大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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お盆もお仕事です
2日ほど他社さんの現場のお手伝い(カメラ)で中国地方に行って来ました。

自宅に帰れたのは夜中の1時過ぎ。帰りの道中、私はちょっと寝ちゃってたんですが、岡山あたりはかなり雨が激しかったですね。

新しく出たソニーの業務用HDカメラ(HXC-100)を初めて使いました。(残念ながら、うちの会社で買ったんではなくて、他社さんの機材です)関西では初の導入例なんだとか。
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1/2インチCCDのXDCAM HDでは感度がF8(2000lx、89.9%反射)と暗く、S/Nもそんなに良くはなかったので、撮影用の照明を足せない条件ではとても大変だったわけですが、HXC-100やHSC-300ではHDW-750などと同様のF10になったので、やっとSDカメラに近い感覚で使えるという感じです。
しかし、放送用のHDCシリーズと比べるとだいぶ安くはなっていますが、それでもHXC-100本体だけで定価は240万円ほど。レンズやCCU、コンパネやケーブルまで含めると1セットでおよそ500万円(定価ベース)になります。
また、このカメラは単独では記録部を持たない中継専用の仕様なので用途は限定されます。
SD時代は目的に合わせて組み合わせが変更できたりしましたが、今回の新しい機種は用途限定だと考えるとまだまだ高いですよね。

先週はVEとして、今回はカメラマンとして初めてこのセットを使ったので取説も見て機能や設定を確認しました。主な特徴ですが、HXC-100は2/3インチCCD、感度がF10(59.94i,2000lx,89.9%反射)です。HDの撮影モードでは1080では59.94iと50i、720では59.94pと50pに対応しており、60p、60i、24p、23.976pには対応していません。
その他、リターンが4系統(SDI/VBS混在可)見られるようになっていて、カメラ本体からもHD-SDIが出力できるほか、ダウンコンも入っていてVBSでも出力できます。プロンプトビデオはVBS専用。また、インカムは4ワイヤー仕様で制作・技術ラインが選択できるほか、PGM AUDが2系統入力できます。インカムは設定次第でクリカムやRTSとも互換性があるようです。
その他、カメラ~CCU間の音声チャネルが2chになっていたりと、放送用(HDCシリーズ)により近い仕様になっていました。

欠点としては、ホワイトセット時もマニュアル時も色温度の数値が表示されなくなったこと。それと、CCU本体に付けられるコンパネでは機能が限定されるので、放送用のような操作項目や操作性をCCU側で求めるのであればRCPシリーズのリモコンが必要です。

また、従来、ソニーのショルダータイプの業務用カメラでは、中を開けてサービスモード(本来はメーカー調整の項目のため説明書には書かれていません)に入るとカラーマトリクスやガンマ、ディテールの細かい設定が調整できて、好みの設定や個体差調整が可能なので私はよく調整していたんですが、DXC-D50やXDCAM HDではそれらの一部の項目がユーザーメニューに加わり、HXC-100ではそれに新しい機能が増えた感じです。機能は満載ですが、一般的な業務ユーザーが数多くの機能を活用できるかは微妙だと思います。価格からして業務用の範疇だと思っていましたが、仕様や機能はほぼ放送用でした。メモステが刺さりますが、従来通り設定値の管理用です。

どうせメモステが刺さるなら、家庭用の機種で使っているエンコーダーを載せたりしてAVCHDででも録画できたら楽しいと思いますが、業務用・放送用でそんなことをしたら他の業務用製品が売れなくなりますから、間違ってもそんな楽しい機能は付かないでしょうね。(笑)
ちなみに、XDCAM HDのカメラでフォーマットしたメモステはフォーマットが異なるのか「カードエラー」を起こしました。XDCAM HD/422ではカメラ自体がリナックスOSで動作しているとの事でしたが、HXCはまた違うんでしょうか。DXC-D50とXDCAMでもメモステは互換性がなかったですね…。


便利なのは、自分のVF上にリターン映像を重ねる機能。
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ミックスカラーやレベルが変更可能でした(今回はモノクロVFですからカラーは関係ありませんけど)。このとき、私は最終的には13%ミックスが最適でした。結果的に常時ONで何ら問題ありませんでしたが、アサインボタンでミックスをON/OFFできるようにも設定しておきました。
万が一の押し間違いが怖かったのでとなりの5600kのアサインボタンはFAN MAX(!)に変えておきました。

ミックスレベルが濃いとわけが分からなくなると思いますが、自分のカメラの映像にほんのわずかにPGMが重なって見えるようにすると、リターンを押さなくても常にPGMの状況が微妙に分かるようになります。(旧HDCのようなVFのPinP機能では、自分の撮っている画の一部が見えなくなるので嫌)

特に、自分のカメラが被写体の動きをフォローしている時など、リターンを長押ししてPGMの状態をしっかり見ることは出来ないので、うっすらと重ねてくれる機能は便利だと感じました。
今回もリターン映像をしっかり見たいときには従来と同様にパン棒につけたスイッチを何百回となく押して見ているわけですが、従来のリターン押しだけでは確認しきれなかった、PGMの映像の状況やカメラの動き、カットの繋がり、フレーミングやサイズのバランスをより認識しやすくなりました。

今回は2カメだったわけですが、自前の小型液晶(三脚に固定)にプロンプトビデオの回線を使って、もう一台のカメラの映像を常に出していました。
これだと自分にタリーが来ている時でももう一台が何を撮っているかチラ見できるので、繋がりも考えたカメラワークができたと思います。
(最初はリターン2で別カメラの映像を見ていたんですが、レンズリモートにリターン2のボタンがなくてカメラ前のRECボタンにアサインしていて、レンズに手がかかっていると押せなかったのでプロンプトビデオで外部のモニターに出しました。もう一台のカメラのVBSから直接繋がなかった理由は、長いBNCケーブルが無かったのと、年上のカメラマンのカメラから直接ケーブルを繋いでモニターを自分の手元に置くというのを遠慮したかったからです…)

事故やミスの無い確実なオペレーションが出来るのは当然として、新しい機能も活用してこそ、全体的な質の向上にも繋がりますよね。

話は長くなりましたが、カメラはけっこうS/Nも良くて好印象でした。局でもHDCは高すぎるから買えない(買わない)という話は聞かれましたが、今後、地方などでは地上波局でもHXCやHSCシリーズを中継・スタジオ用として導入する例が出てくるかもしれないですね。使用可能なトライの長さがHSCで900m、HXCで600mとの事ですが、この部分が問題にならなければ、またHSCは箱レンズのアダプター(操作性が違いますが、ELH-xx-xxなどレンズメーカーが出しているスタンダードレンズアダプターのほうが安く、1/4くらいの価格ですが)も出ているので88倍、100倍などの高倍率レンズを使用する中継用としても問題なさそうです。
感度の悪い古いHDCより、HSC、HXCの方が良いかも。


出張のお土産は高速道路のサービスエリアで買ったこちらのバウムクーヘン。
お盆ですごい人でした。
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今年のお盆、お仕事のお休みはありませ~ん。(泣)



それから、ついでに書くような事でも無いんですが、のりピーさんの事件は残念でしたね。自分から出頭したのがせめてもの救いだとは思いますが、しっかり反省して、まずは人として立ち直ってほしいですね。

のりピーさんとは一度だけですが、だいぶ前、ある番組の単独取材でお会いしたことがありました。いつお会いしたのか資料をひっくり返してみたら、ちょうど5年前の夏でした。(私はカメラを担当)
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私もロケは数千回行ってますから、はっきり言って憶えていないことのほうが多いんですが、この時のことはよく憶えています。
一度しかお会いしていないので断言はしませんが、その時ののりピーさんはかなりのハードスケジュールで疲れていたにも関わらず、カメラが回っていない時も疲れた表情は見せず、何かの「待ち」が発生しても嫌な顔一つせず、常に笑顔を絶やさない「頑張り屋さん」という印象でした。
それと、周囲に気を遣う静かでおとなしい方だなと感じました。
5年前の話ですけどね。

今回、なぜあんな事になってしまったのかは分かりませんが、今はタレントとしてどうこうと言うよりも、しっかり罰も受けて反省して、まずは人として、「母親」として立ち直ってほしいですね。
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