生放送というところが楽しい理由の一つでもあります。

夏ごろ、番組中に川で素潜りで魚を獲ったり、海でウニを獲ろうという企画の時には、なかなか予定通りに獲れなかったらしく、放送中にも関わらずほとんど会話がなくなったり、マイクを外して声が聞こえなかったり、出演者もバテバテという、他の番組ではまず考えられないような状況になったこともあったんですが、なんとかしようと頑張って、でもぜんぜん思い通りに行かない…。そういうところを隠さない(隠せない)。それがリアルで面白いんですね。

日光からの中継ではカメラマンをかたぐるまで持ち上げてクレーンとか言っていたり、あえて手作り感を見せていました(笑)
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(C)MBS

とは言ってもただ淡々と歩いたり移動しているわけではなくて、坂東さんと山中アナの会話がとても軽妙で(少し噛み合ってないところもまた面白いんですが)、山中アナから伝えられる色々な情報は「へぇー」と関心させられることが多く、坂東さんお約束のゆで卵ネタも楽しいところ。
さらに坂東さんの軽い自虐ネタはちょっと笑ってしまうところです。

番組にうちの会社が関係しているとか、関係者に知人がいるとかで別にヨイショしているわけではなくて(全く関係ないです)、「見たいテレビ番組が無い」とおっしゃる方が激増してしまった時代の中で、バンバンバンは最近ではあまり感じられる番組がなくなってしまった、テレビ本来の面白さが前面に出た番組だと思います。

他局ですが、私が起業する前、テレビの生中継や生放送の現場に出入りしていたのが10年前。ラジオの生放送の現場に居たのが8年ほど前。現在は生放送や生中継などの「生」仕事からは少し離れた位置にいますが、バンバンバンのような「緩さ」を前面に出した演出はちょっとうらやましい気がします。スタッフも楽しいだろうなあ(笑)。


しかしこの番組、ただ緩いわけではありません。よく見ていると最新技術とスタッフの並々ならぬ努力が垣間見えてきます。

オープンカーで明石海峡大橋界隈から中継していた回では、(併走する中継車への伝送はおそらくデジタルFPUで)出演者が乗った走行中のオープンカーからの映像が全く乱れることなく、また車からの映像をさらに中継している中継車が橋の下を何度通過しても全く瞬断がありませんでした。
中継車から衛星経由だったのか、ヘリ受けのマイクロだったのか、仮設の受信ポイントも作って切り替えていたかは分かりませんが、あの安定度はマラソン中継で実績のあるMBSさんの面目躍如ですね。
(今はFPUで無瞬断のダイバーシティがあるのかなぁ? 近いうちに聞けたら聞いてみます…)

また、立山黒部アルペンルートの回や山道を歩く中継などでは、景色の良い場所に何台もカメラを配置していたり、毎回のようにハンディカメラが出演者と一緒にかなりの距離を歩いて移動するという、スタッフの努力と根性は大変なものです。 (カメラはそれぞれ中継車までながーいケーブルで繋がっています)

番組中に説明される情報や解説(制作スタッフの事前取材)がしっかりしているところも番組の幅を広げていますね。

番組をふつうに見ているだけでは裏方の努力はなかなか見えてこない部分ですが、最新技術とスタッフの努力がこの番組を支えているんですね。


「テレビ離れ」が言われだして10年。テレビよりYouTubeをよく見るという方もいらっしゃる時代ですが、まだまだテレビでしか見られない面白い番組はあります。

実は私はディレクターがメインだった時代があるんですが(今でもご存知の方から依頼されると技術を任せてディレクションをしている時がよくありますが…)、テレビもラジオも情報番組などでは詰め込みすぎにならない「生放送」がいちばん明快で良い場合がけっこうあると思います。

私のふだんの仕事でも、ニーズに応じてきっちり「作り込み」はしますが(笑)、「充実」と「情報過多」は違いますから、バランスはとても重要ですね。
>>続きを読む
お盆もお仕事です
2日ほど他社さんの現場のお手伝い(カメラ)で中国地方に行って来ました。

自宅に帰れたのは夜中の1時過ぎ。帰りの道中、私はちょっと寝ちゃってたんですが、岡山あたりはかなり雨が激しかったですね。

新しく出たソニーの業務用HDカメラ(HXC-100)を初めて使いました。(残念ながら、うちの会社で買ったんではなくて、他社さんの機材です)関西では初の導入例なんだとか。
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1/2インチCCDのXDCAM HDでは感度がF8(2000lx、89.9%反射)と暗く、S/Nもそんなに良くはなかったので、撮影用の照明を足せない条件ではとても大変だったわけですが、HXC-100やHSC-300ではHDW-750などと同様のF10になったので、やっとSDカメラに近い感覚で使えるという感じです。
しかし、放送用のHDCシリーズと比べるとだいぶ安くはなっていますが、それでもHXC-100本体だけで定価は240万円ほど。レンズやCCU、コンパネやケーブルまで含めると1セットでおよそ500万円(定価ベース)になります。
また、このカメラは単独では記録部を持たない中継専用の仕様なので用途は限定されます。
SD時代は目的に合わせて組み合わせが変更できたりしましたが、今回の新しい機種は用途限定だと考えるとまだまだ高いですよね。

先週はVEとして、今回はカメラマンとして初めてこのセットを使ったので取説も見て機能や設定を確認しました。主な特徴ですが、HXC-100は2/3インチCCD、感度がF10(59.94i,2000lx,89.9%反射)です。HDの撮影モードでは1080では59.94iと50i、720では59.94pと50pに対応しており、60p、60i、24p、23.976pには対応していません。
その他、リターンが4系統(SDI/VBS混在可)見られるようになっていて、カメラ本体からもHD-SDIが出力できるほか、ダウンコンも入っていてVBSでも出力できます。プロンプトビデオはVBS専用。また、インカムは4ワイヤー仕様で制作・技術ラインが選択できるほか、PGM AUDが2系統入力できます。インカムは設定次第でクリカムやRTSとも互換性があるようです。
その他、カメラ~CCU間の音声チャネルが2chになっていたりと、放送用(HDCシリーズ)により近い仕様になっていました。

欠点としては、ホワイトセット時もマニュアル時も色温度の数値が表示されなくなったこと。それと、CCU本体に付けられるコンパネでは機能が限定されるので、放送用のような操作項目や操作性をCCU側で求めるのであればRCPシリーズのリモコンが必要です。

また、従来、ソニーのショルダータイプの業務用カメラでは、中を開けてサービスモード(本来はメーカー調整の項目のため説明書には書かれていません)に入るとカラーマトリクスやガンマ、ディテールの細かい設定が調整できて、好みの設定や個体差調整が可能なので私はよく調整していたんですが、DXC-D50やXDCAM HDではそれらの一部の項目がユーザーメニューに加わり、HXC-100ではそれに新しい機能が増えた感じです。機能は満載ですが、一般的な業務ユーザーが数多くの機能を活用できるかは微妙だと思います。価格からして業務用の範疇だと思っていましたが、仕様や機能はほぼ放送用でした。メモステが刺さりますが、従来通り設定値の管理用です。

どうせメモステが刺さるなら、家庭用の機種で使っているエンコーダーを載せたりしてAVCHDででも録画できたら楽しいと思いますが、業務用・放送用でそんなことをしたら他の業務用製品が売れなくなりますから、間違ってもそんな楽しい機能は付かないでしょうね。(笑)
ちなみに、XDCAM HDのカメラでフォーマットしたメモステはフォーマットが異なるのか「カードエラー」を起こしました。XDCAM HD/422ではカメラ自体がリナックスOSで動作しているとの事でしたが、HXCはまた違うんでしょうか。DXC-D50とXDCAMでもメモステは互換性がなかったですね…。


便利なのは、自分のVF上にリターン映像を重ねる機能。
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ミックスカラーやレベルが変更可能でした(今回はモノクロVFですからカラーは関係ありませんけど)。このとき、私は最終的には13%ミックスが最適でした。結果的に常時ONで何ら問題ありませんでしたが、アサインボタンでミックスをON/OFFできるようにも設定しておきました。
万が一の押し間違いが怖かったのでとなりの5600kのアサインボタンはFAN MAX(!)に変えておきました。

ミックスレベルが濃いとわけが分からなくなると思いますが、自分のカメラの映像にほんのわずかにPGMが重なって見えるようにすると、リターンを押さなくても常にPGMの状況が微妙に分かるようになります。(旧HDCのようなVFのPinP機能では、自分の撮っている画の一部が見えなくなるので嫌)

特に、自分のカメラが被写体の動きをフォローしている時など、リターンを長押ししてPGMの状態をしっかり見ることは出来ないので、うっすらと重ねてくれる機能は便利だと感じました。
今回もリターン映像をしっかり見たいときには従来と同様にパン棒につけたスイッチを何百回となく押して見ているわけですが、従来のリターン押しだけでは確認しきれなかった、PGMの映像の状況やカメラの動き、カットの繋がり、フレーミングやサイズのバランスをより認識しやすくなりました。

今回は2カメだったわけですが、自前の小型液晶(三脚に固定)にプロンプトビデオの回線を使って、もう一台のカメラの映像を常に出していました。
これだと自分にタリーが来ている時でももう一台が何を撮っているかチラ見できるので、繋がりも考えたカメラワークができたと思います。
(最初はリターン2で別カメラの映像を見ていたんですが、レンズリモートにリターン2のボタンがなくてカメラ前のRECボタンにアサインしていて、レンズに手がかかっていると押せなかったのでプロンプトビデオで外部のモニターに出しました。もう一台のカメラのVBSから直接繋がなかった理由は、長いBNCケーブルが無かったのと、年上のカメラマンのカメラから直接ケーブルを繋いでモニターを自分の手元に置くというのを遠慮したかったからです…)

事故やミスの無い確実なオペレーションが出来るのは当然として、新しい機能も活用してこそ、全体的な質の向上にも繋がりますよね。

話は長くなりましたが、カメラはけっこうS/Nも良くて好印象でした。局でもHDCは高すぎるから買えない(買わない)という話は聞かれましたが、今後、地方などでは地上波局でもHXCやHSCシリーズを中継・スタジオ用として導入する例が出てくるかもしれないですね。使用可能なトライの長さがHSCで900m、HXCで600mとの事ですが、この部分が問題にならなければ、またHSCは箱レンズのアダプター(操作性が違いますが、ELH-xx-xxなどレンズメーカーが出しているスタンダードレンズアダプターのほうが安く、1/4くらいの価格ですが)も出ているので88倍、100倍などの高倍率レンズを使用する中継用としても問題なさそうです。
感度の悪い古いHDCより、HSC、HXCの方が良いかも。


出張のお土産は高速道路のサービスエリアで買ったこちらのバウムクーヘン。
お盆ですごい人でした。
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今年のお盆、お仕事のお休みはありませ~ん。(泣)



それから、ついでに書くような事でも無いんですが、のりピーさんの事件は残念でしたね。自分から出頭したのがせめてもの救いだとは思いますが、しっかり反省して、まずは人として立ち直ってほしいですね。

のりピーさんとは一度だけですが、だいぶ前、ある番組の単独取材でお会いしたことがありました。いつお会いしたのか資料をひっくり返してみたら、ちょうど5年前の夏でした。(私はカメラを担当)
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私もロケは数千回行ってますから、はっきり言って憶えていないことのほうが多いんですが、この時のことはよく憶えています。
一度しかお会いしていないので断言はしませんが、その時ののりピーさんはかなりのハードスケジュールで疲れていたにも関わらず、カメラが回っていない時も疲れた表情は見せず、何かの「待ち」が発生しても嫌な顔一つせず、常に笑顔を絶やさない「頑張り屋さん」という印象でした。
それと、周囲に気を遣う静かでおとなしい方だなと感じました。
5年前の話ですけどね。

今回、なぜあんな事になってしまったのかは分かりませんが、今はタレントとしてどうこうと言うよりも、しっかり罰も受けて反省して、まずは人として、「母親」として立ち直ってほしいですね。
日食どうでした? 天気は?
昨日の日食、ちょっとでも見られましたか?
お仕事の手を休めて、外に出て観察された方も多かったようですね。

前回書いた天気の予報じゃなくて「予想」は、その後風向きが少し変わって梅雨前線が南下する速度が落ちたので、私が日食の時間帯に期待していた大阪の晴間は、結局半日遅れで夕方になって見られる状態でした。残念。

しかも、風向きが変わらず予想通りすんなり前線が南下していれば、山口県の集中豪雨もあそこまではひどくならなかったかも知れません。しかし、前線が活発になっていたとはいえ、朝の段階ではあんな集中豪雨が起こるとは予想できませんでした。
梅雨前線の動きと作用は非常に難しいですね。実際、この時期は気象台が出す天気予報も短期間でコロコロ変わることがよくあります。


さて、日食ですが、大阪(八尾市)では、空一面が雲に覆われていて、太陽の姿をはっきりと見ることは出来なかったんですが、時々、雲が薄くなると欠けている様子が見えました。

ずっと見ていたわけではないので、もっと見えやすかった時があったかもしれませんが、欠けていた太陽が元に戻っていく正午過ぎに撮影した写真です。(手持ち)
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300mm x2 (APS-Cの135換算 f=900mm)
ND8+ND8, F16, SS:1/3200, ISO 200 ※縮小のみ


ちょっと拡大。
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元の写真は300mm x2 (APS-Cの135換算 f=900mm)
ND8+ND8, F16, SS:1/2000, ISO 200 ※切り抜いて縮小


曇りではありましたが、やはり太陽が姿を現した瞬間は裸眼ではまぶしくて見ていられません。
観察や撮影に当たっては、適切な手段で減光しないといけません。

撮影時の減光は、当初予定していたND400+ND8+ND8では、曇りの状態では何も見えませんでした。雲の状況が刻一刻と変わるのでなかなか選択が難しいところでしたが、↑の2枚の写真はND8が2枚です。

(なお、光学ファインダーを使用しての撮影に当たっては、NDフィルター以外にも目の保護のため可視光・赤外領域をカットする金属蒸着タイプの特殊なフィルターを併用しています。フィルターの種類や使用方法などについては、製造メーカーや販社などが提供する情報を参照してください)

ちなみに、今回は曇っていたので使わなかったものの、用意していたND400(9段減光)は最近になって再販されたND400Proではなく10年近く前に購入した旧タイプです。
(現在販売されているND400Proの仕様は分かりませんが) ND8などでは可視光から近赤外領域までわりと均一に減光できるものが多いのに対し、旧ND400では700nmより波長の長い近赤外領域の透過率が可視光領域の10倍程度もあります。
よって、晴れた日にND400を使って太陽の観察をしたり、光学ファインダーのカメラに装着して太陽を撮影するのはとても危険です。

※太陽観察用のフィルターの特性について詳しく知りたい方は「天文教育普及研究会 世界天文年ワーキンググループ 太陽フィルタ測定チーム」のレポート「太陽観察用各種フィルタ類およびその代用品の透過率測定」を検索してみてください。


今回は写真のみ撮影したわけですが、135換算のf=900mmでは10Mピクセルのデジ一(3872x2592)で太陽がおよそ800x800のサイズでした。画面一杯に写しこむにはやっぱり月と同様f=2000mm以上が必要ですね。

実は21日夜、他の仕事の準備がてら色々と準備はしていました。
太陽撮影用のフィルターを装着したENGカメラ用レンズです。
(万が一ダメにしても大丈夫な旧型で…)
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(レンズ内蔵と外付けエクステンダーで135換算 f=2000mmほど)

私自身は天文ファンでもなんでもないんですが、実は他にも準備していて、太陽撮影用の望遠Aカメ、望遠Bカメ、空の様子を広角で撮る固定Cカメ、どの程度暗くなるかを撮影する実景固定Dカメ、温湿度計を撮影し続けるEカメのビデオカメラが計5式、それに加えて写真用のデジ一も2台…。

他の仕事の撮影の準備がてら、(単なる思い付きで)それぞれ3時間録画し続けられるVCRとモニター、TC分配、電源まで用意して機材車に積み込みまではしたんですが(笑)、朝起きて気象情報を確認して「こりゃだめだ」と思って、早々に倉庫に戻してしまっていました。

うーん、大阪でもこんなに見えたんなら、サスプロ(自主制作で費用持ち出し)でも何でも良いから撮影しとけば良かった…。 と後悔しても後の祭り…。

3年後の金環食と、26年後の皆既日食は是が非でも撮らねば。(笑)
やっぱり赤道儀も必要かなぁ…。



ところで、前回の記事に関して、「なんでそんなに気象に詳しいの?」とご質問をいただいたんですが、実は大学生の頃、好きが高じて気象予報士の試験を受けようと思ったことがあるんです。
前回、資料として見た気象関係の本も、一部は気象予報士試験を受ける人向けの本だったりします。
勉強はしたものの、結局は他のことが忙しくて試験を受けるまでは至らなかったんですが、今でも知識としては日常生活に役立つことがけっこう多いです。細かい事はほとんど忘れてますけどね…。
さて明日は日食ですが、天気が…
明日、7/22はご存知の通り日食ですね。

ニュースなどで皆さんご存知と思いますが、今回の日食は奄美大島や屋久島などでは太陽が完全に月に隠れる皆既日食。他の地域でも部分日食が見られるそうです。

マウスカーソルを画像に重ねると繰り返し再生されます。
20090721-1
(c)NASA
(7/21 15時追記。右上の時刻表示がGSTなので、JST:日本標準時としては9時間進めてください)

大阪では午前9時47分に食が始まり、午前11時05分30秒が最大で、82.2%欠けるそうです。食の終わりは午後0時25分。

しかーし。
梅雨じぇんしぇんが停滞していて、数日前から雨ばっかり…。

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(c) YAHOO JAPAN

22日の大阪の天気予報は「曇り時々雨」。降水確率は50%。 

こりゃだめか…。

しかし…

高層天気図(300hpa 7/20 12時)
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(c)気象庁

20日の昼現在では、沖縄あたりにある高気圧と、中国にある低気圧の気圧差があまり大きくないので前線は南北にはそれほど大きくは動かないと思われるのですが(梅雨前線の特徴ですね)、↑の高層天気図を見た感じでは、西北西の風があるので22日までに前線は横一線に近い状態からある程度南下して歪むはず。
梅雨の時期は晴れの日、雨の日の移り変わりが速いので、今日が雨でも明日は晴れるっていう可能性もあります。

22日の昼は九州から東海にかけては一時的に前線が全体的に南東に移動して太平洋まで抜けるかも知れません。雨の範囲は天気図上の梅雨前線から北へはおよそ100~150kmくらいまでが目安になるので、ぐいーっと梅雨じぇんしぇんが南下してくれれば、いわゆる「梅雨の晴れ間」になります。というか、なってほしい。

500hpa、300hpaの高層天気図で見ると、それほど強くはないものの西北西の風があるので、もしかすると大阪でも雲の切れ間が出来るかも。(希望的観測)
しかし、あんまり南下すると九州南部や沖縄とかが怪しくなりますね…。ツアーで皆既日食を見に行った方々のほうが…かも。

西日本では北九州や山陰で雲が切れる可能性があります。大阪は微妙。
ただ、梅雨の時期はけっこう予報が難しいと言われているので、全く外れるかも。
(私は気象予報士じゃないので保証はしませんよ)(笑)

まあ、直接見られなければテレビの中継で見るしかないですね。地上がダメならたぶん航空機から撮影して中継してくれるでしょう。

私も一応、写真用の減光フィルター(ND400+ND8+ND8)を準備しています。

(参考資料)
「天気予報の技術」(東京堂出版) 1994
「改訂版NHK気象ハンドブック」(NHK出版) 1996
「天気のことがわかる本」(新星出版社) 1997
カブトムシが羽化しました
うちの子が飼っているカブトムシが羽化しました。
(とは言っても世話していたのは全部うちの奥さんで私と子どもはほとんど見ていただけですが…)

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3月末に友達から幼虫を二匹もらい、(うちの奥さんが)色々と調べて腐葉土やえさを準備して飼育していました。

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毎朝どうなっているか確認するのが子どもの日課になっていましたが、たぶん二匹とも同じ日に羽化したようです。
んが、しかし、一匹はフタを破って逃走した模様(痕跡あり)。まあ、ちょっと残念ですが元気に羽化した証拠でしょう。

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残った一匹はオス。けっこう大きいですね。うちの子も喜んでいました。

エサのゼリーをうまいこと見つけて食べてくれるか心配でしたが、翌日見てみるとしっかり食べた様子。
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きっと、もう一匹は(まだ準備していなかったので)エサを求めて脱走したんでしょう。

メスを買うか貰うかして、つがいにしてあげようという事になりました。
新型インフルが広がっていますね。。
3日前から、兵庫県と大阪府内で新型インフルが広まっていると報道されていますが、弊社のある八尾市でも小学校6年生1名が感染していることが昨夜(5/17夜)に発表されました。

八尾市は大阪市の東隣り、東大阪市の南側に接している人口およそ30万人のベットタウンで、多くの市民が仕事や通学で近畿圏内を行き来しています。新インフルですが、近畿圏内で広範に広がる可能性があるかもしれませんね。
まあ、八尾市内で感染者が1名出たと言っても、30万人も住んでいる広い町ですから接する可能性は非常に低いのですが、ちょっと心配なので外出はなるべく控えましょう。

うちの家族でも先週の土曜、野球観戦(京セラドーム)に行く予定を中止しました。

八尾市内の大型ショッピングモールでは、子どもが遊べる場所が閉鎖されているとの事です。
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(写真はイメージです)

大阪府下の中・高は今日(18日月曜)から1週間休校とテレビなどですでに報道されていますが、八尾市の小学校の休校情報はなかなか出ず、八尾市のホームページによると18日(月)の午前03:30頃に「25日(月)まで休校」、午前07:27に「19日(火)~25(月)」まで休校と変更になりました。

先ほど、(18日月曜)の午前07:50に八尾市教育委員会の窓口に電話で問い合わせたところ、八尾市内の小学校は「18日(月)は午後以降休校、25日(月)まで休校」とのことです。
電話で聞いた感じでは、連絡が間に合わず今日の午前中は休校にならなかったような雰囲気も…。

ただ、うちの子が通う学校とは別の学区の八尾市内の別の小学校では、学校の連絡網で昨夜(17日夜)のうちに今日(18日)からの全面休校が通知されていた学校があることから、学校によって対応が異なるのかも知れません。
(特定の小学校について複数情報を得ていますが、現時点では自治体が公表していないので具体的な学校名など明言は避けます)

これらの情報、昨夜のうちから各校での対応など、最も早く伝わってきたのはママ(奥さん)同士の携帯メールや電話での情報交換でした。こういった場合、デマや誤情報には細心の注意が必要ですが、マスコミや行政の公式発表、地域メディアよりかなり早い段階で色々な方面から情報が入ってきます。やはり生活の安全に関係することへの対応はみんな真剣ですもんね。

また、府下の一部の自治体では昨夕から更新されず負荷の急増でホームページにアクセスできない状況が続いていたところもありましたが、八尾市のホームページでは早い対応でした。
めずらしく…と言うと怒られそうですが、今回の八尾市の対応は良かった。深夜の記者会見といい、新市長やるなぁ。

朝のテレビの地方ニュースや情報番組では、繰り返し(政令指定都市は市長判断のため)大阪市と堺市を除く中・高が1週間休校に決まったという情報と、マスクが売り切れて困っているというインタビュー素材ばかり。それ以外の各自治体の対応などはテレビではほとんど報道されません。
近畿圏は県域放送ではなく2府4県をカバーする広域エリアのため、地域情報があまり扱われないという特性がありますが、こういうときに不便ですね。
NHKのGTV(総合テレビ)では、昨日の夕方はL字放送でインフル情報を流していましたが、今朝はやっていませんでした。

学校の電話連絡網は今朝は使われなかったんですが、八尾市のホームページでは深夜は「25日まで」、午前7:27に「19(明日)~25日まで休校」と突然の変更。今日は行かなくても欠席扱いにはならないという別の情報もあったり…。
登校時間に外を見れば、交通安全の指導員は立っていても学校に向かう子供の数はいつもよりかなり少ない。学校はやはり電話が通じず、「どうするよ?」という時間がしばらくありました。

今回の新型インフルエンザは弱毒性と言われていて、国内の感染者は比較的早くに全員回復しています。
ただ、そう遠くない将来に鳥インフルのパンデミックの可能性が危険視されているのですから、表現は適切ではないかもしれませんが、今回を予行と考えて危機管理体制(特に情報伝達手段)を見直しておく必要があるんじゃないでしょうか。

最も正確で早い地域情報がママ友のメールってのは…。
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2009年の夏を先取り!? NEW扇風機
2009年の夏を先取り!? とか言いながら、オシャレなどとは全く関係のないオッサンくさい話題ですが…

お仕事で収録用、スイッチング用、送出用など機材の仮設ベースを設置することがよくあります。
ホールなど、場所によっては「中継機器室」というような部屋があって、真夏でも凍えるくらい寒くなるところもありますが、展示会会場の仮設ブースの裏、ホールの舞台袖、その他建物の廊下、屋外のテントなど空調が効きにくい、または空調が無い場所に設置せざるを得ないこともしばしば。

収録に使用している放送・業務用の機材のほとんどは冷却ファンを内蔵しているので、真夏でも直射日光下でなければ機器自体が熱でおかしくなることはまず無いのですが、問題は人間のほう…。
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(かなり以前の私。10年以上前です…。)

真夏に空調のあまり効かない場所で連絡用インターカムのヘッドセットや密閉型のヘッドホンをつけて長時間仕事をしていると、暑さで意識が朦朧としてきます…(大げさ)。

というわけで、以前はこんなふうにしていたのですが、
(家庭用、事務用などの扇風機)
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ちょっと邪魔だなあ…ということで色々探して、

2007年頃から使い出したのが右上の小型扇風機
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(ホームセンターで\2,000-ほど)

しかし、この扇風機は風量が少ない割に騒音が大きく、まれにケーブルが隙間に入ると大変でした。カラカラカラカラ… 「うを~っ!」

ということでより強力な風量と静音性、安全性を求めて2008年から使い出したのがこちら。
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>>拡大!!<<
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別の写真がありました…。
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(家電量販店で\2,000-ほど) 山善 【扇風機】卓上扇 YDS-J14-WD

他社のスタッフさんからも「これ良いね~。どこで売ってんの~」と、合計すると30人近くに紹介して、カメラマンさんや音響さん、照明さんも含めけっこう周囲に普及して行きました。

しかし、以前使っていた丸型の扇風機ではほぼ問題にならなかったんですが、パワーが強い分モーターから発せられる交流磁界が強いらしく、CRTモニターの画面が多少揺れてしまうのでモニターとは少し離さなくてはならず面倒でした。本体は軽いんですが、大きめなので持っていくのもちょっとだけ邪魔…。

というわけで、何か良い機種は無いものかと考えていましたが、昨夜、焼き鳥を食べに行った帰り、ふらっと立ち寄ったアリオ八尾の家電コーナーで売っていたのがこれ。
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パソコン用としても良く見かける100mm角型のファンを内蔵した扇風機です。「これだ~」ということで即購入。(\1,980-)
コンパクトデスク扇風機 ホワイト JPM-108(WH)
注) 夏を先取りってのはこれのことです…

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ACアダプターが外付けで風量はそれほど強くありませんが、まあまあ静か。ちょっと試した感じではCRTモニターへの磁界干渉もほとんどありませんでした。角度も自在で持ち運びも簡単。

2009年の夏現場では欠かすことの出来ない戦友になってくれるでしょう(笑)


扇風機本体はあまり見ないタイプの細いDCジャックですが、12V入力なのでXLR4pinから繋げるケーブルを自作して機材で使っているエンデューラ(リチウムイオンバッテリー)も試してみようかと思ってます。Ni-cdやNi-MHでは致命的なところまで過放電してしまいますが、Li-ionタイプではバッテリー自身の保護回路(終止電圧11V)で止まってくれそうですし、外部に保護回路を付けなくても行けそう…。
(各自試される場合は自己責任でお願いします)

ちなみに、以前使用していた扇風機は、編集室の機材ラック内でちょっと気流が滞留しがちなポイントに置いたり、持ち出しで酷使するノートパソコンの冷却用として活躍しています。
それと、収録現場では万が一のトラブルを考慮して扇風機はなるべく機材とは別系統の電源から給電しています。もし扇風機が故障して機材電源が落ちたら笑い事にならないですからね。(笑)
パルスノイズが飛ぶ可能性もありますから、本番中にスイッチをON/OFFしないのも大事です。


それから、全く話題は変わりますが、昨晩行った焼き鳥屋さん「鳥貴族」に貼ってあった「鳥貴族のうぬぼれ」。
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以下引用

鳥貴族のうぬぼれ

たかが焼鳥屋で世の中を変えたいのです。
心を込めて焼いた焼鳥。
その焼鳥をまごころ込めた笑顔でお客様に提供していきたい。
焼鳥を食べられたお客様の幸せそうな顔、帰りがけに「おいしかったよ」と暖かい一言、「ありがとうございます」と感謝の気持ち、お客様のその笑顔、その一言が私たちの喜びなのです。

そんな心と心のふれあいで世の中を明るくしていきたい。
たかが焼鳥屋
されど焼鳥屋

そんなうぬぼれを鳥貴族は永遠に持ち続けていきます。

引用終了。

こういう企業の姿勢、私は大好きです。 
業種や企業規模こそ違えど、弊社も斯くありたいと思います。

焼き鳥もおいしかった。とり釜飯もおすすめ。
ごちそうさまでした。
ありがとう E.T.   そして、エクスプレス・パスはすごかった…
ニュースなどでも取り上げられていますが、大阪のUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)のアトラクションの一つ、「E.T.アドベンチャー」が5/10で終了しました。

USJには工事中の更地の段階から取材などの仕事で何度も行き、完成してからはプライベートで何度も行っていますが、E.T.アドベンチャーが終了との話を聞いて5/9(土)に家族で行ってきました。

GW中はお仕事で家族サービスが出来なかったのでうちの子も大喜び。
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今回は土曜で混雑するだろうとの事でオプションのエクスプレス・パス「ブックレット7」を購入することにしました。
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このエクスプレス・パスというのは有料の優先券で、入場チケットに加えて追加購入するものです。対応しているアトラクションを各1回、待ち時間なしで楽しむ事ができます。
平日であれば各アトラクションに普通に並んでも楽しめますが、休日は優先券無しだと大変…。一日の大半が待ちになります。

今回はいただいた入場チケットがあったのですが、スケジュールの関係で行けると確定したのが直前。 webでブックレット7が買えなかったので(web購入は通常は2日程前まで)、チケットを持って08:30にゲートに並び09:10頃に入場。入ってすぐの左側「BACKLOT PHOTO」のカウンターで「ブックレット7」を購入しました。

優先券のエクスプレス・パス各種は入場前のチケットカウンターでも購入できますが、休日のチケットカウンターは大行列…。今回は入場チケットは持っていたのですぐに入場できる列に並び、中に入ってから混雑の少ない場所で購入しました。エクスプレス・パスには色々な種類がありますが、基本的に販売数は限定だそうで、混雑する日だと当日の午前10時頃には売り切れるとの事でした。


というわけで、まず最初に向かったのはE.T.アドベンチャー。この日は土曜、しかも終了前日という事で、午前09:20の時点で長蛇の列。待ち時間表示は「220分」という驚異の数字でしたが、優先券を使うと入り口が別。たった10分足らずの待ち時間で乗れました。 長蛇の列からの視線が…。

(午前09:20 220分)          (午前10:30 280分)
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(E.T.待ちの列)
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E.T.アドベンチャーがなくなるって、残念ですよね…。
子供が楽しめるやさしい感じのアトラクションが無くなって、激しいものばっかりに変わるとしたら嫌だなぁ…。
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※USJの公式blogによるとE.T.アドベンチャー内での撮影はフラッシュを使用しなければOKとの事でしたので、それに従っています。

90分待ちのスパイダーマンもブックレット7ですぐに乗れました。 
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スパイダーマンのアトラクション映像は、以前、お仕事の関係でUSJさんの広報素材(ライドで上映している映像)を全尺見た事があったのですが、実際に乗ると立体映像とライドの動き、熱風などがリンクしていてとても迫力がありました。やはり他とはレベルが違いますね~。
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(最前列でないと映像は見づらいのですが、ライド最前列では立体の視差が少し大きい感じがしました。また垂直偏向の3D投影のため最前列の左右の座席では立体視が成立しづらい事もあるようです。)
この方式では頭を出来るだけ傾けないようにして映像を見るのがコツです。 私は立体映像制作の経験があったのですぐに分かりましたが、一般のお客さん向けにちょっとでもそういう説明をしといたら良いのになぁと思いました…。

ブックレット7を使ってE.T.とスパイダーマンに乗り終わったのが午前10:00。今回はE.T.終了とのことで特に集中していましたが、エクスプレス・パスのおかげで入場から50分後の午前10:00の時点で220+90=310分(およそ5時間)の待ち時間を短縮した事になります。
もしエクスプレス・パス無しだったなら、単純計算だと15時過ぎになっているはず。さらに時間とともに徐々に入場者は増えるので、スパイダーマンの待ち時間は90分より長くなっていた可能性が高いです。
2つ乗り終えて15:30頃だったとしたら、屋外のピーターパンも見逃して、他はあきらめてウォーターワールドに並ぼうかというところでしょうか…。土日祝のUSJは大変ですね…。

以前、年間パスを2年間持っていたときは土日祝には行かないようにしていましたが、今回、エクスプレス・パスという"魔法"があれば土日祝でも気楽に行ける事が分かりました。
うちの奥さんが直前に色々と調べてくれたのでエクスプレス・パスの購入から夜のパレードまで、かなり効率良く見て回れました。やはり何においても事前の段取りが重要ですね。

しかし、長蛇の列を優先券で追い越すというのは…、子どもには教育上ちょっと好ましくないなぁとは思いましたが、休日に行くならば仕方ないでしょう。 雨天の平日でも入場チケットだけでは以下のように多くのアトラクションを体験するのは難しいと思います。

待ち時間表示とエクスプレス・パス使用時の待ち時間(優先券使用)は写真や記憶から、到着時刻はデジカメ写真のデータなどから拾いました。(急ごしらえのexcel表なので見た目が悪いのはご勘弁)
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昼食・夕食は人気店でもピーク時間帯を避けると余裕です。

*ジュラシックパークザライドは子どもが怖がったのでブックレット7の優先券を使わず見送り。バックドラフトは使い終わったブックレット7の表紙が指定のアトラクションの何れかで自由に使えるというサービスを利用しました。
*エクスプレス・パスは種類が多く仕様も複雑なので事前に確認してください。それと、各チケットを勝手に切り離すと無効になりますからご注意を。

ブックレット7は入場チケットとほぼ同額とかなり高いのですが(季節によっても価格が違うらしい)、エクスプレス・パス無しで土日で2日間行くよりも、同じ出費と考えてブックレット7を買って1日行ったほうが効率良く多くのアトラクションを楽しめます。
特に休日に遠隔地から来られる方にはエクスプレス・パスの利用がおすすめです。

エクスプレス・パスの上には9日前まで事前購入出来る「ロイヤル・スタジオ・パス」というのがあるそうです。色々コミコミな上に回数制限無しで優先搭乗できたり、これまた絶妙な機能と価格のバランス…。 ほんとUSJさんは商売上手ですね~。

「入場チケット」+「ブックレット7」だと家族ではけっこうな出費になりますが、今回初めてエクスプレス・パスを使ってみて、休日に行くなら優先券なしはあり得ないと思いました。。USJの回しもんではないですよ(笑)
それと、USJを訪れるお客さんは数多けれど、カバンやリュックにしまえる水筒を持っているのは手練(てだれ)です。500mlのペットボトルが\250もしますからね~。(一応規則では飲み物も持ち込み禁止ですが…)
でも、工業用水ではなくなったのに、給水器の水を飲んでいる人を全く見かけなかったのは不思議w


夜のE.T.周辺。記念写真を撮る人がたくさんいました。
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閉園時間近く、建物の後ろから月が昇ってきました。5/9は満月でした。
さようならE.T.
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E.T.アドベンチャーの終了日は「満月」を意識していたのかもしれませんね。映画のラストも満月でしたよね。「ET、オウチ、デンワ」 懐かしいですね~。
今度の休日、子どもとE.T.のDVDを見ようっと。

ちょっと欠けていますが、たまたま一日前(5/8)に撮影した月です。
(ENGレンズ+エクステンダーだとちゃんとした望遠鏡で撮ったのよりボケ気味だよなぁ… ひとりごとブツブツ)
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その他の写真

入り口付近で
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WaterWorld
WW-1

希望者にぶっかけ。
WW-2

どどーん。
WW-3

ピーターパン
PP-1
PP-2

JAWS
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パレード待ち
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夜のパレード
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