大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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サウンドフェスタに行ってきました
サウンドフェスタは主にPA(イベントなどの音響)やSR(コンサートなどの音響)、放送・制作市場向けの音響機材の展示会で、毎年、大阪で開催されています。
以前は場所が変わったりしていましたが、ここ何年かはグランキューブ(大阪国際会議場)で開催されています。

10年ほど前と比べると放送・制作向け機材の出展社が増え、音響関連の展示会としては大阪で開催されるなかでも最大規模になっています。
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毎年11月に幕張メッセで開催される国内最大の放送機器展「InterBEE」と比べると各社のブースの規模は小さめですが、いろいろなメーカーの新製品に直接触れたり質問できたりするほか、デモやスピーカーの試聴会、セミナーなども行なわれています。
昨日は中国・四国地方から来られていた方もお見かけしました。
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さて、たくさんの新製品が展示されていたわけですが、個人的に気になったものは…

ヤマハのデジタルミキサー用のプラグインボード (MY16-AUD)です。
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オーストラリアのAudinate社が開発したDante(ダンテ)という規格用のインターフェースボードで、LANケーブルを使って双方向多チャンネルの音声伝送が可能!!

これまで、ライブや番組収録などで音声の多チャンネル収録をDAW(PC)で行なう場合、デジ・アナを問わずミキサーからの出力はPCのサウンドI/Fを経由しなければなりませんでしたが、この規格ではPCにLANケーブルを直接接続するだけでPC上でサウンドI/Fとして認識され、DAWから直接扱うことが出来ます。

デジタルミキサーとPCをLANケーブルで直接接続してDAWから直接扱えるものとしては、既にローランドのデジタルミキサーM400で採用されているデジタルスネーク「REAC(リアック)」システムがありましたが、弊社で使用しているデジタルミキサー(ヤマハDM1000V2)とはメーカーが違うため直接の互換性はありませんでした。(実はREACの購入を検討したこともあったんですが、発売直後で規格自体が普及するか存続するか未知数だったので見送っていました)
(ローランドが悪いってことではないです。今はまだまだ規格乱立の時期なので仕方ないのです)


話はちょっと逸れますが、近年、ローランドはイベント向けの映像スイッチャーや収録向けなど映像機材のリリースも増えていますが、以前はとても高価な機材や複雑なシステムが必要だったものを従来には無かった形態も含め次々と低価格で製品化していますね。実に興味深いです。
(P-10が面白そう。R-44は買う寸前です。R-09は移動の多いロケでHD-P2が重くて嫌な時の予備収録用としてミキサーにつないで使ってますw)

ローランドの製品デモの様子
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図と言葉だけでなく、ユーザーインタビューや生のカメラ映像を交えての説明は説得力があってよく分かりました。部分的に手作り感が漂ってましたけど、他社さんもこのデモの方法は真似ると良いんではないでしょうか。
…その際の映像演出と技術関係は弊社にお任せくださ~い(笑)

最近のローランドの製品は、映像・音響とも機能限定や単に品質を落としてのコストダウンではなく、プロ用として他社に先駆けて先進的な機能を搭載していたり、かゆい所に手が届くような機能があったりもするので、リサーチを徹底しているんだなあと思います。大手の放送用映像機器メーカーの製品と同じというかそれ以上の機能なのに、価格が1/10とか、ちょっと驚いてしまうようなものもあります。WEB動画配信の制作環境向けなど、新しいマーケットを開拓しようという強い意気込みも感じますね。

弊社でもクロマキー撮影の簡易合成(照明調整・現場確認用)やイベントのプロジェクター送出などではローランドのスイッチャーをよく使っています。(必ずFS経由でタリー出力も無い機種なので収録系統には使わないのですが、小さくて便利です)
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イベント送出の例 (モニターの画面分割は他社機材です)



話はぐいっと元に戻りますが、かなり以前からLANケーブルを使った音声伝送規格は各社から様々な規格の製品が出ていましたが、ミキサーとPCの両方にI/Fを付けると最低でも50万円ほどになってしまうので「なんだかな~」だったのです。
おまけにHDDやテープ(DTRSなど)のMTRではなく、もう一つDAW(PC)を用意して予備レコーダーとする場合は、予備PCにも専用のI/Fを買わなくてはならないほか、ボードタイプしか用意されていない規格ではノートPCは利用できないか他にまた高価な変換機が必要になるという欠点がありました。

現場同録用のDAWとしては、ストレージさえ高速であればノートPCのスペックでも余裕なので(弊社でもノートPCのDAW収録での運用実績が多数あります)、チャネル数などに応じてノートでも十分な場合はMTRを廃止して本線・予備ともノートPCで行きたいよなあ…と思っていました。
本線・予備ともDAWで収録する方法は放送局などでも最近多くなっているそうです。(さすがにチャネル数が多いとノートPCではありませんが…)

このDanteのボード。国内定価はまだ決まっていないとの事でしたが、海外の情報では定価が649ドルとの事でしたので、日本での実勢価格は5万円を切るかもしれません。

しかも、このボード、01V96など実売20万円前後の低価格なデジタルミキサーでも使用可能。
先日の操作性の話題では小・中規模のデジタルミキサーをこき下ろしましたが(笑)、デジタルミキサーの低価格化と高機能化はすごいとしか言いようが無いですね。
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(EtherSoundで接続されたM7CL)


それから、(写真を撮り忘れてしまったのですが)設備設計・施工会社の老舗「JATO」さんの中の方が開発されたF-1というスピーカー(8インチくらいの2way同軸ユニット、バスレフポートが前面に2つ、パッシブ)が展示されていたのですが、それがとても良かった。

感想を求められて「ちょっとハイが強めでローが2回来る…」とか言っちゃったんですが、展示場の会議テーブルにドンと置いて、全くNON EQの状態だったとは…。
チューニングとしてはモニター系、オーディオ系の両方を意識されたと伺ったと思うんですが、置く台を変えたり環境に応じてEQで微調整すれば(またはツィーターにフィルターとかw)、ムジー○社の半分以下の価格で……。

比較用のほぼ同サイズの現行の○ENELECに切り替えてもらったら、○ENELECがボケボケ、こんもり、もーやもーやに聞こえて驚きました。(最近のまーるっこくなったG社は個人的に?ですが)
以前の仕事の関係で、1038Bや1031Aは聞き慣れているんですが、F-1は樹脂製になってしまう前の中型のG社製にMIDは若干近い気もしましたが、定位の良さや点音源の感覚はムジー○により近いと思いました。 
欲しい(けど買えない)スピーカーがRL901という私ですが(笑)。掛け値なしにF-1も良いと思います。



さて、サウンドフェスといえば「展示即売会」です。箱つぶれの新品(B級品)が定価の半額などなど、現金を握り締めてこの場に来ないと買えない掘り出し物がイッパイ。
箱に傷が付いただけで出荷できないので半額以下とか、なんか不思議ですよね。

毎年、開場とともに大混雑です。
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新品、中古以外にジャンク品も面白いものが色々出ているんですが、今年は再生機能確認済みのD3 VCRが\8,000-。ジャンクのD2 VCRが\5,000-とかがありました。誰も買わずに売れ残ってましたけど。(笑)

あれです、ジャンクですがDVR-20、DVR-28が\5,000-ですよ。
知らない人にとってはもはや産廃の領域ですもんね。 時代を感じますね…。
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