大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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スタジオ撮影(白ホリ)
久々の更新ですが、今日は前回とはまた別のスタジオ撮影の様子をアップしたいと思います。

大人の事情でほとんど公開できない弊社のお仕事現場ですが、クライアントさんにちょっとお伺いしてみたところ、「出演者が写っていなければOK」とのありがたいお言葉。神様、仏様、平○様…。
今回お世話になったのは、大阪府箕面市にあるエリモスタジオさんの711スタジオです。

また、照明の配置を写真で掲載するのをご快諾いただいたエリモスタジオの照明技師、森川さんにも大感謝です。ありがとうございます。
20090526-1

今回の撮影は白ホリ。「白」は白いって事ですが、「ホリ」はホリゾント。スタジオや舞台では背景幕や壁のことを言うんですが、ドイツ語の「ホリゾント(horizont)=空・空間」が語源なんだそうです。

テレビ番組やCMなどで白やグレーの背景の中に立った出演者が話をしている映像ってご覧になったことありませんか?

こんな感じ。
20090526-2

スタッフが出演者の立ち位置に代わりに立って照明の最終調整をします。
さすが撮影所出身の照明技師さん。とても綺麗に光が回っていますね。
(立っているのは私です。 また太った…?)

照明はこのように当たっています。
20090526-4

20090526-5

上の写真を見ると、出演者はかなりまぶしいんじゃないかと思われるかもしれませんが、それぞれの光源の中心を微妙に出演者の顔から外したり、反射板やディフューザーをカメラを見ている出演者の視界から外れるような配置にしてまぶしさが和らげられています。

日常のロケでの仮設照明や、クロマキー用やバーチャル用など私が別のスタジオの照明を自分で調整する場合なんかも位置や角度にはとても気を遣います(似たような光量でも出演者がまぶしいと感じない当て方を探るのに手間がかかります)が、さすが専門職。言うまでもなくバッチリでした。

光源を直接見れば当然まぶしいのですが、立ち位置からカメラを見ると各光源が視界からうまく外れるのでそれほどまぶしく感じられなくなっています。
20090526-9

さて、カメラはクライアントさんのご要望で最近流行?のハンドヘルドタイプ(AG-HMC155 29.97p)ですが、その他の周辺機材はENGカメラ(ショルダータイプのカメラ)の場合の撮影と何ら変わりがありません(笑)。違うといえばHMC155用のアイリスリモートを使わなかったくらいです。

ディテールや階調の確認はHR管の9インチCRTモニターですが、最近、弊社ではスタジオ撮影の際のクライアント用モニターは液晶にしています(24インチや20インチのHD液晶)。
液晶は視野角や暗部・高輝度部の再現性(光漏れやガンマ)の問題で技術スタッフ用の基準には出来ませんが、一度に何人もが見てあれこれ話し合うにはある程度大きいほうが便利です。

今日はフルフレコンテンツなのでフルフレ表示のフルHD液晶。(笑)
サイズや撮影位置を変えたカットで統一感を保つために波形モニター (右下)も欠かせないですね。
20090526-3

以前は白ホリやCM撮影となると14インチの重たいBVM(マスターモニター)と波形モニターを弊社の編集室からよっこらせと持ち出して台車でゴロゴロしていたんですが、最近弊社の(機材持込での)スタジオ撮影ではHD液晶、9インチCRT(HR)、波形モニターの3種を使うことが多くなりました。

液晶は最新の機種でも階調表現でCRTに勝てる機種はまだ無く、特に暗部や高輝度部の調整にCRTは欠かせません。しかし、HD用でも小型のCRTモニターではディテールはおろかフォーカスすらも怪しい…、となるとフォーカスはフルHDの液晶で確認して…、KNEEスロープやKNEEサチュレーションはCRTと波形を見て…、KNEEアパチャーは液晶でも確認…と行ったり来たり。。
まあカメラ調整自体は撮影開始前にきちんと確認できればOKなので大きな問題にはなりませんが、気軽に持ち歩けて安心して画質を確認できるHDモニターが出てきて欲しいものです…。

SD時代は14インチのマスモニ(HR)や、最悪HRなら9インチでもディテール調整までできたんですが、HDでは現場でカメラ調整までを十分にできるモニター環境がなかなか構築できないので悩むところです…。BVM-F24が転がっているようなスタジオは関東のごく一部にあったりしますが…。

なので、持って行きやすい3種で補間的に…なんですが、ほとんどの視聴者は液晶になっていますから、そのあたりも考えないといけないですね。しかし「CRTを廃止」とは出来ないですね~。ううむ…。
有機ELの箱カメ用VFが民生と同じパネルなのに270万円というのも納得いかず…。有機ELは寿命も…。有機ELモニターは試しにHD-SDIコンバーターとセットで持ち歩いても良さそうですね。


こちらは音声さんのブース。(暗くて手ブレしています…)
20090526-6
音声機材は弊社の定番WENDTのNGS-X3とTASCAMのHD-P2。バックアップの映像収録機と20インチモニター(SD液晶)も設置。 なんか監督席みたいになってますね~。
マイクはワイヤレスも用意していましたが、音録りはKS(膝上サイズ)以上だったので全て有線ピン(ECM-77)で行きました。
バックアップの録画機(映音)と、バックアップの音声レコーダーHD-P2は途中で止めずに回しっぱなし。

20090526-7
今回のエリモスタジオさん。映像・写真ともにOKとの事で、映像用の照明も安心して、というか要求レベル以上でした。さすが。

ちゃんとしたプロが集まる現場って、全てに無駄がなく作業がきちんとテンポ良く進んで気持ちが良いです。弊社的には大阪でのスタジオ撮影は、間違いなくエリモスタジオさんイチオシです。



そうそう、バックアップで思い出した…、話は飛びますが、NAB2009(全米放送機器展)にAJA社が出品した「KiPRO(キープロ)」。
HD-SDI、Y/Cb/Cr、HDMIをProRes422(Apple)でHDD記録できてしまうポータブル機です。これ、かなり便利そうですね。RS-422は現時点では端子のみ搭載(for future use)らしいですが、9ピン制御もできるようになったら末恐ろしいですね。
20090526-8
詳細はまだ分かりませんが、ProRes422は10bit 4:2:2。設定によってはHDCAMよりハイレートなはず。50万円でHDCAM越えのクオリティなら…。
コメント
コメント
こちらこそよろしくお願いします
コメントありがとうございます。

いやいや、実際、とてもお仕事がしやすくて大変助かりました。ありがとうございました。

弊社の場合、撮影の多くはロケで、小規模な物撮り程度なら弊社の機材倉庫でやってしまうので、スタジオをお借りすることはそれほど多くはありません。
しかし、色々なスタジオさんをお借りしていると設備や技術的な部分で実に色々あるのですが、エリモスタジオさんの(森川さんの)ような方ならば、本当に安心してお願いできると思った次第です。

私の性格を知っている方がご覧になると、「人を褒めない木内が…」と言われるかもしれませんが(笑)、「イチオシ」と断言している以上、私にも責任はありますから、真実しか書きません(^^)
2009/06/10(水) 14:35:46 | URL | 管理人 #SFo5/nok [ 編集 ]
どもです^^
 先日はどうもありがとうございました&おつかれさまでございました^^なんかもう一杯褒めていただいて嬉しいやら恥かしいやらです、今後ともよろしくお願いしますね^^
2009/06/08(月) 05:40:53 | URL | もんさん #PR6.u/TU [ 編集 ]
おおさか遊ぶろぐ事務局と申します
突然のコメント失礼いたします。
おおさか遊ぶろぐ運営事務局の荒井と申します。

この度、2009年4月17日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが
プロデュースする大阪地域のクチコミポータルサイト
『おおさか遊ぶろぐ』がオープンいたしました。

おおさか遊ぶろぐは、大阪周辺に在住のブロガーさんや、
大阪周辺をよく利用するブロガーさんたちと一緒につくりあげる
クチコミ情報サイトです。

詳細につきましては、下記URLを参照ください。
↓↓↓
http://www.osaka-asoblog.jp/about/

是非、一緒に『おおさか遊ぶろぐ』を盛り上げてくださいませんか?

突然のコメント大変失礼いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

おおさか遊ぶろぐ事務局


おおさか遊ぶろぐ
http://www.osaka-asoblog.jp/

オープニングキャンペーン実施中
http://www.osaka-asoblog.jp/campaign/
2009/05/29(金) 12:31:57 | URL | おおさか遊ぶろぐ事務局 #- [ 編集 ]
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