大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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仙台一高が今年から男女共学になりました。
私の母校、仙台一高(宮城県立仙台第一高等学校)が、この4月からついに男女共学になりました。

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仙台一高は1892年(明治25年)に宮城県内初の旧制中学校として設立されて以来、男子校として117年の歴史があります。

宮城県仙台第一高等学校(Wiki)


一高から歩いて数分の場所には、同じく県立の第二女子高等学校(二女高)がありましたが、そちらは今年度から男女共学の中高一貫校(校名は宮城県仙台二華高等学校)になったそうです。

私が高校生だった頃、宮城県内の公立高校(全日制普通科)は共学校の他に男子校(一高、二高、三高など)や女子校(一女、二女、三女など)がありました。
私は卒業後に知ったんですが、全国的には公立の高校で男女別学というのは珍しいんだそうですね。

宮城県内でも戦後に新設された高校は最初から男女共学だそうですが、戦前のまま男子校、女子校として残ったところ(県外の例も含め)がそのまま存続してきたのが史実だそうです。

文部科学省のWebサイトで公開されている情報を要約すると、「戦後、GHQによって高校の男女共学が原則とされた一方で、地方の実情や地域の教育的意見を尊重して決めるべきとの見解も示され、文部省としては画一的実施を指導しなかった」とのこと。
※変に要約(笑)していない原文は文科省Web「新制高等学校の発足


宮城県ではGHQの指令からおよそ55年後(ぶっ)、今から10年ほど前に当時の県知事が突如として公立高校の一律男女共学化の意向を示しました。以来、各校の在校生やOB・OGを中心に反対の声が強く上がっていました。

私も男女共学化の話を聞いたとき、仙台一高のOBとしては「変わってほしくないなぁ」という感情を持ちました。

ただ、もしこれまでの県立の男女別学校に重大な問題や瑕疵があったとするならば、OBやOGが懐古主義で「変えないでほしい」と主張したとしても認められないでしょう。なぜかそういう雰囲気でしたよね。


それにしても、共学にしなければならない理由や根拠って結局何だったんでしょう? 根強い反対があった関係か、10年もかかって共学化が完了したようですが、一律共学化にどんなメリットがあるのか説得力のある説明は一度も聞いたことがありません。

また、OBの私としては、男女別学で問題があったとは全く感じていません。当然、学校で寝泊りしているわけではありませんから(笑)、学校以外では家族や社会、女子校の友人との付合いや交流がありましたし、どう悪く考えても別学だからという決定的なデメリットは見出せないんですよね。

さらに、県立高校の男子校と女子校はほぼ均等に存在していたので「機会均等」という意味でも問題があったとは思えません。

学力の差を除けば、現実的には「男女別学が理由で行きたい高校に行けない」なんて事を言い出すなら「学区が違うせいで行きたい高校に行けない」という人のほうがほるかに多いんじゃないかと思います。(学区制もGHQ)


現場の先生は頑張っているのに、制度を作る側は現実が見えていない気がします。もともと共学化するという結論ありきだったんでしょうね。

従来からの別学にいったいどんな問題があったんでしょうか?
例え他県にあまり例が無かったとしても、単に右に倣えで画一化したんでしょうか。もしそうなら馬鹿馬鹿しい話です。

はっきり言って、単に共学化で画一化してしまっては、没個性のアベレージな人材ばかりを育てる何の特色も無いつまらない学校(受験生が魅力を感じない学校)になってしまう危険性も否定できないと思います。

中高一貫の旧二女は良さそうですが、他はどうなんでしょう。


また、共学化で現場は混乱しないでしょうか。
例え混乱が最初の数年だけだったとしても数万人単位の生徒の人生を狂わす可能性があるわけですから、これはとても重大な事です。そのあたり、当の受験生たちや親はどう考えているのでしょう。


話は戻りますが、男女別学は単に100年前の時代錯誤の考え方ではないと思います。
見方を変えれば一律男女共学の原則こそ、オキュパイド時代に有無を言わせず押し付けられた遺物でしょう。

また、男女別学だからといって、異性を軽んじるような考え方が芽生える訳ではありません。私から言えばむしろ逆だと思います。
男女共学だけが互いに尊重しあう考え方を持てるようになる環境だとは言えないと思います。

共学か別学か、これはどちらが優れているかではなく、学区内で入試倍率に差が出ないなら、公立で共学も別学も両方あって何ら問題無いと私は思います。

たまたま見つけた中央大の宇佐美教授(一高OB)がご自身のブログに「公立でも共学か別学かを選択出来るほうが良い」という主旨の意見を書いておられたのですが、まさにその通りだと思います。

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宮城県内の公立の男子校や女子校には、それぞれ独自の伝統や違い(例えば行事や生徒会の仕組み、私服通学など)があります。

これらの多くは学校の特色であり魅力です。別学だったからこそ培われたものもあると私は思うのですが、万が一、時の権力者の日和見や利害関係のしがらみで学校がいじくられるとしたら、良い変化は生まれないと思います。
文化ってけっこうそういう理由で消えてしまったりするんですよね。

私は大学進学で仙台を離れたので、残念ながら共学化を進めた県とそれに反対した人たちの話し合いの内容や出来事は自分自身が直接見聞きした情報としてほとんど把握できていません。

しかし、色々あったようですが、地元メディアにバランスのとれた記事を書ける記者がいたら、事が荒立たずに有意義な議論が少しは出来たのではないかと思うと残念です。


で、結局別学の何が問題で、どんな悪影響があって、誰がそれを明らかにしたんでしょうか?
また、もし問題があったとするなら、それが一律共学化で解決する根拠って?

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人の考え方や様々な事柄が時代に則して変遷・変化していき、また社会制度が改善されていくことは時代の流れです。

しかし、この共学化が理に適っていると大多数の人が思ったなら、あんなにたくさんの人達は反対しなかったのではないでしょうか。

戻せという意味ではなく、これからの高校生のために、むしろこれからをしっかり見守らなくてはなりません。

やってみたら結局みんなが損したってのは無しですよ。
>宮城県さん




私の仙台一高時代の友人は、一生の親友ばかりです。

数年ぶりに再開しても、10年ぶりに再開しても、高校時代の記憶は昨日の事のようによみがえって来ます。
再会した瞬間に昔に戻れるのは不思議ですね。

なかにはちょっと嫌なやつもいましたけど(笑)、一緒にバカをやり、色々な事を考え、学び、話し合い、笑い、時には悩んだり、悔しい思いをしたことも…。

悲しいことに、亡くなってしまった友人もいますが、多くの友人とともに過ごした日々は間違いなく今の私を形成する大きな要素になっています。
説明は難しいんですが、男女共学とはちょっと違う連帯感だと思います。

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まあしかし、私は男女共学がダメだとは全く思っていません。

仙台壱高の伝統は、男女共学になってよりパワーアップして続いて行くと思います。

自發能動 以亮天功、自重献身です。

余談ですが、女子の一高生は見てみたい(笑)。

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車両火災に気をつけましょう。
4月2日、北海道で車両火災が起こり、幼い子ども4人が亡くなりました。とても痛ましい事故で本当に可哀相でした。心からご冥福をお祈りいたします。

現段階では、乗っていた子どもが車内にあったライターで火をつけてしまったのではないかと報道されていますが、車両火災はライターがなければ安心というわけではありません。

車両火災の発生数は年次で見ると減少傾向にあるそうですが、件数自体は少なくありません。
前職でラジオ局にいた時は情報が入ってきても場所や時間などによって全ては速報せず、また、人的被害が無ければニュース項目にはならないことがほとんどでしたが、車両火災発生の速報やそれに伴う交通規制の情報はけっこうたくさん見聞きしていた記憶があります。

ちょっと調べてみると、消防庁の統計では平成20年の車両火災の出火件数は5,358件。死者数は156人(放火自殺者等102人を含む)だそうです。
平均すると1日に15件近く発生している計算になりますね。

交通事故以外でのエンジンルームからの出火は、走行中やアイドリング中、エンジン停止直後など、どの状況でも起こりうるようで、オーバーヒートや整備不良、漏電やエンジンのオイル漏れなどの原因が多いそうです。
また、なかには車の製造時の不具合が原因で車両火災になる事もあるそうです。

北海道の事故は燃え方が激しく検証が難しいということですが「子どもがライターをいたずらしたのを注意した事がある」「ライターの金属部品が見つかった」という事で失火と断定されるんでしょうか??
幼い子どもの手の届くところにライターがあったというのも理解できませんが、車に原因があった可能性はないんでしょうか??
(現在までの報道を見聞きしての個人的な感想です)


車両火災の怖さは実際に間近で見るととても強く感じます。

今まで何度か目撃した事はありましたが、先日、弊社が夜景の微速度撮影(タイムラプス撮影)をした際、無人のカメラが偶然にも車両火災の一部始終を捉えていました。

火が大きくなるまでの数分間にドライバーが避難して人的被害がなかったのが何よりでした。


広角の無人カメラの映像のこの部分で車両火災が発生していました。
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(部分拡大)
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映像を見ると、信号待ちの停車後、発進できなくなったようです。

数十秒後、エンジンルームから白煙が上がり、ドライバーが降車。
短時間のうちに火の手が上がります。その後、近くのコンビニなどから消火器を持ってきて何度か消火を試みていますが、鎮火させられないようです。
見た目には火が小さくても、車両火災は消火器ではなかなか消せないようですね。

火が大きくなって手が付けられない状態になって、ようやく消防車が到着。
消防隊員が車内を確認してから放水し、ようやく鎮火しました。

燃えたのは国産のワンボックス車で、比較的新しいモデル。
県外ナンバーでした。


(動画)
2秒に1フレームを撮影する微速度(アンダークランク)撮影のため、早送りの状態になっています。


(この車両火災の映像は、撮影場所の所有者が定める制限がありますので報道目的や個人ブログなど全てのメディアにおいて弊社の書面による許諾無く引用・転載することを一切禁止します。また、映像の著作権は弊社が所有しています。批評・評価を目的とする場合も含め、引用元や著作権者を明示しても弊社の書面による許諾無く引用・転載することを禁止します。)

火事が発生した時、この固定カメラは無人になっていて誰も気が付きませんでした。後半の映像はサイレンで火事に気が付き、コンパクトデジカメで撮影したものです。



長距離を走ってきたのか不調だったのかは分かりませんが、それまで普通に走っていたのが、信号待ちで停車して突然こんな状況になってしまうというのは驚きです。

映像を見ていただくと、消火器で消火を試みているものの、火が出てから数分で手の付けられない状態になるのがお分かりいただけると思います。
万が一の時は車に積んでいる荷物などは気にせず、最優先で避難することが大事だと思います。

くり返しになりますが、このときは人的被害がなかったのが何よりでした。


私も2~3分程度の停車ではアイドリングしたままで車を離れる事がありましたが、この事故を目の当たりにしてからは、短時間でも(特にエンジンをすぐ止められる人が乗っていない場合は必ず)エンジンを止めてから車を離れるようにしています。

みなさんもお気をつけ下さい。


映像制作/音響制作/制作技術
株式会社 写楽 www.sha-raku.co.jp
小型軽量の8ch SDHC MTR/ZOOM R16を使ってみました
先日、対談の収録がありました。
今回はその時に使った音声機材についてです。

うちの会社が撮影・録音を担当する対談や座談会・インタビューは、素材を放送番組やプロモーション映像、Web配信で使用する場合が当然多いんですが、その他として専門誌の取材やメーカーのカタログ作成、市場調査などの資料用として記録したりする(映像や音声素材を直接は公開しない)場合があります。

また、会議や団体間の交渉などの記録、記者会見の音声分配を依頼される事もあります。

(バウンダリーマイクを7本設置した状況) ※以前の別の現場です
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バウンダリーマイクは目立たないので便利です。

映像制作分野も様々な方面からご依頼いただいていますが、対談や座談会、市場調査の撮影、インタビュー撮影などの分野は、国内外の製薬会社・医療機器メーカー、農薬関連、通信販売大手、Web制作会社、他の映像制作会社さんから主にご依頼いただいています。

変わったところでは、海外の調査会社が日本国内各地で調査する際に弊社が記録担当として同行したり、裁判員制度開始前の法曹関係者向けの研修で、別室での評議を大阪高等裁判所の大法廷に生中継(映像・音声)したことがあります。

対談や座談会などの収録や中継は、放送番組の収録や中継とそれほど変わりない(バラシ運用のEFP)ですが、中小規模の映像制作会社では体制としてマイク数本のENGロケ以上の音声にはすぐに対応できないところが多く、また、映像と音声が同時に必要とされるのでPA・SR・録音関係の会社さんだけでは対応できないというニッチな部分でもあります。

うちの会社では、通常の映像制作のほか、対談や座談会などの収録も行なっています。マイクはガンマイクやピンマイクのほか、卓上グーズネックマイク(AT857QMa/12本)や
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バウンダリーマイク(AT871R、T961R/7本)などなど、状況に応じて色々使い分けています。
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(バウンダリーマイクの設置例)
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特に資料用の記録や中継は予算的にも内容的にも厳しい場合が多いですから、大手の制作技術会社さんでは割に合わず、複数社で役割分担するのも難しい場合がよくあります。

機材やエンジニアとしても臨機応変な対応が求められるので、うちのような小回りのきく(小回りしかきかない!?)会社が向いているんだと思います。
それと、私はラジオ局にも居ましたから、生ミックスはお任せあれ(笑)


今回の対談収録は紙媒体用の資料で、ある分野で世界的に有名な方たちが新しい機器について話し合うというものでした。
卓上で機器を手に取って部分部分を示しながら、操作もしながら話が進んでいったので、単純にICレコーダーで録音しただけでは後から音だけ聞いても全く要領を得ない状況になっていたと思います。

専門用語が次々と飛び交いますが、一般のICレコーダーでは距離があったり話者の声が小さいと言葉が聞き取れなかったり、誰の発言なのか正しく判別できなくなってしまうこともよくあります。
あるクライアントさんから伺ったお話では、一般のICレコーダーでは話者の声が小さくて録音状態が良くないと、文字起こしのプロに依頼しても「聞き取れず」とか「話者不明」という箇所が多発して大変なんだそうです。

うちの場合、スタジオ収録の放送番組の音声品質を標準として考えているので、一般的なグループインタビュールームや裁判所の公式録音よりはるかに明瞭度が高くクリアな収録が可能です。
当然ではありますが、うちが収録した素材では「聞き取れず」とか「話者不明」といったことは今までありません(笑)

グループインタビューの専用施設は東京・大阪以外にはほとんどないので、市場調査の収録をしたいという地方の企業さんや調査会社さんからご依頼いただくこともよくあります。


さて今回はビデオカメラが1台、使用したマイクはワイヤレスピンマイクが2本とバウンダリーマイクが4本(うち2本はワイヤレスの予備用)でした。紙媒体なので同時に写真撮影も入りました。

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(ピンマイクECM-77B)
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(バウンダリーマイクAT961R、円卓だとこんなふうに置くことも)
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ふだんは参加者が数名以上の場合、予備回線やEQ、ダイナミクス処理等も考慮してミキサーはYAMAHAのデジタルミキサーDM1000V2を使っています。
YAMAHAのDM1000V2は在京・在阪のテレビ中継制作(スポーツ中継など)でもよく使われている16chのデジタルミキサーで、小型ながら自由度が高く、非常に多機能な音声卓です。

(YAMAHA DM1000V2、他の現場にて)
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いつもはDM1000V2ですが、今回は資料用としての収録で音声を公開用としては使用しないので、試みとしてZOOMのR16でいってみました(笑)

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ZOOMのR16は昨年発売された機種で、SDHCカードに同時8ch録音できるミキサー内蔵のデジタルMTRです。

昨年、このR16が発売されるまで、CFやSDHCなどのメモリーカードで収録するタイプのMTRでは同時録音が4chまでの機種しかありませんでした。
(2010/4現在、TASCAMがメモリーに8ch収録できるポータブル機を2機種リリースしています。今後発売されるDR-680に興味があります)

ZOOMのR16の市場価格は、普段使っているDM1000V2と比較するとなんと1/20以下の3万円台…
今回の対談、DM1000V2ではなくR16にしたのは予算の都合ではなくて…

YAMAHA DM1000V2…21kg 梱包重量…36kg(車輪付きハードケース)
ZOOM R16      …1.3kg 梱包重量…2.5kg(PCバッグ)

という理由です。R16の梱包重量はDM1000V2の1/14以下…

このR16、もともとは今まで現場収録のDAWのバックアップとして使ってきたTASCAMの8ch MTR(DA-88、DA-38)を引退(+軽量化)させる目的で導入しました。

R16を選択したのは、今後AudinateのDanteカード(ネットワークオーディオのデジタルインターフェース)をDM1000V2に装着し、HUBで分配してDAW(16ch)と予備DAW(16ch)、さらにR16を2ndバックアップ収録機(アナログBUS OUT 8chから接続)として、2MIXをHD-P2で別収録する体制(主に音楽ライブやステージなどの収録)で使おうという算段だったので、ワードロックもTC同期も無しで独走させる、安くて手軽な予備MTRという基準でした。

民生機を仕事用に導入する事はあまり無いんですが、あまりの軽さに…。

R16のHA(ヘッドアンプ/マイクアンプ)は高価な業務用ミキサーと比較してしまうと低ノイズで音質が良いとは言えませんが、外部からラインレベルで入力する分にはなんとかなると思います。

しかしR16、なかなか侮れません。単体MTRモードではfs=44.1kHzのみ(16/24bit変更可)ですが、AudioI/FモードではASIOドライバで24bit 96kの8ch RECに対応。Mackie Controlのエミュレート(フェーダー)も可能なほか、DAWソフトのCubase LE4まで付いてきます。
なんというCPの高さ…。ZOOMのサービス精神はすごいです。

贅沢を言うとPANやEQ、ダイナミクスなどはこんなふうに操作子が出ていると良いんですが…
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これだとR16が150台くらい買えるお値段です…。(YAMAHA PM5D)
YAMAHA製品が高いと言っているのではありません。ZOOMが…(笑)


また、R16は収録レベル(HAゲイン)とは関係なく、録音中にもフェーダー操作でモニターミックスを作れます。トラックダウンやピンポン用だけとしてではなく「ミキサー内蔵のMTR」としては当然求められる仕様だと思いますが、以前検討していた他社のレコーダーでは収録だけに特化して小型化されている関係で自由なモニターミックスができませんでした。

ZOOMの製品はどれも低価格ですが、細かい設計思想がとてもしっかりしていますね。

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R16のフェーダー(45mm)は、DM1000V2(100mm)と比較すると音量変化の段階が粗いのが気になりますが、実際の使用(対談など)ではなんとか無視できるかも…。
ENG用の4chミキサーにオプションユニットを付けて、ロータリーフェーダー8つでMIXするよりは格段に楽で素早い操作が可能です。

このR16ですが、やはりDM1000V2と比較してしまうと音声卓としての音質や操作性はだいぶ劣ります。
個人的には収録素材を放送やVP、Webなどで使用するのであれば、やはりDM1000V2などの機材でMIXすべきだと思います。しかし、ちゃんと使えばR16でも記録用としては全く問題ない品質で収録できました。

肩掛けはできませんが、電池駆動可能でこれだけ簡単・軽量な8ch MTRがあると、今までMTR収録をしていなかったような現場でも気軽に使えそうです。


今回、R16(ファンタム給電は5/6の2つのチャネルのみ可)ではファンタム電源が足りないので、ソニーのマイク電源AC-148Fを追加使用しました。R16で各マイクをMTR収録(テスト収録)しつつ、R16のMIX OUTをWENDTのNGS-X3(3chミキサー)に入れてレベルを確認して、カメラとHD-P2(予備レコーダー)に分配しました。

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映像はカメラ本体での収録のほか、PCでMPEG2収録しました。対談終了後、撤収している間にPCでDVD-Rを数枚作成して即座に納品。初めてのクライアントさんだとびっくりされる方もいらっしゃいます。(現場納品は機材の関係であらかじめご依頼があった場合に限ります)

バックアップ機材が多めですが、ワイヤレスマイクやミキサー、レコーダーなど主要部分に冗長性を持たせるのは放送現場にいた頃からの習慣です。セッティング時間もそれほど変わりません。

バックアップ収録は当然として、万が一いづれかの機材にトラブルが発生しても組み替えれば即座に最低限の機能を維持できる体制になっています。これも大事なポイントですね。

その他、クライアントさんから特に指定がなくても、万が一の商用(電源)断でもバッテリーや電池で収録を継続できるような機材をあらかじめ選択していたり、そのために仕様変更していたり… と少々やりすぎの感もありますが、このあたりもうちの考え方であり品質の一部なんです。


今回の収録現場、ホテル32階から見た神戸ポートタワー。
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改修で2ヶ月ほど休館していたそうですが、3/19から営業再開したそうです。工事用の足場は4月中旬に撤去予定だとか。こんな姿も珍しいですね。


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