大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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タリー連動 インターフェースの製作
先日、ある会社さんからのご依頼で、スイッチャーのタリーインターフェースボックスを作りました。

トップカバーをあけたところ。(チェックボタンつき)
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このブログをご覧いただいている方はご存知の方が殆どだと思いますが、「スイッチャー」とは、テレビや映像制作の現場で映像を切り替える機材のことです。
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それから、タリー(タリーランプ)というのは、カメラが選択されている時に点灯する(一般的には赤い)ランプのことで、スイッチャーから出力されるタリー信号をCCU(カメラコントロールユニット)のタリー入力に接続しておくことで、スイッチャーで選択されているカメラのタリーランプが点灯し、出演者やカメラマンに「このカメラが選択されていますよ」と知らせるものです。

今回作成したのは、そのスイッチャーのタリー出力を使って外部機器を制御するためのインターフェース。このタリー連動はキー局や準キー局のスポーツ中継、選挙特番などで使われています。

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今回の発注元さんが展開しているシステムは、既存の他社システムより低価格かつ圧倒的に高機能・高品質。今後はいままで導入できていなかった地方局や制作会社、ケーブル局などでも導入が進んでいくと思います。
(今回は特定機種のI/Fを弊社が作っただけで、弊社が開発したんではありません)


スイッチャーついでに、懐かしのBVS-3100シリーズ。
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きっちり調整しようと思うと時間がかかって面倒でしたね…。特性は悪くないんですが、特に丸ワイプが真円にならなくて…(笑)。
左手前はDFS-500。これまた懐かしい。

右奥はBVE-2000のキーボードです。弊社ではノンリニアへの移行でBVE-2000は早くに廃止(売却)していたんですが、やっぱりリニアのほうが手っ取り早い作業も…ということで、BVE-2000V2はBVW-75とともに今年になって再配備しました(笑)。


それから、技術の進歩で今や小型スイッチャーでもDVE(デジタルビデオエフェクト)内蔵が当たり前ですが、昔はPinP(ピクチャーインピクチャー、縮小画面)をやろうと思ったら、スイッチャーに加えてこんな効果機が必要でした。

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かつて弊社のリニア編集システムで使っていたFOR.AのMF-2000(操作部)
(MF-2000はずいぶん前に売却しました)

本体ご開帳~。
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MF-2000の本体は6Uで重量は20kg以上…。学会や展示会など、昔は中継映像制作で持ち出していたこともありましたが、その頃はカメラ関係とVCR、スイッチャー周りだけで軽い引越しみたいな感じでした(笑)。

今はテーブルにちょこんと置ける小型スイッチャーで、この機種以上の事が簡単にできちゃいます。しかもHDで。
HD対応の小型タイプで2M/E機がほしい今日この頃です…。


さて、昔話はさておきタリーインターフェースですが、スイッチャーから出力されるタリー信号、実はスイッチャーのメーカーや機種によって信号規格や端子はバラバラ。

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今回作成したタリーI/Fのリアコネクター。(DFS-700、MVS-8000などに対応)

スイッチャーのメーカーによって規格が違ったりするほか、同じメーカーの機種でコネクターが同じでも、信号やピン配列が違うものがあるので、様々なスイッチャーに対応するインターフェースを作る場合はそれぞれの機種の仕様を全て確認しないといけません。

各社、各機種のサービスマニュアルやセットアップマニュアルを確認していくと、あまりの統一性の無さにだんだん腹が立っ… もとい、コネクターのピン配列ひとつとっても「分かりやすいように」というそれぞれの設計者の実に細やかな配慮が見えてきます(笑)。

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今回のI/Fは、対応させるスイッチャーの機種が限定されていたので、わりと単純だったのですが、周辺ケーブルやコネクター、端子部分も含めると細かいハンダや導通チェックが100ヵ所ほど。
専用工具があるとはいえ、大量のAWG28の被覆剥ぎ取りや細かいハンダはけっこう大変でした。ちょうど編集で日程が詰まっていた時だったので、I/F作りは夜から朝までの作業が3回(笑)。
(間違った線を切ると爆発する仕掛けは入っていませんよ。笑)


もっと簡素化出来なくもなかったんですが、私の手を離れて使われることを考慮して耐久性の高いボックスに収め、ハンダ部分や圧着部分は全て熱収縮チューブでカバーしておきました。当初の予定にはありませんでしたが、実はおまけで今後の拡張にも容易に対応できるよう将来用のケーブルも結線して入れてあります。テストスイッチも当初の発注内容や見積もりには無かったんですが、「あったほうが便利では?」と提案しておまけとして採用。

耐久性や拡張性、見えないところこそしっかり作る!!。神は細部に宿るのです。…いや、ハンドニブラーで開けたコネクター用の穴と、ハンドドリルで開けたスイッチの配置は見ないでください(笑)。

このタリーI/F、私は今年は行かなかったんですが、先月11月中旬、とある場所で3日間無事に機能していたとのことです。よかった。


えー、私は今回のように市販されていないような周辺機器を作ったり、TMやTD、カメラマンとして複数の会社が絡む制作に参加したり、他社さんの制作システムの構築や更新・改修にも関わったりしていますが、うちの会社の特徴は撮影・録音、編集など制作技術の質のほうです!(笑)



おまけ。食欲の秋!

私の実家(仙台にいる両親の趣味の畑)で採れたさつまいも。
やきいも にしておいしくいただきました。
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私の両親もそうですが、うちの奥さんのお父さんも趣味で畑をしていて、しょっちゅう畑で採れた野菜をもらっています。農薬をほとんど使わないで育てた野菜っておいしいですね。感謝感謝。
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