大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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スタジオ撮影(白ホリ)
久々の更新ですが、今日は前回とはまた別のスタジオ撮影の様子をアップしたいと思います。

大人の事情でほとんど公開できない弊社のお仕事現場ですが、クライアントさんにちょっとお伺いしてみたところ、「出演者が写っていなければOK」とのありがたいお言葉。神様、仏様、平○様…。
今回お世話になったのは、大阪府箕面市にあるエリモスタジオさんの711スタジオです。

また、照明の配置を写真で掲載するのをご快諾いただいたエリモスタジオの照明技師、森川さんにも大感謝です。ありがとうございます。
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今回の撮影は白ホリ。「白」は白いって事ですが、「ホリ」はホリゾント。スタジオや舞台では背景幕や壁のことを言うんですが、ドイツ語の「ホリゾント(horizont)=空・空間」が語源なんだそうです。

テレビ番組やCMなどで白やグレーの背景の中に立った出演者が話をしている映像ってご覧になったことありませんか?

こんな感じ。
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スタッフが出演者の立ち位置に代わりに立って照明の最終調整をします。
さすが撮影所出身の照明技師さん。とても綺麗に光が回っていますね。
(立っているのは私です。 また太った…?)

照明はこのように当たっています。
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上の写真を見ると、出演者はかなりまぶしいんじゃないかと思われるかもしれませんが、それぞれの光源の中心を微妙に出演者の顔から外したり、反射板やディフューザーをカメラを見ている出演者の視界から外れるような配置にしてまぶしさが和らげられています。

日常のロケでの仮設照明や、クロマキー用やバーチャル用など私が別のスタジオの照明を自分で調整する場合なんかも位置や角度にはとても気を遣います(似たような光量でも出演者がまぶしいと感じない当て方を探るのに手間がかかります)が、さすが専門職。言うまでもなくバッチリでした。

光源を直接見れば当然まぶしいのですが、立ち位置からカメラを見ると各光源が視界からうまく外れるのでそれほどまぶしく感じられなくなっています。
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さて、カメラはクライアントさんのご要望で最近流行?のハンドヘルドタイプ(AG-HMC155 29.97p)ですが、その他の周辺機材はENGカメラ(ショルダータイプのカメラ)の場合の撮影と何ら変わりがありません(笑)。違うといえばHMC155用のアイリスリモートを使わなかったくらいです。

ディテールや階調の確認はHR管の9インチCRTモニターですが、最近、弊社ではスタジオ撮影の際のクライアント用モニターは液晶にしています(24インチや20インチのHD液晶)。
液晶は視野角や暗部・高輝度部の再現性(光漏れやガンマ)の問題で技術スタッフ用の基準には出来ませんが、一度に何人もが見てあれこれ話し合うにはある程度大きいほうが便利です。

今日はフルフレコンテンツなのでフルフレ表示のフルHD液晶。(笑)
サイズや撮影位置を変えたカットで統一感を保つために波形モニター (右下)も欠かせないですね。
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以前は白ホリやCM撮影となると14インチの重たいBVM(マスターモニター)と波形モニターを弊社の編集室からよっこらせと持ち出して台車でゴロゴロしていたんですが、最近弊社の(機材持込での)スタジオ撮影ではHD液晶、9インチCRT(HR)、波形モニターの3種を使うことが多くなりました。

液晶は最新の機種でも階調表現でCRTに勝てる機種はまだ無く、特に暗部や高輝度部の調整にCRTは欠かせません。しかし、HD用でも小型のCRTモニターではディテールはおろかフォーカスすらも怪しい…、となるとフォーカスはフルHDの液晶で確認して…、KNEEスロープやKNEEサチュレーションはCRTと波形を見て…、KNEEアパチャーは液晶でも確認…と行ったり来たり。。
まあカメラ調整自体は撮影開始前にきちんと確認できればOKなので大きな問題にはなりませんが、気軽に持ち歩けて安心して画質を確認できるHDモニターが出てきて欲しいものです…。

SD時代は14インチのマスモニ(HR)や、最悪HRなら9インチでもディテール調整までできたんですが、HDでは現場でカメラ調整までを十分にできるモニター環境がなかなか構築できないので悩むところです…。BVM-F24が転がっているようなスタジオは関東のごく一部にあったりしますが…。

なので、持って行きやすい3種で補間的に…なんですが、ほとんどの視聴者は液晶になっていますから、そのあたりも考えないといけないですね。しかし「CRTを廃止」とは出来ないですね~。ううむ…。
有機ELの箱カメ用VFが民生と同じパネルなのに270万円というのも納得いかず…。有機ELは寿命も…。有機ELモニターは試しにHD-SDIコンバーターとセットで持ち歩いても良さそうですね。


こちらは音声さんのブース。(暗くて手ブレしています…)
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音声機材は弊社の定番WENDTのNGS-X3とTASCAMのHD-P2。バックアップの映像収録機と20インチモニター(SD液晶)も設置。 なんか監督席みたいになってますね~。
マイクはワイヤレスも用意していましたが、音録りはKS(膝上サイズ)以上だったので全て有線ピン(ECM-77)で行きました。
バックアップの録画機(映音)と、バックアップの音声レコーダーHD-P2は途中で止めずに回しっぱなし。

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今回のエリモスタジオさん。映像・写真ともにOKとの事で、映像用の照明も安心して、というか要求レベル以上でした。さすが。

ちゃんとしたプロが集まる現場って、全てに無駄がなく作業がきちんとテンポ良く進んで気持ちが良いです。弊社的には大阪でのスタジオ撮影は、間違いなくエリモスタジオさんイチオシです。



そうそう、バックアップで思い出した…、話は飛びますが、NAB2009(全米放送機器展)にAJA社が出品した「KiPRO(キープロ)」。
HD-SDI、Y/Cb/Cr、HDMIをProRes422(Apple)でHDD記録できてしまうポータブル機です。これ、かなり便利そうですね。RS-422は現時点では端子のみ搭載(for future use)らしいですが、9ピン制御もできるようになったら末恐ろしいですね。
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詳細はまだ分かりませんが、ProRes422は10bit 4:2:2。設定によってはHDCAMよりハイレートなはず。50万円でHDCAM越えのクオリティなら…。
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お仕事風景
ここんとこ忙しくて更新停滞気味です。

大人の事情でブログではほとんどご紹介できないお仕事現場ですが、クライアントさんとお話しているうち「出演者が居なければ良いんじゃないですかね」と、とてもありがたいお言葉。神様、仏様、○井様…!

というわけで、数日前のスタジオ撮影の様子です。メモ用デジカメで撮った写真を掲載します。(スタッフも休憩中で誰も居ません)
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クライアント用モニターは液晶(メインカメラはフルフレのフルHD、他カメラとプロンプター原稿の確認はSD4分割)ですが、メインカメラの近くにはHRの9インチCRTと波形モニターを置いています。

液晶のピクチャーモニターは軽量で便利ですが、撮影時の輝度管理やディテール確認は波形モニターやCRT(ブラウン管)モニターが無いと安心できません。

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波形も液晶です(笑)

今回はメインカメラにHMC155、プロンプター付きです。
大きいカメラ(ショルダータイプ)が無い撮影って、最初は撮ってる気がしなくて何となく違和感を感じていましたが、最近やっと慣れてきました。
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(通常、プロンプターを付けるとVision22やVIDEO20などのヘッドでもバランスが取れなくて大変ですが、弊社でプロンプター撮影の際に使っているヘッドは特殊なので超前重ですがカウンターバランスがとれています)

今回もミキサーはウエンツです。ワイヤレスのS/Nでだいぶスポイルされてましたけど…、ルームトーンで-55dB付近でした。スタジオが響くのでコンプではほとんど叩かずMAで綺麗に処理できるように収録しています。これって大事でしょ。
メインカメラ周辺、あとはバックアップ用の音声レコーダー(HD-P2、回しっぱ)が1台。

それからインサート用のZ5Jが2台です。
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今回、TCはカメラ3台と音声レコーダー1台でよーいドンのフリーラン。ご存知の通り次第にずれていきますが、各カットに音声のCUE TONEを入れてあるので音声波形を見ながらNLEでシンクロさせるのは比較的容易です。ゲンロック、ワードロックはかかっていませんが、カットの尺が短く動きも少ないコメント撮りではまず問題にはなりません。

HDの3パラ撮影。本来ならCCUを繋げられるカメラで色もディテールも追い込まなくてはなりませんが、今回はHMC155とZ5Jのカラーマトリクスとガンマ、ブラックレベルとニーとディテールをカラーチャートを撮影してモニターや波形で事前に確認し、最も違和感の無い設定をチェックして現場に臨みました。

もちろん、HDCやHDWでCCUやカメラリモートなどを使って色調をし、個体差調整でカラーマトリクスを追い込み、さらにガンマエディターも使ってきっちり合わせたような精度には及びませんが、最近はハンドヘルドのカメラでも色々なカラーマトリクスやガンマ値のプリセットが入っているので、かなり近づきます。

もちろん、「全く同じ」にはなりませんが、適切に設定すれば十分混在でも使えると感じました。
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帰って素材チェックしてみましたが、問題になるような違いは感じられませんでした。しいて言えば3台ともテレビ用として見たらクロマが高い…。でも今回はweb向けなので予め分かっての設定。
現場でも確認していた通りweb用としては無調整の素材のままでも良い輝度と色でした。
機会があればHMC155を1台とZ5Jを4台の5パラでやってみたいです(笑)。旧機種のFX1(Z1J)は合わないかなぁ…。
皆様からのお仕事のご依頼をお待ち申し上げております…。

撮影現場では記録用によく写真を撮っているんですが、基本的にブログ用ではありません(汗)
数ヶ月、半年、1年後に「続きを撮ります」とか「追加カットです」みたいなことがたまにあるので(冷汗)、スタジオ撮影でも機材や照明セッティング、立ち位置の記録は欠かせないんです。カメラ設定のメモもです。
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今回はなかなか基本照明が決まらず、さらに立ち位置とバトン(吊り物機構)の関係で背後のライトが奥に行けなくて難儀しました…。(メモ)
20090426-6
お疲れ様でした~。

編集に追われているのでこの辺で…
編集が終わらないまま今日も他現場です。 では~。
映像送出のお仕事
1月17日。大阪市内で行なわれたコンサートで映像送出の
お仕事をさせていただきました。
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グランドピアノ2台、ダブルボーカルで歌い合う男性ユニットで、
彼らの癒しのメロディはテレビの全国ネットでも毎週聴くことが
できます。 コンサートは今回も満席でした。
20090117_2

このコンサートでの映像出しは、アーティストの姿をカメラで撮
影して拡大投影するのではなく、映像は演出の一部として使
用されています。弊社が担当させていただくのは5回目。
僕らスタッフもすっかりファンになって自腹で自分用のCDを買
ったりしています。  (機材の写真ばっかりですいません)
20090117_3

SR(音響)さんはFOH卓にALLEN&HEATHのGL4800(たぶん)
を使用。広い会場での生ピアノ、ボーカル、ストリングスという
繊細な音源を、いつも心地良い絶妙なバランスで聞かせてくれ
ます。 (いつも回線分岐ありがとうございます)
GL


本番中のステージの様子はアーティストからは見えないので
このアーティストさんのコンサートでは確認用として定点カメラ
で撮影した映像を出演者やスタッフに見ていただけるようDVD
にしてお渡ししています。

もう少しで完成なんですが、今回は社内用のテストを兼ねて
5.1chのサラウンド音声で制作中!!
音響さんからパートごとに分岐していただいた回線と、弊社で
立てたアンビエントマイクをマルチトラック収録したものをミック
スダウンしています。 MTRは弊社の自主的な持込みです(笑)
20090117_4

DVDは出演者と関係者用に数枚しか作らないんですが…
5.1chのほか、通常のステレオ音声はさらに別ミックスです。


今回はとりあえず、弊社の自主的なサラウンド制作のテスト
ということで、正式に受注したらいくら?!とか考えてはダメです。
(同業界の皆様、お見積もりはいつでも書きますよ~)

関係者の皆さん。完成次第お送りしますのでお待ちくださ~い
今回はHD収録のBD(ブルーレイ)版も…
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