大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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おめでとう(その3) 出産祝いの贈り物
高校時代の親友から、女の子(第一子)が生まれたという連絡がありました。知人のカメラマンの結婚といい、2/10の後輩君のところでの第二子誕生といい、ここんとこおめでたい話が多くて嬉しいですね。

一昨年の夏にその親友夫妻が大阪旅行に来た際、うちの家族とみんなで食事をしたので面識があるのですが、6歳になるうちの子はメールで送られてきた赤ちゃんの写真を見て「かわいいなあ、どっちに似てるのかな」と言ってずっと見てました。

というわけで、何か記念になる誕生祝いを贈りたいという事で、家族会議の結果、先日の後輩君と親友に、こちら(リンク:オリジナル絵本ショップ「さばくにみず」)の「赤ちゃんの絵本」を贈る事にしました。
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この「さばくにみず」の絵本では、贈りたい相手の名前や家族の名前、誕生日などなどを絵本のストーリーの中に組み込んでくれます。

色々と情報が分かっている場合は贈り主であるこちらからショップに情報を送って、完成した本を直接相手に届けられるのですが、必要な情報が分からない場合は「お仕立ギフト券」という方法があります。
贈る相手にまず「お仕立ギフト券」が届き、それに従って必要な情報をショップに送ってもらって、それから完成した絵本が届くという寸法。

どういう封筒で「お仕立ギフト券」が届けられるかは分かりませんが、たぶん、封筒が届いた瞬間は「あ~、商品券かな~?(凡庸だな~)」とワクワク感は削がれるんじゃないかと思いますが、開けてみたら「世界で一冊しかないオリジナル絵本のプレゼント!!」という訳です。

子どもが生まれると何かと物入りですから、もちろん何にでも使える商品券のようなプレゼントも悪くないと思うのですが、贈る相手に「一手間」お願いして完成するオリジナル絵本のプレゼントというのは、完成して送られてくるまでのワクワク感もありますし記念にもなって良いんじゃないでしょうか。

カタログから好きなものを選択できるようなプレゼントもちょっと考えたんですが、やっぱり贈り物ってのは相手に対する贈り主の気持ちが入ってないと味気ないと思うのです。(個人の感想です。)

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実はうちの子もこのオリジナル絵本ショップの「恐竜の国での冒険」という本を持っています。字が読めなかった数年前は読み聞かせていましたが、字が読めるようになった今は(他にも本はたくさんあるんですけど)このオリジナル絵本を自分で読むようになっています。

ハードカバーで製本された絵本に自分や家族の名前、メッセージが載っていて、なおかつストーリーは自分が主人公になっているというのは子どもにとってとても嬉しい事なんですね。

いろいろ候補があった中で、この「さばくにみず」のオリジナル絵本を贈ろうということは、私と妻とうちの子で全員意見が一致しました。
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今日のおみや (伊勢、岡山)
伊勢土産に「赤福」をいただきました。

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(下半分はすでに家族に食べられていたのでフタ半開きでご覧ください)

仙台生まれ、仙台育ちの私は「赤福」と言われても馴染みが薄く 「なんだっけ?どこの名物だっけ?」てな感じでしたが、箱の中身を見たら「あー、これかぁ」とガッテン。
赤福餅は三重県の伊勢神宮の近くで300年前から売られている伝統の銘菓だそうで、簡単に言うとまんじゅうの内外が逆(もちが中であんこが外側)になっているんですね~。

ちょっとでも仕事で遠出すると必ず何かお土産を買ってきてもらえると思っているうちの家族からは、これまで三重、名古屋方面に行くとなると決まって「赤福」をリクエストされていたんですが、仕事が終わってからだとお土産を買える場所はけっこう限られます。

今まで何度もこんな状況でして↓
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「店が閉まってて買えなかった」 「売り切れてた」 「忘れた…」と説明するたびに非難の嵐でありました。

売り切れ続出で、大阪人(うちの妻子)を熱くさせる「赤福」とはいったいどんなもんなんだ!?と疑問だったんですが、お土産にいただいて意外とあっさりめぐり合う事ができました。 贈り主はわざわざ赤福の本店で購入してきてくださったんだとか。

まんじゅうの内外が逆になっているだけではなくて、「あんこ」も「もち」もノーマルなまんじゅうの味とはちょっと違う感じなんですね。まあ、味はなかなか文章では伝えられないですから、未経験の方はご賞味ください。

外側のあんには3本の模様が入っているんですが、これは川の水の流れを表現しているんだとか。また、赤福餅が売られ始めた300年前は砂糖が貴重で、当時は塩味のお菓子だったんだそうです。ほぉ~。




んで、今日、私が買ってきたお土産はこちら。 岡山名物「きびだんご」
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どどーんと30ケ入り~。

これだけあれば、桃太郎の犬・猿・キジのように、うちの妻子も私の言うことを聞いてくれるでしょうか…。
5.1chサラウンドと2chステレオ(その2)
1/29に、弊社では「DVDには5.1chサラウンドと2chステレオ音声の両方を収録しておくべき」と考えているというお話を書きましたが、理由その(1)です。

ちょっと簡単に振り返りますが、5.1chサラウンドは6つのスピーカー、2chステレオは2つのスピーカーで音声が再生されます。

映画DVDではほとんどで、音楽ライブのDVDでもその多くで5.1chサラウンド音声が収録されており、対応するシステムを持っている家庭では、映画館やライブ会場のような迫力ある音で楽しむ事が出来ます。
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しかし、この5.1chサラウンドで制作された音声は、そのままでは6つのスピーカーが必要なので、一般的な2chステレオのスピーカーでは正常には再生できません。

6chの音を2つのスピーカーで再生する場合にどうしているかというと、(5.1chサラウンド本来の立体的な効果は失われるものの)左右2chのスピーカー以外から出ていた音を(規定に従って音量を変えるなどしてミックスして)2つのスピーカーから出すように変換することで、後ろのスピーカーの音が消えて不自然にならないようになっているんですね。
このように、規定に従って機械的に5.1ch→2ch変換することを「ダウンミックス」と言います。

この「5.1chがあるとき~」の2chステレオですが、上記のようにDVDプレーヤーなどで「機械的にダウンミックスしたもの」と、あらかじめ「2chステレオとして5.1chとは別に人の手でミックスしたもの」がDVDに収録してある場合の2パターンがあります。

5.1chのみのDVDやBDも少なくないので、ここでは「弊社の意見」としておきたいと思いますが、機械的にダウンミックスしてできた2ch音声よりも、場面や音源に合わせて1シーンごとに人の手で2chステレオとしてミックスしたもののほうが自然で聞きやすく、音楽ライブなどでも狙った音像、良好な音質が保てる場合が多いと思います。

具体的にはダウンミックスではリア成分としてミックスしていた効果音などがやたら大きく聞こえて不自然だったり、音楽ライブでは会場の歓声がやかましすぎたり、5.1chと2chでは表現できる音像の範囲や量が違うので、リア成分の単純な減衰ミックスではなかなか思い通りにならないことがあります。
また、音楽などで低音楽器をLFEのみにアサインするような事をしてしまったら、(ダウンミックスではLFEは-∞で消えてしまうので)ダウンミックスは成立しなくなりますね。

5.1chミックスだけで2chも済まそうとしてしまうと、「ダウンミックス」との両立を重視するあまり、5.1chサラウンドの良さを生かしきれず、2chステレオとしてもあまり良くないということが起こり得ます。

「DVDには5.1chと2chステレオの両方を収録しておくべき」と考える理由のまず1つ は、機械的なダウンミックスよりも、その瞬間やシーンに合わせた人の手による2chミックスのほうが「音質的に自然である」という単純な理由です。

上記はまだ耐えられる場合もあるのですが、ダウンミックスにはもっととんでもない問題があります。
次回は家庭のプレーヤーで実際にどんなダウンミックスがされているか書きたいと思います。




デジタル放送でのダウンミックスですが、デジタル放送で行われている5.1chサラウンド放送のダウンミックスは、L/R(左/右)はそのまま、C(センター)が3dB小さくなってL/Rにミックスされます。前回の説明ではCやLFEのダウンミックスレベルも放送局側の設定によって変えられるような説明をしていましたが、正しくはCは3dB減衰で固定、LFEは-∞で固定となっています。
放送局側の送出設定で番組単位でダウンミックスレベルが可変できるのは、Ls/Rs(Lサラウンド/Rサラウンド)のみで、減衰レベルは 0dB、-3dB、-6dB、-∞ の4値(Ls/Rsとも同値)となっています。LsはLに、RsはRにミックスされてダウンミックスの2ch音声になります。

デジタル放送の5.1chサラウンドを2chステレオとして聞く場合、受信側のテレビのほとんどで規定通りにダウンミックスされるため、また、放送局の制作段階ではダウンミックスした時の音を重視してミックスしているため、とりあえず問題なく2chステレオとして成立している場合が多いと言えます。

デジタル放送では規格上は5.1chサラウンドと2chステレオの両ストリームを放送できるようになっていますが、(2chステレオより予算や人員、必要なリソースが増えるとなると制作からOKが出ないなどの状況があり)現状のサラウンド番組のほとんどでは5.1ch制作、5.1ch音声のみの放送となっています。

サラウンド寺子屋の二次会にて詳しく解説してくださったM様。ありがとうございました。



追記

その後、放送局の方から伺った話では、今は第一音声で5.1サラウンドの場合、多くの場合で第二音声では2chステレオが放送されているそうです。

ほとんどの世帯では第一音声の5.1が自動的にダウンミックスされて2chステレオとして再生されているとは思いますが、やはり自動のダウンミックスが不完全で互換性もイマイチ、機種によって状況がバラバラということが認識されてきた結果でしょうね。

ダウンミックスの弊害については放送においてもDVDにおいてもまだまだ発生している問題なので、時間を作って検証や確認をしたいと考えています。

私自身が忙しいのと、確認しなくてはならない項目や条件、環境がたくさんあるので時間はかかると思いますが、制作側と視聴機器など業界やメーカーを横断的に検証されたことが過去にはまだ無いようなので、やるならやるで色々と調べたいと思います。
メーカーなども巻き込んで仕事として共同検証する事になったりした場合、全てを公開できないかもしれませんが、その場合もできる範囲で公開したいと思います。
気球に乗った話
撮影の仕事をしていると、普段なかなか行けない場所に行ったり、変わった乗り物に乗る事があります。今日は気球に乗った話をば。

何年か前ですが、撮影のお仕事で気球に乗せていただきました。

イメージ写真(笑)  契約や著作権の関係がありますのでフリー素材でw
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「気球?」 「ロマンチックぅ~」と思われた方!

地球は青かった。じゃなくて、気球はちょっと怖かった…です。

高度が低かったので「大パノラマ~」みたいな感じまではいきませんでしたが、まあ絶景かな絶景かな。「滅多に乗る事もないし~」と、はりきって(?)撮ってました。

重量制限の関係(私が重いせい?)もあって制作さんやアシスタントさんは地上待機。乗る前に打合せをして撮るべきものは分かっていましたが、全部任されると色々撮っとこう…ていうのがカメラマンの性。
折角だし、デジ(ハンドヘルドタイプのカメラ)じゃなくて画質の良いENG(ショルダータイプのカメラ)で行きたいですねぇ…、と言い出したのは私のワガママ。

ショルダータイプのカメラにショートズームを付けていたのでカメラの全長は70cmくらい。パイロットやキャビン内の様子も撮らなくてはいけなかったんですが、普通に立って乗っているとショートズームでもレンズ先から被写体までが近すぎてマクロ多用…。なかなか思い通りの画が撮れません。

ショートズームに付けるワイドアタッチも持って上がっていましたが、ワイドアタッチもマクロ域でのフォーカスになってしまうのでこちらもズームが使えません。ワイドアタッチは逆光だとフレアが多いうえにゴミも目立ちやすいですから嫌で使わず、カゴに寄りかかって後ろに仰け反って、目いっぱい後ろに下がって撮ったりしていました。

大きいカメラを持って乗るということで、制作さんが転落防止のハーネスなんかも用意してくれていたんですが、いかんせん邪魔でカゴの中で身動きとれず~で、すぐに外しちゃってました。(他の乗員も何も付けてないし~)


落ちたら間違いなくオダブツの高さですが、撮影に集中しているとけっこう身の回りの危険に気が付かない事って多いんですよね。(ファインダーばっかり見ていると特にですね)

そんな私を心配したパイロットのにこやかな忠告…

「急に風が吹いたりしたら落ちますよ~」
「寄りかかると危ないですよ。カゴがボロいですからね~」


そしてさらに笑顔で恐ろしいお知らせが…

「ちょっと古いカゴですから下が腐ってきてますね~」 ギシギシ…
「まあ、おっきなゴミ箱に乗ってるみたいなもんですからね~」


私 「ゴ、ゴミ箱…」 (・。・)

その後、私の行動がやたら慎重になったのは言うまでもありません。
まあ、映像はやっぱりデジより格段にきれいでしたし、素材としても必要以上にたくさん撮れてましたから万事OKという事で。。

(その時撮影した映像はけっこう多くの人の目に触れているんですが、どこの何なのかは大人の事情で……です)


気球…。 見るからにロマンチックな乗り物でありますが、カゴ(ゴンドラ)は籐製。見方を変えればそれは巨大なゴミ箱…。
古くなるとパキッと割れたり、水に濡れると腐って底が抜ける籐のゴミ箱に命を預けて大空に舞うのであります…。 と考えるとちょっと怖いでしょ。


しかし、気球はすばらしい体験でした。景色ももちろんですが、何よりバーナーを焚いていない時、無音のまま空を飛んでいるという感覚がとても印象的でした。あれは感動します。

気球のカゴは、軽いのと着陸時に衝撃を吸収してくれるので籐製なんだそうです。お茶目なパイロットには脅かされましたが、家族を連れて乗ってみたいですね。どこか乗せてくれるところはないんかな?

なかなかチャンスはないですが、一生に一度は乗ったほうが良いです。
同じ籐のカゴでも、コケて自宅のゴミ箱に足を突っ込むのとはわけが違います。(笑)
抹茶チョコ
2月14日。今年も抹茶チョコをもらいました。奥さんに。
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なんと開けると木箱入り。
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んで、中身はこんなんです。
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京都 宇治 伊藤久右衛門の抹茶チョコだそうです。

(たぶん)ホワイトチョコに抹茶が練りこんであって、外にも抹茶の粉がついてます。

初めて抹茶チョコを勧められたときは「あ~?、チョコに抹茶かよ~」てな具合でしたが、意外や意外、これは美味です。
冷蔵庫に入れてほっといたら、奥さんと子どもに全部行かれますので早いうちに食べないといけません。

と思っていたら、冷蔵庫に小さな黒い箱が。 なんだこの箱?
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「花畑牧場 生キャラメル トリュフチョコレート」 すでに何個かなくなってます。

私 「何これ?」
妻 「ははは…ばれたか…」

ホワイトデーには何を贈れば良いでしょうね~。
ふるーいVTRの分解清掃(その2)
さて、倉庫から引っ張り出してきた1971年製のVTR「AV-5100」ですが、通電する前に内部を点検して清掃・注油をします。

VTR内部の駆動機構は部品が入り組んでいてお掃除はなかなか大変。と言っても現代のVCRのメカのような極小サイズのギアや部品が高密度に組み合わされている… という感じとはぜんぜん違って、まるでからくり人形の内部のよう。

ひとつのモーターの回転が、機構を介して色々な機能に使われているのが分かります。あーなって、こーなって、回転が…えーっと。。
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製造から37年。内部はかなりよごれて、部品もかなり劣化しています。金属製のバネなどが錆付いていますが、なんとか機能している様子。ゴムローラーへの影響を考えて、薬品を使った錆取りはしない事にします。

はじめのうちはキムワイプ(毛羽立ちにくいペーパータオル)と綿棒で丁寧に作業していましたが、そこかしこでグリスが飛び散った汚れがしつこくて、拭き取りだけでは歯が立ちません。綿棒なんか1センチ拭っただけで真っ黒。
結局、無水エタノールとキッチンペーパーを一巻。割り箸の先にキッチンペーパーを巻いた巨大綿棒でガシガシ掃除しました。

固着したグリスはドライバーで剥がして掃除機で吸い取ってから新しく塗りなおします。もし付着しても周辺のゴムローラーを劣化させにくいシリコングリス(25gで2,000円!。たまたま高いのしか手元になかった…)を惜しげもなくぬりぬり…。

動力を伝達するローラーの周囲がゴム製で、微妙な摩擦力や滑りを利用しているものが多く、劣化が心配でしたが、ゴムローラーは思ったほど経年劣化していないようです。。ゴムベルトは伸びて空転していましたが、テープカウンターの動作用にしか使われていないようなので、再生には影響ないでしょう。

電源が入るかも分からないうちから分解してお掃除をしていますが、これは内部の点検を兼ねての事で、実はメモをしながら色々な確認をしています。

こういった特殊な機構で構成されている古い機種では、電源が入ってモーターが回っても、その瞬間に劣化部品が壊れて動作しなくなる事があります。

電源が入るかとっとと確認してみたいところですが、動作テストを安易に行なうと、溶けたゴムベルトが絡んだり、小さな部品が欠けて落ちたりしてきた時に「このベルトはどことどこをつないでたの?」「これ、どこの何の部品?」「もう、分からん(泣)」のパズル大会になってしまう可能性があるので、内部の状況を記録しておくわけです。


これなんだか分かりますか?

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答えは映像を記録・再生するヘッド(ヘッドドラム)です。

左にちょこんと載っているのは現在も販売されているHDV規格のVCRのヘッド。こんなに大きさが違います。 技術の進歩ってすごぃ…… というか、小型化、高密度化はしていても基本的な記録方法(ヘリカルスキャン方式)が40年間変わってないって事に驚きました。


さて、長くなりますので続きはまた次回。
(これ、何回シリーズになるんでしょうね…)

統一Ⅰ型VTRのレポートなんて、WEB上では私の知る限り世界中探しても無かったんで、そういうのも楽しいかも。 しかし、うちは修理屋じゃないですから、ふだんはこんな事やってませんので間違っても修理依頼とかはしないでください。(笑)

ふるーいVTRの分解清掃(その1)
ふるーいVTRのメンテをしました。

テープがカセットに入っていないオープンリールタイプなので、VCR(ビデオカセットレコーダー)ではなくVTR(ビデオテープレコーダー)です。
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仕事で使っているVCRのメンテなら、絶対自分で分解なんかせずにメーカーにお願いしますが、このVTRはあまりに古すぎるのでメーカーでは修理もオーバーホールも受け付けてはくれません。ですから全部自分でどげんかせんといかんのです…。(数年前、メーカーに聞いてみたら資料も残っていないですとの返答…)

今回、分解清掃を行なったのは1971年製の「統一Ⅰ型(とういついちがた)」「統一カラー方式」のソニー製「AV-5100」という1/2インチオープンリールテープを使うVTRです。
当時、家庭用として販売されていた機種なんですが、やたら重たいので計ってみたら27kg…。ほんとに家庭用?

1971年というと、私はまだ生まれてません…。ALTECの639Bを持ってたり、RCAのTKシリーズの資料を持ってたり、変に古い機材を微妙に知ってたりしますが、意外と若いんですよ。


このVTRは以前、ある方から個人的に譲っていただいたもので、数年前に通電チェックをして以来、ずっと倉庫に保管したままでした。

高校時代の恩師から「昔撮影したオープンリールのビデオなんだけど、どこに頼んでも再生できないとか無理と言われて、再生を試すだけで映像が出なくてもけっこうな費用がかかると言われてやめたんだ~」という話を聞いて、そういえばあったよなあ…というのがきっかけで倉庫からひっぱり出してきました。
お~、それってもしかすると、うちの会社で変換ダビングのお仕事になったりするんじゃなーい? といういやらしい皮算用もしつつ。(笑)

しかし、あまりにも古い機種。はたして動くかどうか…


さて、いきなり電源を入れてぶっ壊れたら大変ですから、最低限の点検と、お掃除と注油などなどをすることにしましょう。

メンテマニュアルも取扱説明書も何もありませんが、まあ、捨てるはずだったBVU-950をメンテマニュアルを見ながら3日がかりで修理したり、捨てるはずだった家庭用VHSビデオのヘッド交換を資料もなしで半日かかって意地で調整し切った経験はありますので、今回もなんとかなるんじゃないですかね~。(ほんとアホです)

とりあえず、ばらして中を見てみましょう。ドライバーと六角レンチで諸々はずしていきます。ワクワク。

ガバッ
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おっ。 うわ~。

えらいもんを開けてしまったな…


さすが製造から37年…。金属が錆びたりゴムベルトが伸びたり、グリスは変色して固着してます…。
おまけにテープから落ちた粉(磁性粉)やら隙間から入ったホコリやらで、繊細な精密機器の内部としてはちょっとした地獄絵図…。
やはり37年という年月は半端じゃありません…。(笑)

(上の写真は、実は掃除した後の写真なんです。あまりの衝撃でホントに撮るのを忘れました…)


さて、このVTRは復活できるのでしょうか!!
ちょっと大変そうなんで、数回に分けてレポートします…。
屋台も行っとかなきゃ。
さて、数年ぶりの福岡。

打ち合わせとロケハンが(これからの業界の事や個人的なデジタル一眼のEOS 5Dmk2のお話でも盛り上がりつつ)無事終了しましたので、アルコール解禁なのであります。

せっかくだし、やっぱり屋台にも行っとかないとね。
と言うことで、さきほどとは別の知人のお勧めで、天神へ。

おう。 ある、ある。
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ほんのちょっとだけ呑んできましたので、写真は簡略版でご覧くださりませ。げぷ。
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ラーメンをやっていないお店でしたので、写真左からキムチチャーハン、ギョーザ、牛もつ、スーパードラーイ。

お店の名前は「千代」さん。先代店主のお名前なんだそうです。
なかでもギョーザがとっても美味。ここのギョーザはすんばらしいです。


3枚合成のパノラマ。 左右200度くらいが見えています。(手動合成)
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とってもやさしい感じの店主さんで、気さくに話しかけてくれました。
(写真撮影も快くOKをいただきました)

屋台には冷蔵庫や冷蔵ショーケース、炊飯器があったんですが、「電気ってどうなってるんですか?」と聞いてみると、屋台用の配電盤が路上にあってそこから引いているんだそうです。「九電(九州電力)とそういう契約をしてるんですよー」との事。なーるほど。
ガスはプロパンだと思いますが、このお店には水道もありました。

移動は冷蔵庫など大きなものは車で、屋台は車で曳いて行くんだそうです。 毎日お疲れ様です。


そういえば以前勤めていた会社で、持出用の非常用発電機の定期試験の負荷として、私が自宅からもってきた炊飯器でご飯を炊いていた事(しかも会社の駐車場で)を思い出しました…。
その頃の同僚が発電機の上に載る炊飯器を見て「なんちゅう負荷やねん!」と言いながら、おかずを買い出しに行ってくれたのは今は楽しい思い出。そういえば上司も苦笑しながら一緒にご飯食べてたっけ。
うちの奥さんはその頃その放送局の事務職で、野外炊飯(?)のナカーマでした。 そういう楽しい体験が二人の距離を近づけてくれたのでしょう。うむ、野外炊飯はすばらしい。

屋台は野外炊飯ではなくて雨風もしのげるちゃんとしたお店ですが、やっぱり屋外でご飯を食べるのは気分が良いですね。天神の「千代」さんは味も良かったのでなお良し。


何枚か写真を撮らせていただいていたら「撮ってあげますよ」との事。とりあえずビールの空き瓶でポーズ。

あまりのアホ面なので自主規制です。
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夕方に続き、またたらふく食べて御代は2,000円ちょっと。予想より安く済みました。知人には「屋台はちょっと高めだよ」と言われていましたが、お店によるみたいですね。

(知人によると値段が明示してあるお店がお勧めとの事。千代さんはメニューにちゃんと値段が書いてありました。)


というわけで、福岡の夜は更けていくのでありました。



お店の方もそうでしたが、福岡の方はとてもフレンドリーでやさしい方が多いですね。土地柄なんでしょうか。
昨日の昼は機材の積み下ろしのために立体駐車場から料金をリセットせずに車を何回か出してもらったんですが、駐車場のお兄ちゃんは嫌な顔ひとつせずさわやかでとっても親切。買い物ついでに道を聞いたビック○メラの店員さんもにこやかで親切でした。笑顔は人の心も和ませてくれますね。

さて、明日はお仕事がんばりますよ~。
元祖長浜屋
お仕事で福岡にいます。

打ち合わせまで時間があったので街ブラしてきました。

街の中心部を流れる那珂(なか)川。写真の奥はキャナルシティです。
きれいな街ですね。
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夕方5時すぎ、屋台の準備が始まっていました。
すごいコンパクトにまとめられてるんですね。
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ちょっと歩いて戻ってきたら、20分くらいで屋台が完成してました。おー。
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というわけで、福岡名物の屋台のレポート… かと思いきや、行ってきたのはこちら、
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元祖 長浜屋です。

ホテルからちょっと遠かったのでタクシーに乗ったんですが、タクシーの運転手さんはラーメンが苦手だそうで(おいおい)、福岡の美味しいもんということで「もつ鍋」か「水炊き」を勧められました…。
うーむ、もつ鍋と水炊きも捨てがたい… でも、もうすでにラーメンの口なんですよね…。 ということで知人から勧められた元祖長浜屋へGO!!

元祖長浜屋は最近人気のラーメン店だそうで、ラーメン嫌いの運転手さんでも迷うことなく到着。
夕飯にはちょっと早い時間でしたが、店内はすでに満員でした。
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ラーメンが400円。替玉が100円。なんとも良心的な価格ですねー。
食券を買って入店したら、何も言わなくても「麺硬め」が出てきました。
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ゴマや生姜をトッピングして、いっただきま~す。
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数分で完食。
で、知人の勧めどおり替玉は「ナマ」で頼みます。

生ビールが出てきたらどうしよう…と心配しつつ、知ったかぶりして
「生ください!」

このお店で飛び交う「ナマ」という言葉は麺の固さのことなんですね。
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でも「ナマ」って…。粉とか付いてるんじゃないの~?と心配していたら、ちょっとだけ湯通しされてるんですね。良かった。

でもさすがナマ、パスタで言うとアルデンテになる前の……

しかし食べいてる間に良い感じになってきました。 「替え肉」の食券も買っとけば良かったなあ。

おなかいっぱい。もう食べられません。。

屋台は福岡市内の色んな場所にあるんですが、もともとは長浜地区が発祥なんだそうです。福岡市の中央卸売市場(鮮魚市場)の周りにあった屋台が広まったんだとか。
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ENGミキサー (ポータブルミキサー)
弊社では、屋外ロケ用のENGミキサーとして、アメリカのWENDT(ウエンツ)というメーカーの「NGS-X3」という機種を使用しています。

国内の同業他社(テレビ番組制作、映像制作会社)の屋外ロケでは、肩からぶら下げるENGミキサーとしては国内老舗のS社や海外のS社(実は他社OEM?)、あとはここ10年ほどで増えてきた国内のP社のミキサーを使っているところがほとんどです。

おそらくウエンツを使っている同業他社は1%もありませんが、弊社では
こだわりをもってウエンツ社のENGミキサーを使っています。

WENDT NGS-X3
NGS-X3
(BP-90バッテリーを装着した例。BPだと48時間くらい使えます)(笑)
ウエンツはハリウッドでもけっこう使われているらしい?ですよ。



以前は弊社でも、国内でよく見かける他社製の定番ENGミキサーを使っていましたが、卓上タイプのミキサーと比べるとS/Nが良くないのがとても気になっていました。

バッテリー駆動のミキサーでは、電池寿命を延ばすために回路の動作電圧が低く設計されているものがあり、弊害としてS/Nやダイナミックレンジの低下(ノイズが増え、大きな音などで割れやすくなる)が起こったりします。

S/Nは悪いけれど、バッテリー駆動のミキサーだから仕方ない。業界内の定番機種だし、誰も文句言わないし… と、以前はあきらめていました。


ミキサーのヘッドアンプのS/Nは、音声収録ではとても重要な要素です。ドキュメンタリー番組の取材やドラマの現場収録では、消え入るような小さな声を収録しなければならない状況もよくあります。

マイクの機種選択で多少の改善は出来るのですが、基本的にS/Nが良くないヘッドアンプのミキサーでは、どんなマイクを使っても音量を上げると「シャー」という雑音が目立ってしまいます。

残念なことに以前使っていた他社製では、そういった厳しい条件下で「シャー」という雑音が目立ってしまうことがありました。

しかし、そういう場面は番組の核となるような重要な証言だったり、重要なセリフだったりする事がとっても多いんですね…(シャー)。


なんとかならんかなあ、と考えていた時に発売されたのが、ウエンツ社のNGS-X3でした。 2台買っちゃいました。
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(上:入力部 下:出力部)


購入した際、従来使っていた他社製のENGミキサーと同一条件で比較したところ、最終的にはDAT収録で20dB近くノイズフロアが下がっていました。

(回路の入出力抵抗の差もあるので一概には言えませんが)
雑音が20dB低下です。けっこうとんでもない違いです。

小さな音の収録だけに限らず、ふだんの収録でも良さを実感しています。
マイクの機種や環境が違うので全く同じにはなりませんが、特に番組など、ENG部分の音声とスタジオ収録のナレーションとの音質差が確実に縮まるのを実感しています。

リミッターも「ペッタンコ」にならないので良い感じです。

ヘッドアンプの質は弊社で使用しているデジタルミキサー(ヤマハ DM1000 V2)より良いと思います。
ポータブルとしてはTASCAMのHD-P2のヘッドアンプとしても良く使っていますが、やっぱりかなり良くなります。

報道や情報番組の「撮って出し」のように音声の品質よりも即時性や簡便性を第一に求める現場では他社製の別機種のほうが適すると感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、NGS-X3は、特にポスト(MA作業)を通して最終的に高いクオリティが求められる番組取材やVP制作、ドラマのプロダクションサウンド(現場同録)収録などにおいて、弊社では欠かすことのできないミキサーです。

クラシックの録音でもHAとしても使えますよ。 (個人の感想です)
おめでとう(その2)
昨夜11時すぎ(今から2時間ほど前)、音響メーカーに勤める知人(といっても高校と大学の後輩で付合いは長いんですが)から電話がありました。

第二子が無事生まれたとのこと。病院についてから数時間で無事生まれ、安産だったそうです。

彼は以前、映画の録音部としてお仕事をしていて、Nuendo使いのMAエンジニアでもあります。現在はその経験と知識を生かして大手の音響メーカーでお仕事をしています。
弊社の音声機材導入の際には色々と意見を聞いたり、新しく発売された機材の情報を教えてもらったりしています。

ご家族(奥さんと娘さん)とは数年前、天王寺動物園でばったり逢って以来ですが、第二子誕生おめでとうございます。
キメラかカポックかアンブレラか
キメラ…キメラのつばさ?
カポック …スタートレックに出てた??
アンブレラ…傘?

聞き慣れない方には何の事だか意味不明だと思いますが、全て照明の光をソフトにするために使われる道具のことです。

一般的に映像ロケでは照明の拡散に「キメラ」や「カポック」を使っている会社さんが多いのですが、最近、弊社では「アンブレラ」を使って撮る機会がとても増えています。
でも、アンブレラを使っている映像屋はかなり少数派のようです。
何ででしょうね…。


仕事で使っている大きなビデオカメラ(いわゆるENGカメラ)は、家庭用のビデオカメラと比べるととても感度が良いので、調整次第ではかなり暗いところでも撮影することは可能です。

しかし、重要なのは単に明るいか暗いかではなく、光の当たり方や状態。見た目が明るい場所でも、撮影用の照明を足したほうがきれいに撮影できる場合がほとんどです。
ライティングは映像の質を決める大事な要素のひとつで、撮影とは切っても切り離せない関係なんですね。


特に人物や商品を撮影する際は照明の光をソフトに当ててあげないと影が強すぎてとても不自然になってしまう事があるので、撮影現場では色々な工夫をしています。

女優さんのシワを目立たないようにする専用ライトとか、美白ライトという名前は聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。



照明の灯体に「パラ」(パラフィン紙、トレーシングペーパーのような半透明の紙)を付けることも多いのですが、これは主に光量を落とすためで、拡散効果はそれほど期待できません。見せたくない顔のシワなんかははっきり写っちゃいます。
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美しい方をより美しく、商品などがより魅力的に見えるような照明を当てたい場合には…

「キメラ」(通称)(元はメーカー名)というボックスタイプの器具で光を拡散させたり、
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「カポック」(通称)という白紙張りの大きな発砲スチロール版で反射させたりします。
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顔のシワがシワに見えるのは、光が点の光源または一方向から当たっていて、そこに小さな影ができているからです。ですので、光を色々な方向(広い面)から当ててあげると影がとてもソフトになり、シワが目立たなくなるんですね。メガネのフレームの影も自然な感じになります。

身近な例で言うと、晴天(点光源)と曇り(面光源)の違いですね。


弊社でも以前はキメラをよく使っていたのですが、最近はキメラの出番はめっきり減って、アンブレラ(傘)ばかりを使っています。
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なんでアンブレラ?
理由は単純で「品質はそのままにセッティングが早いから」です。
人物撮影など、効果はボックスタイプに全く遜色ありません。

カポックもよく使いますが、照明スタンドとカポ刺しのスタンドが別に必要になったりするのでちょっと面倒なんです。狭い場所では通路がなくなっちゃいます。


従来、弊社で使っていたボックスタイプは1つ組み立てるのに数分かかっていましたが、アンブレラだとあら簡単、バサッと開くだけ。
撮影場所が狭くても、すぐたたんでしまえば邪魔になりませんし、場所を移動するのもとても楽なんですね。

傘のように開ける小型のボックスタイプ(40cm程度で電球内蔵)も売られていますが、サイズが小さく光量も少ないものは小物専用で人物撮影では役に立ちません。離れたら結局点光源になっちゃいますからね。

弊社で使っていたボックスタイプ(80x100cmほど)ではけっこう重量もあったので、スタンドもそれなりに大型のものが必要で、バランスウエイトで調整しないと倒れてしまう事もありましたが、アンブレラはとても軽量なので照明キットの標準スタンドでも問題なく使えます。

さて、そこでおすすめしたいのがこれ。
20090210-5
マンフロットのアンブレラホルダー「026」です。市価5,500円前後。

照明スタンドと灯体の間に付けて、小さな穴に反射・拡散用の傘をを差し込めるようになっています。
このホルダーとアンブレラがあれば、良い感じのライティングが短時間で作れます。

照明キットのスタンドや灯体の接合部(ダボ)は、各社でオス/メスや直径が違っていますが、変換部品は大型カメラ店で扱っていますので、ほとんどのメーカーの照明キットで使用できます。

ただ、アンブレラは基本的に化学繊維だったりビニール系だったりですので、灯体に防熱フィルターを付けるなどして熱には気をつけてください。(各社、防熱ガラス付きの灯体が多いです)
どのメーカーのアンブレラが燃えたり溶けたりしやすく、どのメーカーがよく耐えるのか、ここでは明記しないでおきます。(笑)


弊社で使用しているアンブレラは、内面反射のほかカバーを外すとルーセント(透過)としても使えます。大型スタンドでトップライトとして使う場合など、斜めに固定して内面反射で背景を照らしつつ半分だけルーセントにして頭と肩に当てて輪郭を出したり、灯体のスポット機能で配光をコントロールしたり、工夫次第では単純なボックスタイプより便利なところもあります。

しかし、なんでもフラットな光を当てればそれでOKではありません。面光源で均一に当てただけでは、立体感のない平面的な感じになってしまいますから、被写体や環境、目的によって調整は必ず必要です。

弊社の撮影現場の例 (リンク:プロンプター撮影)の下のほうの写真を見ていただくと分かるのですが、左右で高さと距離が少し違っています。見た目は少しですが、映像上はけっこう差が出ます。
この時は映像の用途の関係でセオリーとはちょっと位置関係が違っていますが、3点照明のキー、フィル、リアの関係が基本になっているのがお分かりいただけると思います。


それから、物(ブツ)撮りで面や点、曲面の反射がある場合(食器、グラス、瓶、金属などなど)では、ボックスタイプのほうが適する場合もよくありますので、そのへんは曇りなき眼で見定め、そして決めてください。
時として、セッティンクが楽だからと言う理由だけでアンブレラを選択すると、写り込む反射のコントロールが余計に大変になったりしますから、本末転倒です。(経験者は語る)
なんというハイテク。
子どもたちの夢をこわす恐れがあるので、今回は小さいお子
さんの閲覧禁止です。(笑)

自宅近くの某ショッピングモールに着ぐるみさんがいました。
うちの子は大喜びで駆け寄って、握手してもらって記念撮影。
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さあて買い物へ。吹き抜けのエスカレーターを上っていくと、
さっきの着ぐるみさんが見えました。

子「あれなーに?」
私「ん…なに?」
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子「あたまの黒いのなに~?」
私「…!」
妻「…?」
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(心の声) 「冷却ファン…」
                                  (資料)
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子「ねえ、あたまについてるのなに~?」
私「ん~?。なんでもない、なんでもない。なんだろうね~。」
妻「ははは…。」


着ぐるみの中の人は暑くてかなり大変という話をよく聞きますが、
これなら快適そうですね。なんというハイテク(死語)…

しかし冷却ファンの音で周囲の音が聞き取りにくいのか、付添い
の人がとなりから外の様子や会話を耳打ちしている様子。
外の音が聞き取りづらいなら、外にマイクをつけて聞こえるように
しないといけませんねー。(笑)


海外のテレビ番組に出てくる某有名な着ぐるみや、国内でもごく
一部の先進的な着ぐるみでは、外をモニターするために小型の
CCDカメラとヘッドマウントディスプレイ(メガネ式のテレビ)を内
蔵しているものがあります。
海外の例では、視線の方向を定めたり、より自然な動きをする
のに役立っているそうです。

人を楽しませたり、感動させるための技術って良いですね。

いや、「中の人などいない!」でした。
写真好き
映像のカメラマンには、写真が趣味という方がけっこういます。
かく言う私も写真(を撮るほう)は大好きで、親父の一眼レフカメラを勝手にガンガン使い出してから、いわゆる「写歴」は20年以上になります。

中学2年の頃には、親父が持っていたf=1,000mm F11の反射型超望遠レンズに2倍のテレコンバーター(より望遠にするアダプター)を装着して、フィルムや露光時間を何度もテストしてから「月食」を一人で撮影して夏休みの自由研究として提出したんですが、当時の理科の担任に「本当にお前が自分で撮ったのか?」と信用してもらえなかった事もありました。

まあ今思えば、そんなレンズは普通の家には無いだろうし、専用の道具も無しで普通の写真用三脚にf=2,000mmレンズを付けて必死に月食を撮影している中学生はちょっと怖い…ですが、努力したのに信じてもらえなかった、ということに当時は強い衝撃を受けたものです。トラウマです。(笑)

中学・高校では掛け持ちで写真部にも在籍していて、価格が安く自分たちでフィルム現像やプリントができる白黒写真ばかりを大量に撮っていましたが、今考えると、その頃に友達が中総体や高校総体で活躍している姿を撮ってプレゼントして喜ばれたりした事が、その後(映像の)カメラマンになった原点かもしれないですね。

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(昔撮影したモノクロネガ。白黒反転しています。)

そういや、人生で初めてのお仕事(アルバイトですけど)は高1の時、某企業のイベントの記録写真撮影でした。

私の「写歴」?も知っている方からは、仕事として写真を撮ってほしいというリクエストがけっこうあります。それはそれでうれしいんですよ。でも物(ブツ)撮りで、映像+写真も数百枚とかはキビシイかも。(笑)

うちの会社は写真ではなくて映像と音が本業ですので、写真をリクエストされた場合は基本的に写真のカメラマンを手配しますが、webページ上のボタンだとか動画のインデックス用として、映像ロケと同時に「数枚だけ写真も欲しい…」というような場合は臨機応変です。


仕事の話は置いといて、写真好きなのはもちろんプライベートでも。
もう何年か前からフィルムの一眼レフは年に数回も使わないんですが、デジ一(デジタル一眼)は車移動ではほぼ持ち歩いています。
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(八尾市 玉串川沿いの桜並木にて 2007/4 縮小用クロップ)

プライベートではもっぱらRAW撮りが基本。学生時代に写真をプリントするミニラボ店で手動補正プリントを教えてもらったので、今のパソコンでのRAW現像もスムーズな感じです。
(写真の裏にNNNNと印字されているのは手動補正無しの意味です)

写真とビデオでは、CMYとRGBの違いはありますが、ビデオエンジニアの仕事では各色のバランスやカメラのカラーマトリクス、ガンマカーブ、ニーカーブ、ディテール諸々などなど、RAW現像と似た項目の設定が撮影時にちゃんと(複数カメラであれば全てで)していないといけませんから、デジカメのRAW現像ってのはいつも仕事でやってる内容と似たようなもんなんですね。。
※REDやS-log、pnalogなどRAWで動画記録できるものを除く

人間の目は周囲の光源に対して「色順応」をするので一般的には難しいんですが、自分で基準を決めて追い込むのに慣れると、測定器や設定値でチェックする前の「こんなもんかなあ?」が、カメラ同士でも±数十ケルビンくらいの誤差までで収まる感じです。
仲間内では、手先だけで精密加工が出来る町工場の職人さんみたいなもんじゃないの?という話になってます。
ああ、また仕事の話になってる…。 色の話はまた今度。



写真と言えば、先日、私の子どもが通っている幼稚園の生活発表会を撮ってきました。もちろん仕事じゃなくてプライベートです。写真撮影OKの発表会で、数十人の保護者が撮ってました。

くじ引きで決められた座席は一段高くなった場所の最前列で、少し頭を低くしながらでも良く見える席でした。ラッキー。
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撮影場所は舞台中央からずれていましたが、画像のレタッチで少しシフトして、ほぼ正面から撮ったように見えています。

手持ちの中からシャッター音の小さいデジ一を選んで、劇場撮影の写真カメラマンと同じくシリコンクロスでカメラとレンズを覆って防音した上で、なるべく舞台から音が出ている瞬間を見計らって撮って
ました。当然、フラッシュも使ってませんよ。

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舞台にはシーリングとして舞台前の天井から裸の500wの写真用タングステンランプが4灯当たっていて、ISO400、70-200mmのF2.8レンズをF3.2で、シャッター速は1/100~1/160で撮れました。
舞台上のボーダーライトが蛍光灯で、シーリングが届きにくい奥だとたまに髪の毛だけ微妙に青白くなるのが唯一の欠点ですが、幼稚園のお遊戯室の舞台としては光量、光線ともにかなり良い条件でしょう。
ブレ補正付きのデジ一ならフラッシュ無しの手持ちで十分いけます。

ただ、この発表会を撮りに来ている地元の写真屋さんは、AC電源の巨大ストロボを焚いて撮ってます…。
保護者席に座っていると背後から発光してくるんですが、明るすぎて舞台を見ているこっちの視界までホワイトアウトしてしまいます。(笑)

幼稚園の保護者同士って、写真をプレゼントし合う事がけっこうあってうちもよく頂戴するんですが、私が保護者として撮影した幼稚園行事の写真は、園の出入り業者さんの商売に絶対に影響しないよう、誰にも事前に撮ってあげるとも、事後に撮ったとも言いません。

他の保護者から写真を頂戴して、そのお礼に私が撮影した写真を差し上げるとしても、出入り業者の貼出しと注文、納品が完全に終わってから。半年、1年後です。
面倒な話ですが、これは入園当初から家内にも厳しく言っていることで、うちの会社とは映像と写真という分野や顧客層も全く違いますが、「撮影業としては同業である」との考えで最大限に気を遣っています。

まあ正直なところ、自分で撮らなくても良いくらいに出入り業者さんが撮ってくれるなら、カメラを持っていかずに見に行きたいんですが…。「数百人を満遍なく」というのは大変なんでしょうね。

自分でも撮りますが、出入り業者さんが販売するビデオや写真も必ず購入しています。写真はうちの子どもが写っていると発見できた場合、半目でも後姿でも、わずかに見切れているだけでも徹底的に全カット購入。どれにしようかな?ではなくて、発見したら即発注です。



ま、それはさておき、プロカメラマンでもないうちの親父がどうして1,000mmの超望遠レンズを持っていたか聞いてみたんですが、山にできる雪形を定点撮影するために購入したんだとか。

「雪形」とは (wikiより要約引用)
 山腹に岩肌と積雪が織り成す模様を人が何かの形に見立てて名づけたものの総称。農事暦として農作業開始の目安にも用いられた。

春の雪解けで現れる宮城蔵王の「水引入道」という雪形だそうです。
暦の上ではもう春ですね。

しかし、うちの親父もいろんな趣味を持ってるなあ…。
カメラケース
弊社のホームページに書いている「大阪を中心に全国で映像
制作/音響制作を致します」ですが、近距離の場合は車で移
動すれば良いのですが、遠隔地の場合はその地域の技術会
社に機材と技術スタッフを依頼する場合と、大阪から人も機材
も全て連れて行く場合の2パターンがあります。

比較的単純なロケくらいなら現地の技術会社を手配してもまあ
大丈夫なんですが、シリーズものやクライアントさんが弊社の
スタッフだからと依頼してくださるような場合、または人も機材も
確保しづらい地方などの場合は人も機材も全部大阪から行く
ことになります。
どっちかと言うと、弊社では人も機材も信頼性を考えて現地調
達は「やむを得ずの手段」と考えています。制作も技術も特に
人は「勝手知ったる」がベターですね。

照明など他の機材は貨物として送っても、昔からカメラだけは
ハンドキャリーするのがロケの鉄則みたいなもんなんですが、
スタッフ数を絞った遠隔地でのロケではそれもなかなか大変。
送れるもんは送ったほうが移動は楽になります。

しかし、昔から「何かに出くわした時にすぐに回せるように、報
道ロケじゃなくても行きも帰りもバッテリーとテープは入れたま
まにしろ」とよくドキュメンタリーカメラマンの先輩から言われて
いました。
その言い伝え(笑)を守っていた10年ほど前、大雨で増水した
川の中州に取り残された数人のヘリ救助(ケガ人なし)の様子
をたまたま撮影して、現場に間に合わなかった某テレビ局に人
づてで提供したらニュースで放送された事がありました。

まあ、「カメラマンたるもの何かあったら!」とは言いますが、
個人的にはあまり他人様の非常事態を積極的に撮りたいとは
思わないですね。
と言うと諸先輩方にはこっぴどく絞られそうですが…。

そんなわけで大事な商売道具のカメラですが、やっぱり重いの
は嫌だからケースに入れて送っちゃえ!ということもあります。
20090206-1

そういえば…
今度送る予定のあのカメラ、ショートズーム(ワイドレンズ)を付
けた状態で、ポータブレイス(カメラ保護のカバー)を着せて、
ワイヤレスアダプター(受信機取付けの部品)を付けたままで
ケースに入るのかなあ?
と心配になって仕事が終わった深夜、機材倉庫で確認を…
20090206-2

あーっ。やっぱり閉まらない…。(泣) どうしよー。(笑)

とりあえず、ポータブレイスを脱がせてワイヤレスアダプターを
外したらなんとか閉まりました。
20090206-3

大した事じゃないんですが、こういうのって気になりだすと夜も
眠れなくなるんですよねえ…。確認しといてよかった。(笑)

とりあえずショートズーム付けたまんまでもギリギリ閉まるのが
分かって良かった。
おめでとう
かれこれ12年前からお仕事をご一緒させていただいている制作
技術会社のカメラマンさん(私と同い年)の結婚お祝いパーティー
に行って来ました。
20090204-2

新郎は和歌山出身、新婦は東京生まれで、関西と関東の遠距
離恋愛が実っての結婚です。
そういや呑んでばっかりで馴れ初めを聞くの忘れてました…。

なんと大胆な! (社長命令が出てましたからね)
さすがカメラマン。OKが出るまでずっと止まってました。
20090204-2
モ、モザイクは…プライバシー保護ですよ。


実は私も結婚して7年になりますが関東と関西の結婚でして、
「言葉の違い」のせいで摩擦が起きることがよくあります。

(私は仙台出身で関東ではなくて東北なんですが、標準語に近
 かったせいか大阪では関東関東言われてます)

大学入学で初めて大阪に来た頃は、大阪の人は電車の中でも
全員が漫才をしていて、すぐに怒り出して口げんかをしていると
いうイメージでした。 (そう感じる人って多いらしいです)

だんだん慣れて今では自然に大阪弁が出るようになってはいま
すが、いまだにうちのかみさんと話をしていると「何怒ってんの?」
「怒ってないわ!」というやり取りがあります。

さてこの「何怒ってんの?」が大阪人には鬼門でして、いわゆる
標準語のイントネーションで「何怒ってんの?」と言われると相当
ムカッ!っとくるそうです。
こちらとしては(大阪弁に訳すと)「どしたん?」レベルの軽い問い
のつもりなんですが…。

逆に関東の人間はムカッとした大阪人が何気に発する「怒ってな
いわ!」という言葉に非常に強い語気を感じてしまうのです。
すると、
「(関東弁)怒ってるでしょ?」「(関西弁)怒ってないわ!」という
スパイラルに突入して開戦してしまうのです。

新郎新婦にも聞いてみると、やっぱり新婦(関東)が新郎(和歌山)
に「何で怒ってるの?」としょっちゅう聞き、「怒ってないよ!?」と
いうやり取りがあるのだとか。
今は二人ともラブラブフィルターがかかってますから大丈夫だと
思いますが、この言葉の壁はベルリンの壁並みです。

二人には「今後何かがあって、緑色の書類に判を押しそうになっ
たらこの事を思い出して」と言っときました。

そして、一次会が終わって新郎新婦を送り出したと思いきや、
20090204-3

同僚が電話で呼び戻してまさかの卓球へ…(なぜに!)
20090204-4

飲み放題でみんなずいぶん飲んでるのに、なんで卓球…
若い人たち(?)の感覚が理解できませぬ。

卓球しながら飲んだスポーツドリンクのおかげで、一次会で飲んだ
大量の赤ワインの吸収が劇的に促進されフラフラに…

なんとか終電で帰り着きました。
テレビの音量(家庭での視聴音量)
地デジになってからテレビの音が聞きづらいという話をよく聞きます。
以前、技術屋が集まったある飲み会でそんな話が出まして、その後
自宅での視聴音量を測定した事がありました。

そのときは数人にメールで報告しただけでしたが、最近、また別の集
まりでもそんな話題が出ましたので、以前測定したデータを公開しと
きたいと思います。

SPL計はPHONICのPAA3という怪しげな機種です。
ハンディタイプのRTA付きで国家検定が付いているちゃんとしたSPL
計は60万円くらいします。うちでも設備施工用に購入しようかと考え
ていたんですが、検定無しのPAA3はほぼ同機能で4万円ほど。
PAA3

検定付きではありませんから騒音測定の業務に使用する事は出来ま
せんが、PAやSR、設備のスピーカー調整なんかではとても重宝して
います。うちではこれで十分です。
画面が見づらいんですが、パソコンにつなげると見やすくなります。

PAA3では、近年の騒音測定で国際的に使用されているLeq測定は
出来ません。しかしLeqでは(回数は少ないものの問題となるような)
ピークが見逃される事があったりするので国際的にも賛否両論があ
ります。
(私も色々と思うところはあるんですが、とりあえずLeqの特徴や有
 効性については今回は割愛します)

話は戻りまして、テレビの音が聞きづらい原因としては、薄型テレビ
のスピーカーが良くないとか、地デジではアナログほどタイトにDレン
ジを潰していないなど、色々な原因が語られているのですが、まず
測定データを並べちゃいます。



(測定:2008年5月27日)

・場所…うちのリビング(RT60=0.34sec)
・時間帯…夕食後、片付けの音などが少しある状況
・テレビ…地デジ各局
・スピーカー…テレビ左右にBOSEの101を2発 (EQなし)
・距離…テレビ正面 約2.5m(上下落差なし)
・他の音源…パソコンのファン(≒2m)、家族の会話等(≒1m)
・SPL計…Phonic PAA3 (カーブ:A特性、更新速度:125ms)

んでもっで実測値は以下の通りです。

今回は分かりやすく表現するために5値平均のAVGという値を勝手に
定義しちゃいます。(Leqと似たようなことしてますが…)

AVG=125ms間隔の5値平均 dB(A)
PK =125ms更新でのピーク dB(A)
(小数点以下四捨五入)

■環境
・暗騒音
 AVG=40dB、PK=42dB

・家族の会話
 AVG=58dB、PK=65dB (1m)
 (子どもの大きい声 PK=82dB 50cm)

・くしゃみ
 PK=94.6dB (50cm)

・電話のベル
 PK=76dB (1m)

■環境+テレビ音声
・ドラマ台詞
  (会話)AVG=48dB、(怒鳴り)PK=57dB  CX「絶対彼氏」

・サッカー中継
 (ベース)AVG=48dB、(歓声)PK=55dB、(実況) PK=53dB  TBS

・ニュース
 PK=55dB NHK

・音楽番組
 (トーク)AVG=50dB、PK=54dB、(音楽)AVG=53、PK=55dB
 (ガヤ)PK=58dB、(会場拍手)AVG=57dB YTV

暗騒音が40dBでテレビのピークが58dB。数値上は有効なDレンジは
18dBしか無いのですが、実際は暗騒音とテレビの声などは周波数
自体が違っているので、差が6dB程度でも内容を聞き取る事は可能
な状況でした。

このとき、感覚的にテレビの音量は「ちょっと小さいなあ」と思ってい
ました。ちゃんと見るときはもう少し音量は大きいですが、自宅での
「ながら視聴」の平均と言っても良いと思います。

しかし、「ながら視聴」での有効Dレンジが20dBしかない、というのは
なんとも恐ろしいですね。




私もFM時代は夜な夜な試験放送の時間を無理矢理作ってもらって
orbanの設定に血道を上げ(笑)、トーク中心の番組と音楽番組(クラ
シック、POPS、ROCK系など)で設定を変えたりしていました。
(メモリー読み出しで音切れするので番組間の無音部分で手動切り
替えしたり、パラメーターを途中で変えた事も…)
(もちろん当時その権限は持ってましたので問題はないです)

※orban…多くのテレビ・ラジオ放送局が放送用に使用している音声
       リミッターのメーカー名。特にFMラジオでは各局で設定が
       大きく違い、放送される音質の違いにつながっています。
      
ひとつの結論としては、いくらorbanでもひとつの設定で全てのジャン
ルを理想的な音にするのは無理です… (特にAGCとリリースなど)

当時は自動車内での聴取環境のSPL測定はしていたのですが、家
庭内での測定は今回が初めてでした。
ちなみに、個人的に部屋で音楽を聞いているときの心地よい音量は
70dB程(ピークは75dB)でした。わりと小さめですね。

地デジでも、聞き取りづらい局と、恐らくAGC範囲を広げて小さい音
を持ち上げている感じがする局もあるのですが、やはり音楽番組を
考慮してかそれほど持ち上がってはいません。
もちろん、持ち上げすぎるのも良いとは思いません。

しっかし、測定してみて環境音とテレビ音声の音圧の差がずいぶん
小さいのに驚きました。(自動車内よりは諸々マシですけど)

この数値が全てでは決してないのですが、家庭で視聴されるコンテ
ンツをMIXする上でのひとつの参考になるかもしれません。

現状、放送でorbanを使用している局は多いと思いますが、番組に
よって設定を変える事は基本的には出来ませんから、制作時のレ
ベル管理はやはり重要です。
しかし制作時のレベル管理だけでは対処しきれない部分もあると
も思います。

家庭用のテレビでは、地デジの音量を自動的に調整する機能が付
いているものがけっこうあります。どの程度の動作をしているかは
すべては調査できていませんが、メーカー側でも地デジ(または薄
型テレビのスピーカー)が視聴環境や条件によってはそのままでは
ダメだと認識しているということでしょうね。
20090204-2
トークですら頭がヘコヘコ潰れたり、あんまり良い感じではないです。

その他、比較的古いものではパソコンのWindowsMediaPlayerの自
動音量調整(静音モード)など、ドルビーデジタルのダイアログノー
マライズなどとはまた違った、制作者の意図と関係なく自動的に音
量をいじくる再生装置は増える一方です。

テレビやプレーヤーでこういった調整をするのが一般化する前に、
作り手、送り手側で何らかの対策をとらないと余計に混乱してしま
うのではないかと思うのは私だけでしょうか。

自動調整は音質もやっぱり良くないですからね。
今年の恵方は「東北東」だそうですが。
2月2日、まだ夕食には早い夕方。近所のお寿司屋さんに行ったら
お客さんは一人もいませんでした。 おや? 何やら袋がたくさん。
20090202-1

何だろう? と思ったら店員さん用の「恵方巻き」だそうです。
子供用なのか「ツナ」と書いてあるものも。それも美味そうですね。

「今日買って帰ったら、間違いなく明日じゃなくて今日食べちゃうか
ら明日受け取りに来たほうが良い。」という妻の判断で予約だけ。
実によく分かってらっしゃる…。
20090202-3

今年の「恵方(えほう)」は東北東だそうです。東北東は方位67度
30分。アナログ時計の長針だと11分15秒の時の角度です。


さてこの、恵方って、磁方位なんでしょうか真方位なんでしょうか?
基準となる方位0度(北)が違うと恵方も少しずれてしまいます。
何事もディテールは"とてーも"大事ですよね?

若い頃、地図と磁石があればどこにでも行ける気がした頃。(笑)
「コンパスが示す北と、地形図の北は違うからね。ちゃんとしない
と崖に落ちちゃうよ!地形図に偏角が書いてあるだろ」と言われ
たものです。書いてありましたっけ?
20090202-2
写真の背景は懐かしい「ラジオ用天気図用紙(No.2)」です。
まあしかし自分で記入しなくてもラジオ聞いてたらニュースで天気
予報を聞けますから全然書かなかったですけどね~。

それはさておき、磁方位は場所により違い(また年月により変化
もしているそうですが)大阪だと磁石が示す北は7度くらい西にず
れていますから、磁石が示す北「磁北」と北極星の「真北」には
写真のようなズレがあります。
(針が示しているのが磁北、「N」が真北です)

しかし色々調べてみましたが、恵方の基準が「磁北(じほく)」なの
か「真北(しんぽく)」なのか分かりませんでした。うーむ。

しかしまあ、風水では磁方位だそうなんで、恵方も磁方位という事
にしておきますか。 ("とてーも"大事なディテールはどこ行った?)

大阪以外の磁気偏角は国土地理院あたりに聞いてください。


しかし、「恵方」を調べてみて分かったのは、「東北東」という表現
自体が本来のものではないということです。厳密には東北東では
なかったんです。なぬー?

今年の恵方は昔ながらの32方位で言う「甲」だそうで、角度で言う
と方位75度です。アナログ時計の長針で言うと12分30秒の時の
位置です。
さあ、方位磁石とアナログ時計で完璧な恵方を向こうではあーりま
せんか。それから、恵方巻きは2~3本食べたらもっと良いですかね?

しかし、恵方巻き食べるのってそもそも何の風習なんですかね?
厄除け? 健康祈願? 開運? 商売繁盛?
(最重要のポイントが全く分かっておりません…)
サラウンド寺子屋に行ってみました。
2月1日。知人から誘われて、初めてサラウンド寺子屋を聴講しました。
東京だけかと思っていたら、大阪でもたまに開催されるんだそうです。
20090201

(サラウンド寺子屋とは、1980年代にNHKでサラウンド番組の制作を始
めた国内の第一人者で、現在はジャズバーも経営している沢口さんとい
う方が主催しているエンジニアの勉強会・セミナーで、サラウンドの作り
手の集まりです。)

月刊放送技術や隔月刊のプロサウンド誌ではよく記事を読んでいたんで
すが、今回の私のように飛び入りで「聴講」することも可能だとは知りませ
んでした。知り合い同士のクローズドな集まりではないんですね。よかった。
今回は40人くらい集まっていました。

今回のメインテーマは「サラウンドCM」についてで、サラウンドの概況の
ほか、国内外の実例や課題など、実際に制作に携わった本人が経験を
語る講演もありました。
国内でのサラウンドCMの事例はまだまだ少なく、実際に制作に携わった
方のお話を伺えたのは初めてでした。
専門誌にも全ては載らない、他では聞けないお話ですね~。ふむふむ。
20090201-2


トムソンの方からはmp3Dという技術についての解説がありました。
元はフラウンホーファー研究所(FhG)が開発した技術で、2ch仕様のmp3
に僅かなAUXデータ(5~8%)を加えるだけでディスクリートの5.1chを作れ
るという技術だそうです。(レートが低いとジョイントみたいに少し干渉して
いる感じはありましたけど、レートが高ければ問題ないでしょう)
数年前にFhGが発表していた、「AUXデータを加えると可逆の2ch音声に
なる」という技術と少し似ていますね。
現状ではサラウンドの単ファイルで可逆だとDTS-HDくらいしかありません
から、(ライセンス料が安い)mp3Dが可逆対応になると面白そうです。
mp3D
(Thomson Engineering Lab. Ltd. All Rights Reserved.)

パソコンでの5.1再生に関しては弊社でも以前から調べているんですが、
(mp3Dはすでに対応しているソフトも色々あるようですが)エンドユーザー
側の環境、機材、OSの設定などなど色々な問題・課題があります。
トムソンさんはPC用のサウンドデバイスを作っている会社ではないです
けど、お勧めできるお手ごろハードウェアとセットで提案してくれるとエン
ドユーザーには分かりやすいでしょうね。



サラウンド関係は毎年InterBEEでもセミナーが開催されていたので以前
から参加したいと思っていたのですが、ここ数年は同じ日・時間帯に開か
れていた立体映像のシンポジウム(ちょうどその頃に関わりがあったので)
を見に行ったりしていたので、今回サラウンド寺子屋と懇親会で色々聞い
てみて、デジタル放送でのサラウンドに関しては僕自身がプチ浦島太郎
になっていたということが分かりました。
まあ、デジタル放送っていうものが始まる前に放送局を飛び出しましたか
らね…。

で、(1回しか行ってないのにおこがましい事を言いますが)サラウンド寺
子屋で懇親会に行かないのはモグリです(笑)。講演者に質問したり裏話
を聞いたり、情報交換や意見交換、色々な経験談や工夫のお話が聞けた
りなどなど、「音」の生き字引がゴロゴロいました。
たとえば僕自身が今まで疑問に思っていて調べても分からなかった事を
一発で答えてくれたエンジニアさんがいたり、逆に僕も映像機器との兼ね
合いだとかWEB動画配信の音量なんかをちょっと話せたり。
懇親会二次会まで参加していろんなものを得て帰ってきました。

アグレッシブなエンジニアってのはやっぱり年齢はあまり関係ないんですね。
若いだけの人より経験も知識もあって、そのうえ新しい事にもチャレンジをし
ている。新しい事、知らない事を吸収しようという意識も生半可ではなくて、
常にアンテナを張っている。 そういうベテランは最強ですね。
それぞれ短い時間お話しただけでしたが、ある大阪のポスプロの方のお話
を伺っていて、僕自身が50代になってもあんなふうにアグレッシブでありた
いなあと感じました。

それから、講演のまとめで沢口さんが仰っていた「継続は力なり」。
これこそもっとも大事な事ですね。

また次回参加させていただけたら、厚顔無恥に質問攻めしたいです。(笑)
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