大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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仙台一高が今年から男女共学になりました。
私の母校、仙台一高(宮城県立仙台第一高等学校)が、この4月からついに男女共学になりました。

20100409-01

仙台一高は1892年(明治25年)に宮城県内初の旧制中学校として設立されて以来、男子校として117年の歴史があります。

宮城県仙台第一高等学校(Wiki)


一高から歩いて数分の場所には、同じく県立の第二女子高等学校(二女高)がありましたが、そちらは今年度から男女共学の中高一貫校(校名は宮城県仙台二華高等学校)になったそうです。

私が高校生だった頃、宮城県内の公立高校(全日制普通科)は共学校の他に男子校(一高、二高、三高など)や女子校(一女、二女、三女など)がありました。
私は卒業後に知ったんですが、全国的には公立の高校で男女別学というのは珍しいんだそうですね。

宮城県内でも戦後に新設された高校は最初から男女共学だそうですが、戦前のまま男子校、女子校として残ったところ(県外の例も含め)がそのまま存続してきたのが史実だそうです。

文部科学省のWebサイトで公開されている情報を要約すると、「戦後、GHQによって高校の男女共学が原則とされた一方で、地方の実情や地域の教育的意見を尊重して決めるべきとの見解も示され、文部省としては画一的実施を指導しなかった」とのこと。
※変に要約(笑)していない原文は文科省Web「新制高等学校の発足


宮城県ではGHQの指令からおよそ55年後(ぶっ)、今から10年ほど前に当時の県知事が突如として公立高校の一律男女共学化の意向を示しました。以来、各校の在校生やOB・OGを中心に反対の声が強く上がっていました。

私も男女共学化の話を聞いたとき、仙台一高のOBとしては「変わってほしくないなぁ」という感情を持ちました。

ただ、もしこれまでの県立の男女別学校に重大な問題や瑕疵があったとするならば、OBやOGが懐古主義で「変えないでほしい」と主張したとしても認められないでしょう。なぜかそういう雰囲気でしたよね。


それにしても、共学にしなければならない理由や根拠って結局何だったんでしょう? 根強い反対があった関係か、10年もかかって共学化が完了したようですが、一律共学化にどんなメリットがあるのか説得力のある説明は一度も聞いたことがありません。

また、OBの私としては、男女別学で問題があったとは全く感じていません。当然、学校で寝泊りしているわけではありませんから(笑)、学校以外では家族や社会、女子校の友人との付合いや交流がありましたし、どう悪く考えても別学だからという決定的なデメリットは見出せないんですよね。

さらに、県立高校の男子校と女子校はほぼ均等に存在していたので「機会均等」という意味でも問題があったとは思えません。

学力の差を除けば、現実的には「男女別学が理由で行きたい高校に行けない」なんて事を言い出すなら「学区が違うせいで行きたい高校に行けない」という人のほうがほるかに多いんじゃないかと思います。(学区制もGHQ)


現場の先生は頑張っているのに、制度を作る側は現実が見えていない気がします。もともと共学化するという結論ありきだったんでしょうね。

従来からの別学にいったいどんな問題があったんでしょうか?
例え他県にあまり例が無かったとしても、単に右に倣えで画一化したんでしょうか。もしそうなら馬鹿馬鹿しい話です。

はっきり言って、単に共学化で画一化してしまっては、没個性のアベレージな人材ばかりを育てる何の特色も無いつまらない学校(受験生が魅力を感じない学校)になってしまう危険性も否定できないと思います。

中高一貫の旧二女は良さそうですが、他はどうなんでしょう。


また、共学化で現場は混乱しないでしょうか。
例え混乱が最初の数年だけだったとしても数万人単位の生徒の人生を狂わす可能性があるわけですから、これはとても重大な事です。そのあたり、当の受験生たちや親はどう考えているのでしょう。


話は戻りますが、男女別学は単に100年前の時代錯誤の考え方ではないと思います。
見方を変えれば一律男女共学の原則こそ、オキュパイド時代に有無を言わせず押し付けられた遺物でしょう。

また、男女別学だからといって、異性を軽んじるような考え方が芽生える訳ではありません。私から言えばむしろ逆だと思います。
男女共学だけが互いに尊重しあう考え方を持てるようになる環境だとは言えないと思います。

共学か別学か、これはどちらが優れているかではなく、学区内で入試倍率に差が出ないなら、公立で共学も別学も両方あって何ら問題無いと私は思います。

たまたま見つけた中央大の宇佐美教授(一高OB)がご自身のブログに「公立でも共学か別学かを選択出来るほうが良い」という主旨の意見を書いておられたのですが、まさにその通りだと思います。

20100409-03

宮城県内の公立の男子校や女子校には、それぞれ独自の伝統や違い(例えば行事や生徒会の仕組み、私服通学など)があります。

これらの多くは学校の特色であり魅力です。別学だったからこそ培われたものもあると私は思うのですが、万が一、時の権力者の日和見や利害関係のしがらみで学校がいじくられるとしたら、良い変化は生まれないと思います。
文化ってけっこうそういう理由で消えてしまったりするんですよね。

私は大学進学で仙台を離れたので、残念ながら共学化を進めた県とそれに反対した人たちの話し合いの内容や出来事は自分自身が直接見聞きした情報としてほとんど把握できていません。

しかし、色々あったようですが、地元メディアにバランスのとれた記事を書ける記者がいたら、事が荒立たずに有意義な議論が少しは出来たのではないかと思うと残念です。


で、結局別学の何が問題で、どんな悪影響があって、誰がそれを明らかにしたんでしょうか?
また、もし問題があったとするなら、それが一律共学化で解決する根拠って?

20100409-02

人の考え方や様々な事柄が時代に則して変遷・変化していき、また社会制度が改善されていくことは時代の流れです。

しかし、この共学化が理に適っていると大多数の人が思ったなら、あんなにたくさんの人達は反対しなかったのではないでしょうか。

戻せという意味ではなく、これからの高校生のために、むしろこれからをしっかり見守らなくてはなりません。

やってみたら結局みんなが損したってのは無しですよ。
>宮城県さん




私の仙台一高時代の友人は、一生の親友ばかりです。

数年ぶりに再開しても、10年ぶりに再開しても、高校時代の記憶は昨日の事のようによみがえって来ます。
再会した瞬間に昔に戻れるのは不思議ですね。

なかにはちょっと嫌なやつもいましたけど(笑)、一緒にバカをやり、色々な事を考え、学び、話し合い、笑い、時には悩んだり、悔しい思いをしたことも…。

悲しいことに、亡くなってしまった友人もいますが、多くの友人とともに過ごした日々は間違いなく今の私を形成する大きな要素になっています。
説明は難しいんですが、男女共学とはちょっと違う連帯感だと思います。

20100409-04

まあしかし、私は男女共学がダメだとは全く思っていません。

仙台壱高の伝統は、男女共学になってよりパワーアップして続いて行くと思います。

自發能動 以亮天功、自重献身です。

余談ですが、女子の一高生は見てみたい(笑)。

コメント
コメント
コメントありがとうございます
写真は一高の桜です。

卒業以来、一高の桜は見ていませんが、ここの桜も美しいですよね。僕も日本に生まれて良かったと思います(笑)

当時はいくつか部を掛け持ちしていて、写真部にも確か途中から在籍していました。
在籍していない部にもけっこう出入りしていました(笑)

そう、部活動ばっかりやってたせいで、お勉強のほうが果てしなくおろそかに…

お互い良い年にしましょう。
2010/04/11(日) 00:46:28 | URL | 管理人 #SFo5/nok [ 編集 ]
すっごく綺麗な桜ですねぇ♪
桜~♪桜~♪
ほんと、日本に生まれて良かった♪って思いますよねぇ

・・・写真も凄いですが、1994/4/16も凄いな~!と。
その頃は~17歳になったばっかりで、高校総体に向けてめっちゃ白球を追ってました(笑)

ぴかりさんは何してたんですかねぇ?

あ、綺麗な景色を写真に納めてたのか~(^-^)

そして、もうすぐ、3○歳に・・・

あ~、やだやだ(^-^;

ま、お互い、良い一年にしたいですね。

戯言、失礼しました。
2010/04/09(金) 20:28:18 | URL | cocoa #- [ 編集 ]
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