大阪の映像制作・制作技術会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。                    (文章や写真を引用される場合はご連絡ください)
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とりあえず、大阪に戻りました。
昨夜、仙台から大阪に戻りました。

仙台市内は震度のわりにあまり以前と変わらない風景でしたが、津波被害のあった地域は想像を絶する状況でした。


連絡が取れなかった仙台の両親は無事でした。しかし、数年前に作られた仙台東部道路が堤防になっていなければ、母の職場(小学校)は津波が到達していたと思います。実家は庭の灯篭が倒れ、皿が数枚割れただけでした。


大阪から食料や水、お菓子、栄養ドリンク、携帯充電器(電池式)、ガスコンロ、ボンベ、社内ストックのアルカリ電池200本程度を車に満載して行き、山形・秋田で補給したストーマ用具、うがい薬(5リットル)、ゴム手袋(箱)、不織布マスク(箱)、消毒用エタノール、手指消毒液、老人用オムツ、介護用大判ウェットタオル、介護用シートなどなど、また東京のTwitterのフォロワーさんから託されたアルカリ電池、仙台市内在住の友人から託された食料などを宮城県内の津波被害の大きかった地域の避難所と老人ホームなどに提供してきました。

公共の支援物資が届いたとしても不足するであろう物品を予測して準備した事、不足状態を確認して追加補給を行なったことで効率が良かったと思います。

Twitterを通じて情報支援いただいた皆様、支援物資のご協力をいただいた皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
皆様から随時教えていただいた情報により、無駄のない行動が出来ました。


昔から懇意にさせていただいている方、今回初めてお会いした方、Twitterで相互フォローさせていただいている方、誰一人・情報一つとして欠けても同じ動きは出来ませんでした。本当にありがとうございました。


被災地は10日経って電気の復旧が進み、食べ物に関してもやっと供給が再開してきましたが、3/22現在、ガソリン不足はかなり深刻です。

津波被害のあった地域は家を失った方も膨大な数で多くの点でまだまだ厳しい状況です。


原発もまだ安心できる状況ではありません。
これから、被災地は長い戦いになります。


被災地とは離れた場所に住んでいても、何かしら協力できる事はあります。コンビニのレジ横にも義援金の募金箱があります。
個々が何が出来るかを考え、ほんの小さな事でも実際に行動する事が、大きな力になると思います。

人の命が懸かっている事態では躊躇は命取りです。
どんな小さなことでも、できるかできないかではなく、やるかやらないかだと思っています。



本業の仕事の面では、各方面の皆様にご迷惑とご心配をおかけいたしまして、まことに申し訳ございませんでした。3/23から通常通り営業を再開いたします。

以上、よろしくお願い申し上げます。

株式会社 写楽
代表取締役 木内 光



3/24追記
現地の映像について質問を受けましたが、そんなことやってる暇はなかったので、素材になるような映像は1秒も撮ってきていません。
まあ、そんな映像制作会社があっても良いんじゃないですかね。

断わりも無しに被災者を撮影している報道映像や写真は不快ですね。週刊誌に掲載されていた津波で亡くなった方のご遺体の写真や、海外で配信されている遺体や泥にまみれた家族写真など、どんな必要性があるのか疑問です。

さすがにローカルのテレビ放送は通常編成を全て飛ばして地元向けの生活情報をやっているかと思ったら、全然でした。

阪神の時、報道ヘリの音で生き埋めになった人の声が聞こえなくなったという教訓が全く生かされておらず、今回も地震後すぐにヘリが飛んでいる。
(今回は揺れによる家屋倒壊がとても少ないので結果論としては問題なかったのかもしれませんが、何を考えているんでしょうね)

阪神後、テレビ各局が担当エリアを区分して生活情報を流してはどうかという話を聞いたおぼえがありましたが、これだけの大災害でもいつも通り中央主導の被災者のためではない放送。
県域ラジオについても個人の安否情報や記者が昨日取材した場所の話を延々としていては、給水所の時間や病院など大多数の人が必要とする情報が分かりにくい。

テレビでは東北の独自番組として「東北一括り」の給水所情報...
いつ必要な情報が流れるか分からないL字のテロップ放送も給水所やスーパーに並ぶのに忙しい被災者は見ていられないので、ほとんど役に立っていませんでした。
宮城県沖地震を警戒して準備をしていた県の放送局がこれかと、現場に入っている局の知人も地元の知人もガッカリしていました。


今後、検証されていくと思いますが、津波到達前の総合テレビの同録を確認したところ「発生時映像」「警視庁中継」「現地局から」で78秒、72秒、70秒間、「津波」という言葉が出てこない時間があります。
車に乗ったり、停電でラジオを探してつけた瞬間にサイマル(TV、ラジオ同時)でこれでは避難が遅れる可能性がありますね。PIPで表示されていた津波の到達時刻の文字はワンセグでは読めないサイズ。
到達後も映像で明らかに数十台の車が流されているのに「数台」とか言っている。ラジオで聞いている方に正確な状況が伝わりませんね。

見ていて感じたのは、どうも「津波警報」と「大津波警報」で構成が変わらないという点。原稿のローテーション順や繰り返す頻度とか、状況によって変えるべきだろうと思います。

ラジオは津波限定で緊急地震速報や英語版の警告みたいに事前録音を組み合わせたほうがまだマシかも。


それと、現地のガソリン不足は深刻でした。従兄弟は震災後1週間経ってもガソリンが無くて移動できず、家族の安否が分かりませんでした。(その後無事を確認)
仙台在住で震災の時に関東に出張していた人の中には、1週間経っても仙台に戻れていない人もいました。

災害時の特定機関になっていて緊急車両として動けるSNG車を全国から10台以上集めている報道各社は、素材集めの取材ではなく、被災者のための放送を「全力で」やるべきだと思います。
被災された方もかなり不満に感じていらっしゃいました。


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また四国に行ってきました。今度は高松。
ロケと編集に追われてなかなか更新できませんでしたが、出張ネタをひとつ。編集はまだ色々残ってますけど…orz

先日、プロンプター撮影でまた四国に行ってきました。
今度は高松市。今年は公私共に四国にとても縁が深いようです。

数年ぶりの高松駅周辺は再開発できれいで広々とした感じになっていました。ナビの地図とずいぶん違っていたので、このあたりに車で行かれる方は事前にインターネットの地図で目的地を確認されるのをおすすめします。

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今回、音声は有線ピンのECM-77B/9Xがメインで、予備チャネルはMKH-816Pでした。わりと響く部屋だったのでAE5100のほうが良かったかなとも思いつつ、ミキサーは弊社ではおなじみWENDTのNGS-X3です。
このミキサーのS/Nを経験すると、他社のロケミキサーには戻れないです(笑)。

プロンプター原稿はクライアントさんのノートPCからリアルタイムに出力されています。ノートPCを直結する方法だと原稿の修正が早いのでとても便利ですね。 収録は滞りなく終了。


ロケ終わりは恒例(笑)のご当地巡り。まずはクライアントさんにカレーうどんで有名な「鶴丸」さんに連れて行っていただきました。高松のうどんはコシが強くて美味しいですね。

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おでんのカラシは少し甘めで、たっぷりつけると美味であります。

もちろん汁も完食。この後は、さらに飲みに連れて行っていただきました。
M社長様、本当にいつもありがとうございます。


そして翌日は、クライアントさんの飛行機が午後発だったので、技術スタッフも一緒に「四国村」(観光)に連れて行っていただきました。
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たいてい仕事で行くとどこに行ってももとんぼ返りで、どこに行っていたか記憶に残らないことのほうが多いんですが、今回は撮影の翌日を移動日としていて時間があったのでご一緒させていただきました。

さすがに観光旅行じゃないですからあんまりゆっくりはしていられませんが、せっかく行ったならご当地を楽しんで帰らないとですね(笑)。 


「四国村」は地元出身の建設会社の社長が作ったという屋外博物館で、江戸から明治にかけての民家や燈台などの関連施設、農業設備や倉庫、和紙の工房や醤油の醸造所などの産業遺構が四国の各県から移築されて展示されています。

民間が資本を投じてこういった博物館を作ったというのは拍手ものだと思います。今となっては相当数が文化財指定されているようですが、ここに移築されなければ完全に失われてしまっていたものがほとんどでしょうね。
四国村が作られた34年前という時期も絶妙だったと思います。

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資料や写真ではなく実物が残されているのは実に興味深いです。

さすが民間が作っただけあって、入り口近くに吊り橋があったり屋外劇場があったり、なかなか面白い構成になっていました。
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吊り橋は鋼鉄のワイヤーが入っているので頑強ですが、踏み板はところどころかなり頼りない感じ…。
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水面スレスレっていうのもけっこう怖いもんです。
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気をつけないと本当に踏み抜いてしまえる状況になっているのがまた素晴らしい(笑)。


みんなだんだんロケハン感覚になっていって、いつの間にか「ここ、ロケで使えるよね」「(背景の)抜けは…」とか写真を撮りだすのは仕事柄です(笑)。

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四国村は落ち葉の清掃や植物の管理がきちんと行き届いていて綺麗でした。

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私たちは朝一番で行ったので来場者は少なかったんですが、2時間ほど歩いて回ってから出ると、県外ナンバーの車が続々と来ていました。

そんなに歩いた感覚はなかったんですが、携帯電話に内蔵されている万歩計は3,000歩を越えていました。例によって前夜から食べすぎなので、軽い運動になって◎ですね。

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土産物屋さんで売っていた濃厚ソフト(\300)。
せっかく歩いて消費したカロリーを一気に…。

このあと、お約束のうどんをいただきました。


お土産はもちろんうどん。前回は箱買いして帰ったんですが、今回は少し自重(笑)。
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前夜も朝も昼もうどんで、お土産もうどん。家に帰ったらお土産のうどんがすぐに食卓に出てきて、うどんづくしの2日間でした。


映像制作/音響制作/制作技術
株式会社 写楽 www.sha-raku.co.jp
車両火災に気をつけましょう。
4月2日、北海道で車両火災が起こり、幼い子ども4人が亡くなりました。とても痛ましい事故で本当に可哀相でした。心からご冥福をお祈りいたします。

現段階では、乗っていた子どもが車内にあったライターで火をつけてしまったのではないかと報道されていますが、車両火災はライターがなければ安心というわけではありません。

車両火災の発生数は年次で見ると減少傾向にあるそうですが、件数自体は少なくありません。
前職でラジオ局にいた時は情報が入ってきても場所や時間などによって全ては速報せず、また、人的被害が無ければニュース項目にはならないことがほとんどでしたが、車両火災発生の速報やそれに伴う交通規制の情報はけっこうたくさん見聞きしていた記憶があります。

ちょっと調べてみると、消防庁の統計では平成20年の車両火災の出火件数は5,358件。死者数は156人(放火自殺者等102人を含む)だそうです。
平均すると1日に15件近く発生している計算になりますね。

交通事故以外でのエンジンルームからの出火は、走行中やアイドリング中、エンジン停止直後など、どの状況でも起こりうるようで、オーバーヒートや整備不良、漏電やエンジンのオイル漏れなどの原因が多いそうです。
また、なかには車の製造時の不具合が原因で車両火災になる事もあるそうです。

北海道の事故は燃え方が激しく検証が難しいということですが「子どもがライターをいたずらしたのを注意した事がある」「ライターの金属部品が見つかった」という事で失火と断定されるんでしょうか??
幼い子どもの手の届くところにライターがあったというのも理解できませんが、車に原因があった可能性はないんでしょうか??
(現在までの報道を見聞きしての個人的な感想です)


車両火災の怖さは実際に間近で見るととても強く感じます。

今まで何度か目撃した事はありましたが、先日、弊社が夜景の微速度撮影(タイムラプス撮影)をした際、無人のカメラが偶然にも車両火災の一部始終を捉えていました。

火が大きくなるまでの数分間にドライバーが避難して人的被害がなかったのが何よりでした。


広角の無人カメラの映像のこの部分で車両火災が発生していました。
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(部分拡大)
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映像を見ると、信号待ちの停車後、発進できなくなったようです。

数十秒後、エンジンルームから白煙が上がり、ドライバーが降車。
短時間のうちに火の手が上がります。その後、近くのコンビニなどから消火器を持ってきて何度か消火を試みていますが、鎮火させられないようです。
見た目には火が小さくても、車両火災は消火器ではなかなか消せないようですね。

火が大きくなって手が付けられない状態になって、ようやく消防車が到着。
消防隊員が車内を確認してから放水し、ようやく鎮火しました。

燃えたのは国産のワンボックス車で、比較的新しいモデル。
県外ナンバーでした。


(動画)
2秒に1フレームを撮影する微速度(アンダークランク)撮影のため、早送りの状態になっています。


(この車両火災の映像は、撮影場所の所有者が定める制限がありますので報道目的や個人ブログなど全てのメディアにおいて弊社の書面による許諾無く引用・転載することを一切禁止します。また、映像の著作権は弊社が所有しています。批評・評価を目的とする場合も含め、引用元や著作権者を明示しても弊社の書面による許諾無く引用・転載することを禁止します。)

火事が発生した時、この固定カメラは無人になっていて誰も気が付きませんでした。後半の映像はサイレンで火事に気が付き、コンパクトデジカメで撮影したものです。



長距離を走ってきたのか不調だったのかは分かりませんが、それまで普通に走っていたのが、信号待ちで停車して突然こんな状況になってしまうというのは驚きです。

映像を見ていただくと、消火器で消火を試みているものの、火が出てから数分で手の付けられない状態になるのがお分かりいただけると思います。
万が一の時は車に積んでいる荷物などは気にせず、最優先で避難することが大事だと思います。

くり返しになりますが、このときは人的被害がなかったのが何よりでした。


私も2~3分程度の停車ではアイドリングしたままで車を離れる事がありましたが、この事故を目の当たりにしてからは、短時間でも(特にエンジンをすぐ止められる人が乗っていない場合は必ず)エンジンを止めてから車を離れるようにしています。

みなさんもお気をつけ下さい。


映像制作/音響制作/制作技術
株式会社 写楽 www.sha-raku.co.jp
東大寺の修二会(お水取り・お松明)に行ってきました。
古都奈良に春を呼ぶ、東大寺 二月堂の「修二会(しゅにえ)」(お水取り・お松明)に行ってきました。

何年もの間、ニュースでは見ては「ああ、今年も行かないでしまった…」を繰り返していたんですが、今年はたまたまタイミング良く話を聞いたので、少し下調べして行ってみることができました。

自宅から東大寺までは高速を使うと25kmほどで、混んでいなければ30分ちょっと。近くへは仕事でたまに行ったりしていましたが、東大寺へは5年ほど行っていませんでした。

近いからいつでも行けると思っていると、逆になかなか行かないんですよね。せっかくの機会だったので、ロケハンがてら(?)行ってみる事にしました。
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「どうせ見るならしっかり見よう」という性格なので…、仕事の合い間や仕事を終えた深夜からなど、3/9~14の間に4回行ってきました。

何十年も通っているプロの写真家もザラに居るそうなので、回数だけで比較すれば「4回も行った」ではなく「たった4回しか行ってない」ですね。


「お水取り」は毎年3月1~14日(旧暦の2月)に東大寺の二月堂で行われる法要(東大寺によると準備期間を入れると3ヶ月)のことで、本来は「修二会(しゅにえ)」と言い、一般的に二月に修する法会を意味するそうです。
東大寺の修二会は1667年に二月堂が消失した際も第二次世界大戦の最中にも絶えることなく、西暦752年以来、今年で1259回。
深夜に観音様にお供えする井戸の水を汲み上げる儀式が特徴的だったため、東大寺の修二会は「お水取り」と呼ばれるようになったそうです。

また、この「お水取り」では「お松明(おたいまつ)」がとても有名です。元来この松明は、練行衆(修二会に参籠する僧侶)が二月堂に上堂する際の灯りだったと言われていますが、上堂後に童子が松明を二月堂の欄干で派手に振り回し、その火の粉を浴びたり燃え残りの杉の葉を持ち帰ると無病息災のご利益があるとのことで、現在ではそちらのほうがよく知られています。

「お水取り」で「松明」と言われると、なんで「お水」で「火」なんだ?と、事情を知らないと意味が分かりませんでしたが、そういうことだったんですね。


調べてみると、お松明は3/1~14まで毎晩あり、12日と14日が最も観光客で混雑するとのこと。その他の日も観光ツアーで来る人が増えていて混雑しているそうで、より見やすい場所は「早い時間に行って確保するしかない」ということでした。ホッカイロと手袋を持って一度目はお松明の2時間前、二度目はお松明の3時間前から二月堂の近くで待機していました。
奈良の夜はけっこう寒いので、見に行かれる方は十分に寒さ対策をしてください。

ちなみにテレビ取材やアマチュアカメラマンが大挙していた二月堂手前の三脚エリアは、一般は事前申請で指定日抽選だそうです。しかし東大寺によると来年2011年からはこの事前申請による三脚使用許可はなくなるそうです。

(一度目)
お松明2時間前。
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三脚エリアには写真のカメラマンが10人ほど。フリーのエリアにも10人ほど。私は三脚エリアの一歩前の一段低くなっている場所に陣取りました。(三脚エリアの前、すぐ下のフリーの場所です)

お松明1時間前。
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火の粉が落ちてきそうな場所へはもう行けそうにないですね。


(二度目)
お松明2.5時間前。
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二月堂の舞台から300m離れた駐車場にある三脚エリア(申請不要)を見ています(135 f=300mm)。みなさんずいぶん早い時間から待機しているんですね。(3/14の映像はここから撮影しました)

12日と14日は1時間前では二月堂の前には入れない可能性が高くなります。その他は平日の夜でも1時間前が微妙なところでしょう。


3/13はカメラ無しで深夜0時過ぎからお水取りと達陀(だったん)を見に行き、最終日の3/14はお松明の20分前(仕事の都合でギリギリ)に現着しました。


計3回、お松明を撮影してきましたので映像(抜粋)をご覧ください。



二月堂やその周辺では三脚の使用が禁止されているため手持ち撮影です。人混みの中、また望遠いっぱいでの手持ち撮影ではなかなか思い通りには撮れず、普段の仕事の感覚で言えばガタガタですが…、けっこう迫力のある映像が撮れたと思います。
音は別録りの音声を重ねてあるので実際は映像のようには聞こえません。同じ足音が2回連続しているところ、よく聞いてるとバレますね…。

右クリックで「Watch on YouTube」を選択していただくと、ハイビジョン映像でご覧いただけます。ちょっと長めですが、ぜひご覧ください。
そしてこの季節に奈良を訪れる方はぜひ実際にご覧ください。


しかし、このお松明。もとは上堂のための灯りだったという話ですが、二月堂内で深夜に行われる達陀(だったん)の行法を見ると、「火」を単なる灯りとはまた違った存在として捉えている気がしてきます。仏教は火を尊ぶゾロアスター教の影響を受けていると言われていますが、深夜の行法を見ると「確かに…」と思えてきます。

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お松明直後の二月堂 中景 15秒露光

深夜に行なわれる達陀(だったん)は、ぜひ聞きに行ったほうが良いと勧められて深夜に3時間以上聞いてきたんですが、行法自体も特殊なうえ、声明(しょうみょう=経に節をつけた仏教儀式における声楽曲)がとても音楽的で驚きました。

色々話を聞くと、過去には東大寺の修二会の声明を五線譜に採譜して何十年も研究した大学教授(故人)がいて、また1966年にはドイツの現代音楽家シュトックハウゼン(故人)が来日した際に「テレムジーク」という作品の中で修二会の声明の音声をコラージュして使用したとのこと…。

しかし、この声明、文字はあっても楽譜がないので、音程やリズムは
「口伝(くでん)=口頭伝承」だそうです。
40年前の録音と聞き比べてみると、確かに同じではなかったですね。

過去の録音はデジタル化されて奈良県内の大学などで保管されているとのことですが、記録されているメディアがあれではあと10年も経ったら再生不能になっている可能性が…。
日本古来の音楽の源流とも言われているこの修二会の声明、徐々に変化していくのも文化ですが、現在の状況を確実に記録して留めておく事もまた貴重な文化遺産になります。私も映像・音声技術のプロとして何か出来ることはないかな…。


おまけ。

二月堂からの夕日 (シルエットは大仏殿)
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東大寺 中門 (手すりにカメラを置いて撮影)
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大阪からは車ですぐですが、大阪では見えにくい星座が東大寺からは良く見えました。

「1300年前の人々は、どんな気持ちでこの地で暮らしていたんだろう…」
な~んて、柄にもない事を考えてしまう風景でした。

学生時代、日本史や世界史の授業は寝てばっかりでしたが(笑)、実物を見聞きすると全く違いますね。


制作技術(映像制作・音響制作)
株式会社 写楽
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愛媛の道後温泉に行ってきました。
いまどきなんともありがたい事ですが、先日、取引先から旅行のお誘いをいただいて香川県の金刀比羅宮と愛媛県の道後温泉に連れて行っていただきました。

ロケじゃなくて旅行です(笑)。今年は何かと四国に縁の多い年のようです。


大鳴門橋を渡って四国へ。
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まずは香川の金刀比羅宮(ことひらぐう)へお参り。

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階段は1368段。けっこう登りますね…

はぁ~。やっと到着。
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御朱印をいただいて
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(御朱印帳を持参していなくてもOKでした)


愛媛の道後温泉へ。

一通り飲んでからホテルの大浴場に入り、

夜の街にも繰り出し(写真はイメージです)
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暴飲暴食の限りを尽くし寝床へ…

およそ1時間後(笑)、朝5時から入れるホテルの大浴場に入って部屋に戻り(前夜、見に行くという話になっていたので)「道後本館の刻太鼓(ときだいこ)を見に行こう」と寝ている人を叩き起こして? 道後本館へ。 

道後本館(温泉共同浴場)
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(f=28mm F=3.3 SS=15sec ISO=100) (ガンマコレクト)

小型のデジカメでも三脚に固定して最低感度のままスローシャッターで撮れば、けっこう綺麗に撮れますね。


刻太鼓(動画)


※刻太鼓(ときだいこ)…
道後本館の開館時刻の午前6時、正午と午後6時に鳴らされる。1894年から100年以上続いており、1996年には環境庁の日本の音風景100選に。


道後本館のお風呂もいただいて、すっかりのぼせ気味…。
定番のコーヒー牛乳を飲んで宿に戻りました。


恒例の機材ネタ(?)

道後本館の写真と映像は、このミニ三脚を使って撮影しました。
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(C)SLIK 「SLIK PRO MINIⅢ」

当初、私の父が使っていたんですが、「これ良いね」と言ったらタダでくれました(笑)。小さいので色々な場所に置けるほか、手持ちで撮影するときにこの三脚を付けて胸に当ててブレースとして使うのも良いです。
小型・軽量(300グラムほど)で、カメラバッグやウエストバックに入れておくと持っていることを忘れてしまうくらいです。プライベートでの旅行など、普通の三脚を持っていこうかやめようか…と迷うくらいの時に重宝します。

仕事柄、旅行のスナップでもある程度はちゃんと撮りたいと思ってしまうし、綺麗な夜景を見つけたらちょっとは撮影したくなっちゃいますもんね…。そんな時に三脚がないとOMG!!なのです。


SLIK PRO MINI3は自由雲台(ボール)ですが、SLIK MINIは二軸雲台。映像用としては二軸雲台のほうが使いやすいので、小型(ビデオ)カメラなどの設置ではSLIK MINIの出番が多いです。
その他、クリップ付きの自由雲台なども用途によって使い分けています。

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(C)SLIK 「SLIK MINI」(写真は現行のMINIⅡ)


SLIK MINI、SLIK PRO MINIⅢともに搭載重量は「1kg以内」とされていますが、固定撮影用としてカメラを載せる分には(静止荷重としては)少し無理すれば2kgくらいまでは耐えられる感じ。
(但し加振されるような条件では1kg以下でもNGだと思います。安全面の判断は自己責任でお願いします)



一休みしてから、坊ちゃん列車に乗って松山城に行きました。
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松山城は松山市の中心部の勝山の山上にあり、(日本に12城しか現存しない)江戸時代以前に建てられた天守が残るお城のひとつだそうです。外敵の侵入を防ぐ門がたくさんあり、とても護りの堅い城のようですね。
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内部は現代になって改装されたりしていないので、とても急な階段がたくさんありましたが、ここは見ごたえがあって面白いです。


お昼ご飯を食べて帰途に就きました。

今回のお土産はこちら。
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やっぱり喜ばれるお土産は食べ物(笑)。うどん、ゆずこしょう、文旦あめ、愛媛限定POMジュース。ぜんぶ美味しかったんですが、意外と好評だったのは文旦あめでした。

お土産といえば、高知の文旦は1月に買って帰ってからその後ダンボールで2箱お取り寄せ。シーズンが終わる前にもう1箱買おうかという話に…。



おまけ。

ここ数日、急なロケもあってあっちこっちに行っていましたが、スケジュールが変更になった関係で少し時間がとれたので、東大寺の修二会(お水取り、お松明)を見に行ってきました。平日でも観光客は多いんですね~。

東大寺 二月堂
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1080 29.97P (AG-HMC155)
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コンデジで60秒露光
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お松明はとりあえず下からと上から2日間行きましたが、場所を変えてまた追撮(撮り足し)するかもしれません。

私の母方の実家が神社だった関係で小さい頃から色々な行事を中から見ていたりしたので、私も年齢の割(?)には寺社仏閣の行事には関心があるんですが、今回は招待状がないので二月堂の奥のほうには入れませんでした。

とにかく人が多すぎてゆっくり見ていられるような状況ではありませんでしたが、機会があれば二月堂の中で行われている行をじっくり拝見してみたいです。

お松明の映像は編集したらまたアップします。詳細はまた後日。


制作技術(映像制作・音響制作)
株式会社 写楽
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C-SPANを見てました。卓上グーズネックマイクの話。
忙しくてなかなか更新できてません…。
道後温泉に行って来た話題は近日中に書きます。


今日は早朝からC-SPANのライブ放送を見ていました。

C-SPANはアメリカ議会の中継放送をしているケーブルテレビ局で、インターネットでも無料で視聴可能です。

今朝はトヨタのリコール問題に関するアメリカ下院の公聴会の中継がありました。一部は日本語でしたから、まあまあ把握できましたよ(笑)。
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(C)C-SPAN

このトヨタのリコール問題。日本国内のニュースでは最近ですが、アメリカのニュースでは昨年の秋ごろから「tragedy(悲劇)」として、大きく時間を割いて報道されていたのを見ていました。
現地法人の対応や事故原因の分析など、その時点でかなり踏み込んだ内容でした。

(日本時間で)今朝の公聴会でトヨタの豊田社長は、「昨年7月に社長に就任して、問題は(2009年の)年末頃に把握した。」「社長になる前となった後では得られる情報が違う」などと説明していましたが、北米の現地法人や(国内の)メディア対策部署などから何も情報は上がってこなかったんですかね?

アメリカでは数ヶ月前から大々的に報道されていたんですが…。

豊田社長はかなり慎重な受け答え、現地法人の社長は発言を議長に問い質される場面もありました。
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(C)C-SPAN

「後から別の資料や情報が出てきたりしないか?」など、何でもかんでもその場で100%を求めるような議員の質問も意地悪なところがありますが、人命に関わる欠陥への対応について問い質されているのですから、追求が厳しいのは仕方ないでしょう。

公聴会を数時間見ただけですが、日本のメーカーだから叩かれているのではなく、これまでの対応の遅さや態度なんだと思いました。
今後の「安全追求」に関して議員から叱責される場面がありましたが、実際問題としてパーフェクトは無理だとしても、現地法人の社長はもう少し表現に配慮すべきと思いました。

豊田社長はイヤホンで聞いていた通訳が良くなかったのか、議員から「私の質問に答えていない」と言われたり、「Yes or No と聞いているんだ」と厳しく問い質される場面もありました。

トップが呼ばれるという事は、正確な事実関係の検証や今後の具体的な取組みについての説明が求められていたと思うんですが、具体的にどんな調査や検証をしているかの説明はなかったですね。

また、この二人に続いて行なわれた、事故で家族を失った女性の話が象徴的でした。出席していた家族のほか、話を聞いて涙する議員の姿も見られました。

とても「日本的」な誠意を見せた豊田社長の対応はアメリカではどんなふうに評価されるでしょうか。株価などではなく、ユーザーの率直な感想を聞きたいですね。


トヨタの以前のトップが「5年で買い換えるから5年もてば十分。過剰品質については徹底的に見直し…」という発言をしたとされてから、品質も安全性も怪しくなったという話はどこからともなく聞こえていましたが、今回の豊田社長の発言は実質的にその「5年発言」を全否定したんでしょうか?

あの質疑応答を見る限り、米国内でのスピーディーな信頼回復は難しい気がしましたが、トヨタにはがんばってほしいですね。


車で最も重要なのは安全性への信頼だと思います。

一連のリコール問題が「過剰品質」を削った結果かどうかは分かりませんが、車は命を預ける乗り物です。ギリギリの熱設計をしたりして家電が1年ちょっとで狙ったように故障する「タイマー」とは責任の重さが違いますよね。

個人的に「安心して乗れる過剰品質」こそがトヨタ車の魅力じゃないかと思います。それが無くなったら、ねぇ。

(個人の感想です)



さて、話変わって技術ネタですが、今回は中継映像に写っていた、卓上グーズネックマイクの話です。

日本国内の議会や裁判所などでは、場所によって色々なメーカーのマイクが使用されていますが、アメリカの議会ではほとんどで米Shure(シュアー)社のマイクが使用されています。

アメリカ大統領の演説もShureのマイクで、ダブルホルダーに付けた2本のSM57(ダイナミック型)に大型ウレタン風防のA81WSが付けられています。(70年前の大統領演説はWE社製など。時代にもよりますが、有名なのは639Bなどですね)

屋外向けのSM57+A81WS 横に2本のホルダーはVIP専用(笑)
縦のデュアルホルダーも売ってます。
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(C)Shure

この大きなA81WS、(Shureに限らず)棒状のコンデンサーマイクに装着すると手持ちでの歌録りにも向きます。ハイが刺さらずとてもソフトな感じでバラード向き。近い位置で録ると近接効果とウレタン効果?で良い感じの厚みも出ますよ。


アメリカの議会というと、少し前まではSM62をよく見かけましたが、現在は金属風防を付けたShureのマイクロフレックスシリーズ(グーズネックのコンデンサ)のマイクに変わっているようです。
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(C)Shure

SM62はうちの社にもありますが、感度が低いのでオフや小声だとノイジーになりやすい機種でした。

しかし、米議会の音声は人によってポップノイズがひどいですね…。ポップノイズが激しくて聞きづらいと、内容は関係なく印象も悪くなってしまいます…。
マイクに近づいて話すように指示されていた人が何人かいましたから、PA音量が低めになっているんでしょうね。


それと、C-SPANの中継を見ていて思ったのは、(恐らく)携帯電話の電波によるノイズ混入が多いことでした。
アメリカで普及している携帯電話の電波形式や周波数、出力は把握していないのですが、昔の800MHz帯のmovaのような「む゛~」っていうノイズ。

アメリカと日本では携帯電話の周波数や電波形式の違い、また、状況によって出力の変化もあると思いますが、ShureのコンデンサーマイクはEMIノイズに弱いんでしょうか? それともアメリカの携帯電話が強烈?


うちの会社ではグーズネックマイクはオーディオテクニカ製のAT857QMaを(12本)使っているんですが、特性にバラツキもなくEMIノイズにも強くて良いです。至近距離で携帯電話が着信してもEMIノイズとしては全く分からない事もよくあります。素晴らしいですね(笑)。
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(C)Sharaku

テクニカのAT857QMaやQMLaは、政党や官邸の記者会見でよく見かけますね。

テクニカのこのタイプのグーズネックマイクは標準添付のウレタン風防だとハイ上がりが気になりますが、別売の金属風防を付けると自然な感じ。ラジオ放送のスタジオなどでも使用されています。
(現在は金属風防が標準添付品になっています)

テレビのトーク番組でよく使われるプリモのPC-10、PC-30、PC-40、サンケンのCUS-101より、テクニカのほうがS/Nや音質は良いです。個人的にはC747combよりもATのほうがリアルに録れる印象。
テクニカの場合、ラージダイヤフラムのコンデンサーでは距離が離れるとすぐに音量が下がりますが、スモールはオフでも大丈夫な感じ。

テクニカと言うと、年配の方は「安くて音質が悪いマイク」と思っている方がたまにいらっしゃいますが、それはOEMのマイクを売っていた数十年前の話で、今は全く違います。
機種が多くて型番がDPAのような「番号」ばかりなのでラインナップを詳しくご存じない方には分かりにくいと思いますが、質の良い機種も多いメーカーだと思います。

また、テクニカのグーズネックマイクでは金属風防の上にさらにかぶせるウレタン風防があります。強風で仕方なくさらにライコートのジャマー(もふもふ)を付けるとマリモ状態(直径10cm)。実用的な対策なのかウケ狙いなのか微妙なところです(笑)。

マリモ状態のマイクを実際に使っているところは、ロシアの軍事パレードの大統領演説でしか見たことがありません…。猫がいたら飛びつきますよね。もふもふ
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(C)Channel One (Russia)

旧共産諸国の演説ではAKGの機種やMD441が多いと思っていましたが、ロシアのこの演説マイクはSchoepsが3本。まあ、ショップスならこの風対策は必然かな。

2~3本ならトラブル対策として理解できますけど、国家元首の演説で同じマイクをたくさん並べているところがありますね。ニュース映像で12本並んでいるのを見た(数えた)ことがありますが、あれって、どんな意味があるんでしょうか…(謎)。


グーズネックのマイクとしては最近、記者会見や国会でもよく見るゼン○イの機種もたぶん良いと思うんですが、ずいぶん昔、古い機種ですが、使用中にいきなり故障した経験があって、欧州製の「小型」コンデンサーマイクにはトラウマが…。やっぱり湿気ですかね。

よく知られていることではありますが、高い周波数が聞こえないと明瞭度が落ちる言語の国に優秀なマイクメーカーが多いのは面白いですね。


制作技術(映像制作・音響制作)
株式会社 写楽
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よーく考えよー。保険は大事だよー。
さてさて、なかなか更新できていませんでしたが、今日は保険のネタです。

※タイトルと似たフレーズでCMをしていた保険会社は、今回のネタとは無関係です。


会社や機材関連の保険、車の保険、生命保険と医療保険などなど…。会社と私、私の家族は複数の保険会社のいろいろな保険に入っています。

どの保険会社のあのプランがどうで…、というのは、会社や人によって適する内容や評価も違いますし、私自身、あれこれ言えるほど詳しくありませんが、最近、保険について考えさせられる出来事がありました。

生命保険(私が万が一死んじゃった時の保険)での話です。
私が入っている生保は5年更新、更新時期が近くなってきたので代理店・保険会社から手続きしてほしいとの話がありました。(5月からの保険を1月中に手続きするって、ずいぶん早いですね)

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保険会社の担当者に、「価格改定で更新よりも新規のほうが安い」と説明され、毎月数百円下がると聞かされてホイホイと捺印したものの、家に帰って新規の約款と5年前にもらった約款を比較してみると、細かい部分が以前と違っていて、更新可能年齢の上限などが低くなっていました。

普段なら約款なんて見ません…。5年前の約款も初めて見ました(笑)。

ちょうど「保険の見直しをしよう」と考えていたからこそ書類をよく見て気が付いたんですが、違いがあるのに説明してくれなかったのはなぜでしょうか。

手続きの際「毎月の支払い金額以外何も変わらないんですか?」と質問したんですが、違いについての説明は何もありませんでした。大同小異でも、特に契約者に不利益な条件があるならば、質問した際に説明してもらわないと困ります。

今回、約款を確認しようと思った要因はもう一つありました。保険会社の担当者から「後で説明しますから、先に同意書の『はい』に全てチェックしてください。」という指示をされたことに違和感を感じたんです。
以前も同じように言われた記憶がありますが、業界常識なのか慣例なのかは知りませんが、この手順は常識的に考えればおかしいですよね。

「煩わしい手続きですいません」という遠慮に見せかけて実は… とも思えてしまいます。

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※手続きの最中に説明はありませんでしたが、受け取った書類を帰宅後に確認したところ、ファイルの中に"新規では不利益となることあります"と書かれた書類がありました。

しかし、対面での手続中に説明されたのは「新規申込みなので、自殺死亡については2年は出ません」という私でも聞いたことがある条件だけ。その他の割引などについては審査結果待ちとの説明でした。

不利益となりうる内容や可能性について、手続きの最中に質問しても答えてくれないのでは、信頼して任せたいとは思えませんね。


そして、1週間後の「電話連絡」が決定打でした。

5月から新規で申し込む事になった生保では、「諸条件によって当初の3年間、一定条件での保障金額が減額される(要約)」との事。代理店から電話が来て保険会社の人間に代わり、その内容が「決定事項の連絡」として伝えられてきました。

「以前の保険を更新する事は可能ですか?その場合は?」と、私が気付いて質問するまで、一切「更新」に関しては触れようともせず、新規の減額の連絡だけして了承させようという態度だったので完全に信用できなくなりました。

私から質問すると「更新は選択可能」で、「現在の契約を更新した場合は保障額の減額はない」との説明。
この選択肢は私が質問しなくても説明すべきでしょう。
更新より新規のほうが、代理店や担当者への毎月のキックバックが大きいのでしょうか?

一連の対応で、全く信頼できないと感じたので「5月以降に関しては更新も新規申し込みもいったん白紙にして見直ししたい」と申し出て電話を終えました。


すると、代理店の代表から「うち(代理店)の汚点になるので…」との電話。
この方は私より20歳ほど上の方です。

「汚点!?、誰のための保険ですか(・o・)?」と呆れて聞き返してしまいました。

この代理店の代表とは、うちの会社の設立当初から保険以外で繋がりがあり、個人的にはとても信頼してきた方なんですが、電話ではただ慮ってほしいという話ばかり。
信頼している人からそんな言葉が出てくると精神的な衝撃は大きいですね。

しかも、実はこの時まで、"保険会社の方を紹介していただいた"とは思っていましたが、ここがうちの生保の「代理店」だったことは聞かされていませんでした。"連携"っていうのはそういうことだったんですね。

そして、夕方にはアポ無しで代理店の代表と保険会社の担当者の上司が菓子折り持参で来られましたが、いきなり態度が180度ひっくり返るとかえって逆効果です…。

結局、説明不足については非を認めるような話をしつつも、話の内容は大同小異でした。私は契約をいったん白紙にして欲しいと伝えた時までは「説明しないのが常套手段なんだな」と淡々と思っていましたが、その後の話の内容で逆撫でされた感じ(笑)。

まあ、色々なお付き合いもありますし、私も杓子定規の堅物ではありません。しかし、保険というものは他人様のことばかり慮って入るものではありませんよね。人のことを何だと…。

更新するか他社にするか、バカらしい前提は抜きで検討したいと思ったので、菓子折りは受け取りませんでした。



はてさて、なんとも残念な話でしたが、こんな馬鹿げた顛末はどうでもよいことです。今回のネタでお伝えしたいのは「保険についてよく考える事の重要性」です。

保険屋さんには失礼ですが、私自身、少し前までは保険の内容なんて気にもしていませんでした。
他社と比較検討する事もなく、1社の営業さんから提案された数パターンの中からカスタマイズもせずに選ぶだけでした。

しかし、注意していないと、いつのまにか煙に巻かれて不利益な契約内容に変更させられてしまう可能性があることが分かりました。

何でも疑ってかかるのは嫌ですが、あまりに無関心でいると、万が一、おためごかしのプランだったとしても気が付くことすらできないかもしれません。また、保険がいざと言う時に役に立たないのでは困ります。

どの程度の保障範囲や金額が適切かなど、私のような保険の素人にはやはり判断は難しいのですが、万が一の時への備えですから、手間と時間をかけて勉強してでも、しっかり検討する必要がありますね。

保険は人生の中で家を買う次に高い買い物なんだそうです。
今回の事をきっかけに、全ての保険を再検討する事にしました。

その後、何社か検討する中で印象に残ったのは、ある代理店の方に
「年に1日だけでも保険の事を考えて下さい。ご家族やご自身の事ですから。」と言われた事。
経験に基づいてそれぞれにあわせたプランを提示してくれて、気軽にカスタマイズもしてくれる。そういう代理店さんにお願いするほうが良いと思いました。代理店の選択は、他の何かと兼業ではなく、保険が専門で"保険に詳しい"というのもポイントだと思います。



「顧客第一」や「最高の品質」という看板を掲げるのは簡単です。しかし、判断するのはお客様です。また、本当にお客様にそう感じていただくには不断の努力と誠意が必要だと思います。

はじめはそうではなかったとしても、年齢や社会的な地位が上がって人の気持ちを軽視するようになったり、慣れや慢心で中身が伴わなくなっては何の意味もありません。
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また、顧客には分からないだろうと高を括って煙に巻くようなやり方は、どんな業種でも許されるものではないと思います。


このブログでも書いた事がありますが、私は(社内事情を知っている)自分自身が「依頼したい」と思える映像制作会社を作りたくて起業しました。

また現在は、どのクライアントさんにも「安心・信頼してこの会社に仕事を任せたい」と常に感じていただける事を最大の目標にしています。それは結果として、自社の繁栄にも繋がると思うからです。

色々な意味で考えさせられる出来事でしたが、今回の事を通じて、業界や業種が違っても、会社として目指すべき方向には、そう大きな違いは無いんだなぁと思いました。

うちの会社は映像制作や音響制作のプロとして、技術は最新を追いかけますが、初心はいつまでも忘れずにいようと思います。


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「土佐・龍馬であい博」メイン会場の初日に行ってきました。
さて、なかなか忙しくて書けませんでしたが、1/16から来年2011年1月まで開催されている「土佐・龍馬であい博」のメイン会場(高知市)に出張のお仕事後に行ってみたというネタです。

まず、この「龍馬博」。高知県内の4つの会場で開催されていますが、私が行ってきたのは高知駅前にあるメイン会場です。 右が高知駅で、左が会場です。
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路面電車とJRの電車が両方写るタイミングまで待って撮ったんですが、小さい写真だと見えませんね(笑)。

近づくとこんな感じです。写真ではよく分かりませんが、船がモチーフになっていると思います。
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1/16はちょうど開幕日でした。
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お昼過ぎにテーマ館に入場すると、チケットは447番。(前売り券で入場している人も多いようなので、来場者数はこれよりはるかに多いです)

入場料が500円(当日券)のテーマ館では、大河ドラマ「竜馬伝」関連の展示のほか、龍馬が生きた時代の歴史が坂本龍馬を機軸に書かれた文字解説のパネルが多数ありました。
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ちなみに、有料のテーマ館に入ると、隣接する特設の駐車場が2時間無料になりました。


会場の中心は帆船や海をイメージした作りになっていました。うちの子が一緒に来ていたら喜んだでしょうね。
(帆船の部分は撮影禁止になっていたため写真はありません)

しかし、その他の展示には坂本龍馬ゆかりの品などは無く、ドラマの衣装などのほかは写真と文章のパネル展示が大半です。
(愛用の拳銃とか、同型のモデルガンでも置いとけば良いのに…)

一般向けの展示にしては解説文の量が非常に多く、全てしっかり読もうとすると恐らく数時間コース。事前に幕末史を詳細に予習していればもっと楽しめたかも…とは思いましたが、とにかく読ませる展示です。
私は読書好きで視力も良いほうですが、会場が薄暗いうえに人が多く、展示を読むのは大変でした。
その他、映像で亀山社中の紹介のほか、「大型ハイビジョンシアター」(≒80インチ)では大河ドラマの番宣(ほぼ「プレマップ」のまんま…)が上映されていました。

このテーマ館。端的に表現すると、高校の日本史の授業で使った「図解の資料集」の写真と文章を拡大して展示してあるようなものです。坂本龍馬を中心にまとめられているので、たぶんここでしか見られない歴史年表… だとは思いますが、入場料を取るならば、もうちょっと工夫しないと…。ドラマの番宣「プレマップ」を有料で見せられても…。
模造品でも何でも、ゆかりの品であったり当時の暮らしが分かる品物だったり、ドラマの撮影用セットのごく一部を複製するだけでも良いですから、もう少しは展示として「見せる」という事を意識してほしいですね。

ドラマの権利関係や色々な関連団体との関係もあって簡単ではないとは思いますが、"関連"のコンテンツ会社ではなくて地元が主体になって県立の坂本龍馬記念館などと連携して、展示物の協力(貸出)をしてもらったりはできなかったんでしょうか…。
そもそもイベント自体が"関連"のコンテンツ会社(EP)からの提案で、中身も丸投げなんでしょうか?
ドラマで注目度が上がるのは良いことですが、もっと地元ならではの展示だったら良かったんじゃないかと思います。

と、あんまり言うのも気が引けますが、入場者数や来館者の評価としてじわじわ出てくるでしょうから、来年1月までの間にはテコ入れも考えたほうが良いんじゃないかと思います。お客さんは正直ですからね。

どんなものでも大人の事情ばかりにとらわれて妥協するだけでは面白いものはできません。既存の障壁を交渉や努力、アイデアで打破していかなくては、人を感動させるものは作れないと思います。
(個人の感想です)

ややこしい話はさておき、「龍馬ごっこ」ができるコーナーがありました。
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ここは撮影OKで、衣装も無料で置いてありました。これは面白いですね。


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サテライト会場は高知県内に3ヶ所。高知市からはそれぞれ車で40km、80km、150km。
けっこう遠いので今回はあきらめました。


メイン会場の建物のうち、500㎡が有料のテーマ館、300㎡ほどが観光情報や土産物などを扱う情報発信館(入場無料)になっています。

情報発信館
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珊瑚で作られた龍馬の胸像。珊瑚細工で「現代の名工」に選ばれている高知県の職人さんが1年がかりで製作したそうです。細かい部分もとても丁寧に仕上げてあって、メイン会場で最も見ごたえがある力作でした。


おお、これはなつかしい。 従兄弟の家で読んだ記憶があります。
「お~い竜馬」のパネル。オフィシャルサポートキャラクターになっているそうです。
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土佐・龍馬であい博推進協議会 (C)武田鉄矢・小山ゆう/小学館


会場の外では、テントで店が出ていて、イスとテーブルもありました。
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地元の野島水産さんの「トロかつお飯」がとても美味でした。(昼飯)
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今回の高知土産は、「大トロ焼かつお」(野島水産)と「土佐文旦」(JAとさし)。
前回、帰途のサービスエリアでなんとなく購入したソバが不評だったので、今回はしっかり味見をしてから買いました(笑)。

文旦はとりあえず5玉買って帰ったんですが、思いのほか人気ですぐになくなっちゃいました。
数日後にインターネットで箱買いして、それもなくなりそうな今日この頃です。あんまり美味しい土産を買って帰るのも考えもんですね。。
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話は変わって、大河ドラマの「竜馬伝」は毎回楽しく見ています。
(オンタイムでは見られないことが多いので録画ですが)

何回か前のオープニングで扇風機??が見切れてましたね(笑)。
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(C)NHK

扇風機が見逃されてO.A.に至った原因は分かりませんが、ノンリニアで編集していて、後から不注意に尺調整してしまうと、NGフレームのギリギリまで使っていたカットの頭や尻でこういうことが起こることがありますね。しかし、変更直後にレビューしないはずが無いし、たとえその時に見過ごされたとしても作業が進むうちに発見されるのが常だと思うんですが…。
15フレくらい、はっきり見えたので見た瞬間は噴出しちゃいましたが、もしかすると、これは扇風機ではなくて、この時代にあった別の何かなのかも…。

どれだけ時代考証をしても、その時代の物や人の所作、方言や言葉遣いを完璧に再現することはできないですから、時々こういうサプライズがあっても楽しいかも(笑)。
日本のテレビにも、海外のテレビのようにほのぼのした内容のミスなら時には笑いのネタにしてしまうような余裕が欲しいですね。 でも、変わった演出をする場合は送出に連絡しておかないと…(ネタが古すぎですね)。


しかし、そういえばこのドラマ、セリフに関しては雰囲気やトーンの違うアフレコやプロダクションサウンド(現場録音のセリフ)の部分差し替えがやたら多いんでした。どの回かは忘れましたが、龍馬の声を「別人の声で入れ替えた?」と感じたのが1度あったっけ。

サンプリングリバーブでも使って同じ残響まで毎回作れとは言いませんけど、シーンによってはアフレコが吹き替えの外国ドラマみたいに常にオンマイクでは不自然さが目立ちます。少しのEQ処理でもある程度は自然にできるはずですが、あまり手をかけられないのでしょうか。技術面はいつもの大河と少し違う気がします。
差し替えでもダイナミクスや音質・音量を適切に調整して自然で明瞭に聞こえるようにするのと、ただのオンマイクは同じではないですよね。ポスプロ時の手の加え方がちょっと強引な時もある気がします。
本が面白いだけに、技術や演出の部分でそういうのが多いのはもったいない気がします。

ドラマは楽しんでますけど、技術屋としてはそういう部分も(いつの間にか)気になっちゃいますね(笑)
高知にまた行ってきました。 桂浜と日食。
先月末に引き続き、ロケでまた高知に行ってきました。
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大阪に戻ってからも別件のロケや編集が詰まっていてなかなかブログが書けませんでしたが、2回に分けて先週の高知ネタを書きます。

先月末は瀬戸大橋経由でしたが、今回は大阪から大鳴門橋、徳島道経由で高知入りしました。ところどころ雪が残っていて制限速度が50km/h、気温が0℃だったりしましたが、安全運転でまったり前乗り(前日入り)しました。

冬は天候の関係で道路や交通機関が止まったりすると大変ですから、移動には今回のように出来るだけ余裕を持ちたいですね。

今回もクライアントさんに高知の海の幸をご馳走になってしまいました~。

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マンボウ(左)とスッポン鍋(写真右はスッポンの刺身と卵と肝)です。M社長様、ご馳走様でした~。

マンボウ(茹でてありました)は初めて食べたんですが、鶏肉とイカの中間?のような感じでした。マンボウは私の地元の松島水族館でしか見たことがありませんでしたが、なかなかの美味です。
スッポンは肝と卵は初めて食べました。スッポンの肝は甘みがあるんですね。

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元祖「赤のれん」 2階のおばちゃんが良い感じでした。


翌日、お仕事終了後、時間があったので「桂浜」に行ってきました。

資料映像でも撮っとくか~。てな感じで撮った映像です。

(動画)

(YouTubeのページに飛ぶと大きなHD画面でご覧いただけます)



桂浜の駐車場に戻ってからホテルでもらった観光ガイドを見てみると、近くに坂本龍馬の記念館があるとか。

桂浜から龍馬記念館までは車で数分ですが、到着したのは16:50。
17:00で閉館との事で入場は終了していました…。
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高知県立坂本龍馬記念館

夕日はどうかな~。と駐車場を歩いていると、夕日の見える場所に人が集まっていました。
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見えないのでガンマ上げ~。
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コンデジでもずいぶん階調が残っているもんなんですね。

たまたま観光客が…という感じではなくて、500mm/F8のレフレックスレンズを付けたカメラや太陽観察用のフィルターを持った人たちが周辺にけっこう集まっています。

聞けば、なんと今日は日食があるんだとか! 知らなかった!

というわけで、ロケで使ったカメラと予備カメラの2台で日食の日没を撮影することに。

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しかーし、今回の高知ロケは(比較的狭い場合での)屋内ロケだったのでENGカメラにはショートズーム(広角ズーム)を付けていて、標準レンズや望遠レンズは持参しておらず、おまけに今回の予備カメラは広角ズームの機種…。むむう…。

というわけで太陽にどどーんと寄った「どアップ」の映像はありませんが、ショートズーム最大限の寄り(笑)と広い画で撮ってきました。日没までのタイムラプス映像(早送り)もご覧ください。

(動画)

(YouTubeのページに飛ぶと大きなHD画面でご覧いただけます)

全く予期していなかった日食が見られてとてもラッキーでした。

YouTubeやVimeoでたまに見かけますが、「タイムラプス映像(アンダークランク/微速度撮影)」って面白いですよね。撮影には時間と根気が必要ですが、機会があればテーマを作ってシリーズ化してみたいですね~。


で、大阪に帰るかと思いきや、ホテルでもらったリーフレットで「土佐・龍馬であい博」が翌日(16日、土曜日)開幕と知ったので(移動予備日としてもともとスケジュールを空けていたので)、会社に電話を入れて私費で宿泊予約を1日延ばしていたのでした…。

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龍馬であい博(メイン会場)のレポートは次で。
今宮神社 十日戎
今年も大阪今宮戎神社の十日えびすに行ってきました。
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さて、昨年は今宮戎神社のついでに通天閣とIKEAに行きましたが(笑)、今年は今宮戎神社のついでに大阪城に行ってきました。
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天守閣に登ったのは10年以上ぶり。昔より広くなりました??

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大阪城天守閣から見た通天閣。

なんだか、十日えびすに行くついでに家族で大阪観光するのが定番化しそうです(笑)。
まあ、住んでいるとなかなか地元の観光地には行きませんから、良い機会ですね。


昨日は大阪城の後、ヨドバシ梅田に行ってマルビルで夕飯を食べてから今宮戎神社に向かいました。

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去年より時間が少し遅めだったので、少しは人が少ないかと思いきや、露店の並ぶ通りからすごい人出でした。


こちらの映像で雰囲気をどうぞ。(HDでも見られます)



手持ち撮影(1080,29.97p)したものをPC処理でブレ補正してみました。最近は家庭用のビデオカメラでも手ブレ補正が強力な機種がありますが、PC処理ではそれを上回ってステディカムに近い感じになりました。面白いですね。


景気の先行きは見えにくい状況が続いていますが、誰にとっても良い年になりますように。
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