大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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「おくりびと」観てきました
かなり久々にうちの奥さんと二人で映画を観に行ってきました。
観て来たのは話題の「おくりびと」。

久石譲さんのサントラも買って帰りました。
20090312-1
今回はチェロが主役です。しかし、弦楽器は生や24bit96kの音をよく聞いていると、16bit44.1kのCDだとなんだかな~ですね。(CDの限界!?で音色が…)

さて、映画の内容を書いてしまってはツマランので、映画は皆さんそれぞれご覧いただくとして。なるべくストーリーには触れずに軽ーく感想をば。

ストーリー以外で最も印象に残ったのは山形の冬の空気感でした。もちろん、山形の自然がバックに映り込む美しいカットがあっての事でもありますが、いくつかの屋外ロケのカットは一瞬見ただけで 「あ、東北の冬の晴れの日の午後だ!」と感じさせる色でした。

映像の仕事をしているせいかアングルやカメラワーク以外に「色」も(意識しているつもりは無いんですが、結局厳しい目で)見てしまうのですが、(シーンによって色々ありますが)この映画では屋外ロケのシーンの色がとても印象的でした。

フィルム撮影の色を敢えて変えなかったか、それとも意識して作ったか、ほんの僅かな色の具合で冬の日向の暖かさや穏やかな空気感が伝わってきました。このあたりは主人公の心情との対比で意図されていたのかもしれませんね。

都会ではまず感じられない空気感、しかし山の遠景とはいっても中央アルプスあたりとはまた違う空気感でした。
昔、好きが高じて気象予報士の勉強を少しやってみた事があったんですが、季節や地方によってそんな差があるのかは知りませんでした。でも調べてみると色温度以外にも空気中のチリ(空気の汚れ)や水蒸気の量によって太陽光のスペクトルが変わるようで、地方や季節によっても多少の差があるようです。やっぱり「とうほぐの冬晴れの午後」という色の記憶は正しいのかも知れませんね。


しかし、観に行ったのがシネコンだったんで(隣で何を上映していたかは知りませんが)「ズズーン、ドドーン」という音漏れがしょっちゅう聞こえてきてかなり気が散りました。
うちの奥さんは感動してハンカチを濡らしていたようですが、私は「これじゃ、家でBDを5.1chサラウンドで観たほうが良いんじゃね?…」とちょっと思ってました…。 「おくりびと」の音声自体は、全体を通して感じられる「穏やかさ」がとても良いです。大音量の限界に挑戦するようなやかましい映画とは対極で、「静かさ」で表現の幅が広がっている感じがしました。

評判を聞いて私もタオルとティッシュ持参(笑)で観に行ったんですが、全く使わずで観終えました。つまらない映画だったということではなくて、この映画では「死」というテーマがとても巧みにさらりと描かれています。お涙頂戴のドロドロストーリーではなく、ふだんタブー視してしまう「死」というテーマを、それに向き合う事になった主人公を通して見る側も考えさせられるストーリーだと思います。
全体としてはとても分かりやすいストーリーです。複雑な人間関係はなく、細やかな心の動きを推測しながら読解していく必要もありません。ですから幅広い年齢層や海外にも受けているのだと思います。分かりやすく言うと、(良い悪いとかではなくて)ストーリー展開は単発のテレビドラマのような感じです。

主演はモックン、広末涼子さん、助演は山崎努さんなどなど。つい最近、映画版「クライマーズハイ」で山崎努さんが地方新聞社のセクハラワンマン社長を演じていたのを観ていたので、「おくりびと」を観てギャップに少々戸惑いました(笑)が、全体としては(「シコふんじゃった」を思い出させる)モックンのコミカルな演技と山崎努さんの存在感が際立った映画です。周りを固めるキャストもハマり役が多かったと思います。特に峰岸徹さんは最期の出演作になったのですね。
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BDは出ないのかな~?

観に行ったのは私とうちの奥さんのスケジュールが空いていた平日の午前中だったんですが、アカデミー賞受賞との事で平日の午前中とは思えない混雑ぶり(空席2割ほど)でした。私は時間や曜日は関係なく(映テレ協会の会員なので)時間があるときはひょこっとシネコンに行ったりするんですが、ふだんなら400名収容の劇場が私一人だけで貸切になってしまうような時間帯でです。
シアター数が10以上あるシネコンですが、このとき来ていたお客さんの8割ほどが「おくりびと」鑑賞でした。すごいですね~。

というわけで、観終わって出るとちょうど昼時。何を食べようかという話になってまとまったのがこちら。
20090312-2

多少ネタバレですが(テレビ番組で紹介されていた以下にとどめておきますが)、映画の中では「死」に対する「生」の象徴として、「食べる」シーンが何度もあります。私とうちの奥さんも「チキンが食べたいな~、困った事に…」となった訳です。

カーネルおじさんは道頓堀川から引き上げられたりして今ホットですね(笑)。
コメント
コメント
コメントありがとうございます
初々しい、と言ったら怒られるかもしれませんが、あの感情表現は広末さんならではだと思いました。

一度は拒絶し、葛藤しながらも最終的には夫の選択を支持するという難しい役でしたね。
2009/05/27(水) 00:37:08 | URL | 管理人 #SFo5/nok [ 編集 ]
はじめまして、私は感情移入がしやすい作品だと思ったのと、広末さんの女性としての旦那を思う立場が印章に残りました。
2009/05/25(月) 08:35:49 | URL | 渋谷 #- [ 編集 ]
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2009/03/13(金) 01:32:06 | あっと驚く情報局
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